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“野党共闘”は今回が出発点 民進議員が送った「苦悩と葛藤の日々」〈週刊朝日〉
http://www.asyura2.com/16/senkyo209/msg/432.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 7 月 13 日 09:50:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

             民進党・岡田代表 (c)朝日新聞社
 

“野党共闘”は今回が出発点 民進議員が送った「苦悩と葛藤の日々」〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160712-00000173-sasahi-pol
週刊朝日 2016年7月22日号


 改憲勢力に3分の2の議席を許し、結果だけ見れば今回の参院選は野党連合の大敗である。

 だが、民進党本部で10日深夜から始まった記者会見で、岡田克也代表の口から“敗戦の弁”は出なかった。

「正々堂々と安倍さんが憲法改正を掲げて論戦した結果であれば、われわれの力が足らなかったということだが、安倍さんは争点から逃げてしまった」

「ガチンコで戦って(3分の2を)取られたら敗北したということだろうが、逃げられて結局戦いになっていない。総理は堂々と議論すべきではなかったか」

 不完全燃焼。そのいら立ちが言葉の端々ににじんだ。

 与党側は参院選で憲法改正の争点化を意図的に避け、改憲をめぐる論戦を封じてきた。岡田氏は「争点になっていないのだから、改憲という話にはならないはず」と釘を刺したが、それは当然のことだろう。

 同党の山井和則衆院議員も厳しく批判する。

「安倍さんは国民をだましたのも同然です。作戦は大成功で、国民の信を得たとばかりに改憲へと一直線に突き進むつもりでいます。年金や国民の暮らしの向上などそっちのけで、任期中に本丸の9条改正の発議をしたいのが本音でしょう」

 安倍首相は参院選で「アベノミクスの是非を問う」と強調する一方で、アベノミクスは「道半ば」とも言い続けてきた。きわめて無体な“中間評価”を国民に強いたともいえる。争点が不明瞭だったことが、54.70%という前回参院選に次ぐ戦後4番目の低投票率につながったのか。

 政治アナリストの伊藤惇夫氏が解説する。

「アベノミクスに対する期待感が、まだ少し残っていたということだ。私はこの現象を“かば焼きのにおい論”と呼んでいる。かば焼きの煙を立てられ、おいしいうな丼が食べられると思って待っているが、いつまでたっても食べられない。そのうち、空腹で倒れる人が続出する。今後、アベノミクスへの期待感は次第にしぼんでいくだろう」

 安倍首相の争点隠しの選挙戦略が奏功した形だが、野党側は予想以上に善戦したのではないか。13年参院選では、民主党は17議席しか取れず、全国31の1人区では議席は0に終わった(野党系は2議席)。

 TPP反対を明確に打ち出したことも戦略として妥当だった。農村地帯が多く、地域農協の影響力が強い東北や長野県などで野党系の候補が当選している。

「農協との関係も大きかった。農協にも労組組織があって、地域によっては労組の組合長が農協の専務になっていることもある。そういったところは民進党への理解もある」(民進党議員)

 とはいえ、民進党が安倍政権に対する批判票の受け皿になり切れなかったのも事実。野党協力を推進した法政大法学部の山口二郎教授はこう警戒する。

「野党連合は健闘したが、民進党内でここぞとばかりに『共産党と組んだから票が逃げた』などと野党共闘見直しの声が出てくるおそれがある」

 岡田氏は自らの進退について任期は全うするが、9月の代表選出馬については「白紙」と明言を避けた。世代交代と“ポスト岡田”の動きが今後加速することは避けられないだろう。

 すでに後任には、前回、代表選を争った細野豪志氏や長妻昭氏、人気の高い蓮舫氏らの名が挙がる。民進党議員の一人が懸念する。

「岡田路線を引き継ぐ代わりの人がいないのが問題です。岡田さんは他の野党からも信頼されていますから。新しい人が野党共闘の形を壊すようなことがあると、大変なことになる」

 1人区の香川選挙区で共産党候補を応援する立場になった民進党の小川淳也衆院議員は「苦悩と葛藤の日々だった」と選挙戦を振り返りつつ、こう続けた。

「野党共闘がなかったら壊滅状態だったはずです。党内から共闘を見直せなんて意見が出てくるとすれば、トンチンカンな連中の言うこと。元の木阿弥にしたら、それこそ野合だったと見られるだけだ。共産党委員長の志位(和夫)さんは敵を倒すために兵を挙げるのではなく、逆に兵を引いた。容易にできる決断ではない。民進党も大胆な自己改革が必要だが、共産党にはぜひ党名を変えてほしい。それだけでイメージは大きく変わる。野党共闘は今回の参院選が出発点となるのです」

