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今回の選挙で、与党が3分の2以上の議席を確保して大勝したと報道され、絶望的な論調が流布されている。しかし、本当にそうとは思わない。理由は以下の3点だ。
@野党共闘が成功したこと。共産党がこれまでの選挙のあり方を見直したことは大転換である。全国に共産党員及び共産党支持者は多い。今までのように全選挙区に候補書を立てていれば、野党が衰退していたのは明らかだ。民主党と維新の会が合併したことは大したインパクトにならなかったのだから、新党といっても大きく議席を増やすことはありえない。この獲得議席数は妥当であり、共産党も生活の党(無所属系を含め)も議席を減らさず増やすことができた。課題は、野党共闘といっても、国民には見えにくい点である。社民党と生活の党が民進党と合併して、新党と共産党対自民党・公明党の構図を作るべきである。小林節教授は志は分かるが選挙は素人で、かえって票を分散させてしまった。下に根をおろしながらも政権交代を担える党として国民に強くアピールすべきである。
A沖縄選出と福島選出の現職閣僚の2名が落選し、森裕子、船山がこれまで落選してきたが当選したことは大きい。選挙民の強い願いが表れており、国民を無視した与党とマスコミに一撃をくらわした。少数勢力とはいえ、優秀な国会議員がいることには正直安堵する。
B選挙の投票率が54.70%と参議院選挙では過去4番目に低い投票率の中での結果であること。この国の投票率が低いことは今にはじまった問題ではないが、それにしても低すぎた。投票率が低いと与党が有利になることは今までの結果で証明されている。この状況での与党は果たして大勝といえるであろうか。インターネットなどのマスメディアが発達しているなか、3分の2以上の議席があるからといって与党が好き勝手に気に入らない議員を除名などできはしない。公明党は組織票で大勝したがその公明党の支持組織である学会員の中からも与党のあり方に反発をもつ者がでてきている。我々が根強い抵抗をすれば与党といえども好き勝手にはできないであろう。与党に逆風が吹けば、次の参議院選挙及び衆議院選挙は一気に逆転できる。
次の衆議院選挙に向けての課題として、さらなる野党共闘を進め、一大野党として結集することで政権交代を行うことである。そして、新しいリーダーの誕生が必要である。民進党の岡田党首は一人区での野党共闘と維新の会と合併させたことは評価できる。しかし、旧民主党を崩壊させた戦犯の一人であり、何よりも選挙が下手なのは前から証明されてきた人物だ。岡田で勝てないのは分かり切ったこと。選挙の神様といわれた小沢一郎の後継者が必要だ。小沢一郎は74歳という高齢者だ。大事なことは、小沢一郎の後継者が不在なことだ。かつて田中角栄の後継者には小沢一郎がいた。民主党が政権交代を行った時には圧倒的な知名度と財力を持つ鳩山由紀夫や超一級の弁舌で国民から期待された菅直人(今は死んだも同然だが)がいた。朝日新聞の世論調査にもあるように、「野党に魅力がなかったから」が71%に及んでいる。今の野党議員が小粒に見えて盛り上がりにかけるのだ。次の世代が健全であるためにも新しいリーダーを我々は応援して支援しなければならない。その中で、国民的な盛り上がりがあれば政権交代も可能ではないではないか。
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