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏も同様の見方だ。

「野党共闘に当初、民進党は消極的でグズグズしていた。もっと早く決断して、複数区でも共闘できていれば、野党側はもっと議席が伸びていたはずです」

 無定見のまま右往左往すれば、民進党は本当に負け犬になり下がる。争点を隠し続けた与党の“選良”たちの振る舞いを、厳しく注視していく必要があるだろう。

 

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コメント
 
1. 2016年7月13日 10:22:13 : oHAOnj7PnI : 4ApE19A8gHw[26]
政治アナリストの伊藤惇夫氏が解説するって
この人テレビで言ってることとこの記事で言ってることが
まったく違うじゃないか(笑)

クソ野郎だぜ。



2. 2016年7月13日 11:32:00 : Q8ccK8e33w : Hfo3R5VixsQ[21]
共産党との共闘を拒否して、次回の衆院選挙、勝てる民進党候補はほとんどいないだろう。それでも細野、前原、野田元首相についていくならもう党を出て行った方がいい。

3. 2016年7月13日 13:43:20 : 46au376vfM : ZYM7DDGC_rw[748]
労働組合の崩壊が始まる。腐りきった連合は崩壊するでしょう。

社会党の二の舞を演じております。

説をひん曲げた民進党の衰退は、必然だ。

旗を立て直し、小沢さんの方向で行かざるを得なくなるだろう。

消費税増税路線で進んだ、クーデター民主党は、負けたのです。

非正規社員の待遇改善の旗を立て、非正規労働制度の廃止を訴えなさい!

庶民とともに歩く! ”ショウ ザ フラッグ!”

この道しかないのです。


4. 2016年7月13日 16:47:34 : 5syXLWFQTg : 1gUYFpcztug[206]
2さんの言うとおりです。

党名変更、とか、野党共闘とかは戦術問題です。

消費税増税反対は戦略問題です。

あらゆる政策の根本問題です。

経済政策、社会・労働政策、財政政策、税制、年金問題、

貿易を通じて、外交・防衛、産業政策、

財政政策・産業政策を通して原発政策、

とほとんどの政治テーマに通じています。

そして、外交・防衛政策は沖縄問題につながり、

中露との連携強化という、貿易・産業政策にもつながっていきます。

まとめると、官僚主導政策、
欧州左翼も含めたEU路線の破綻を反省した、
政治の転換です。

いまだにこれを戦術レベルの軽い問題だと考えている
馬鹿な評論家・エセエコノミストの言う構造改革原理主義・
財政原理主義を続けたら、日本は壊れてしまいます。

野党共闘は、くれぐれもこうした方向への歪曲は許してはいけません。

もし、そうした方向に行くなら、今度こそ国民から見放されます。

そうなったら、私も見放さざるを得ません。


5. 2016年7月13日 19:16:06 : vW7J2lkXCo : VIWwekXlGP4[207]
小林祥晃氏
「東京選挙区の小川敏夫氏(民進)が田中康夫氏(おおさか維新)を振り切り、当選確実となったと報じられた途端、テレビ画面を見つめていた100人近い三宅さんの支持者から「よかったあー」と歓声と拍手がわき起こった。この瞬間、東京選挙区の6議席が全て埋まり、三宅さんの落選が決まったというのに、だ。」

「では、彼らは何を目指していたのか。」

「低投票率の小さなパイの中で争うのではなく、無関心層の意識を掘り起こし、政治の土俵を広げることに主眼があるのだ。」
http://mainichi.jp/senkyo/articles/20160713/dde/012/010/003000c

実に爽やかなで、大きな目標。
素晴らしい選挙戦ですね。「フェス」という新戦術の発明もよかったです。


6. 2016年7月13日 20:45:55 : q0Lz7Emlg2 : _Rla5CKWmV4[30]
共産と組んだから票が逃げた?まあ共産嫌いもいるが はっきり言って今この時に共産だけで投票しないのは平和ボケだ危機感を本心から感じてない、沖縄を見ろ アメリカ日本政府から長年抑圧や工作をされてさらに新基地建設で強力な不沈空母の島になるのを見に染みて危機感を感じているからくだらんイデオロギ−どころではないのだ だから団結しているのだ


本土の危機は原発と憲法改正だろ

いつまでも平和ボケ、イデオロギ−屁理屈たらたら言ってる時間はないぞ


7. 2016年7月14日 10:04:40 : kM9sBXuxns : Kx_VV5XnPPw[47]
>5

>では、彼らは何を目指していたのか。

目指していたわけではないが生活への比例区効果で青木愛さんの当選が決まった。
1人(三宅洋平)は落ちたが、1人(青木愛)が受かった。無意味ではなかった。

三宅洋平が出なかったら、青木愛の当選はなかっただろうね。


8. 2016年7月14日 19:05:08 : kC1nmPaMVU : 2HO@x5lL2cc[8]
細野も私の中では完全に終わったな。
やむを得まい。何を言うか、のっけから耳を傾けられなくなった議員は辛いぞ。

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