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国民の怒りを代弁する小林候補(2016.7.7筆者撮影)
元記事http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/1905985.html
さっぱり盛り上がらない参院選。しかし、胸のすく主張をする候補者がいないからではない。マスコミが報じないからにすぎない。05年の「郵政選挙」で現都知事候補の女刺客を送り込まれ、臥薪嘗胆(がしんしょうたん)を続ける小林興起元副財務相もその一人。恨み節も交じり反米全開の演説には、思わず快哉(かいさい)を叫ぶ。
「国民怒りの声」から東京選挙区に立候補した小林氏は連日、都内の駅前や商店街を丹念に回っている。7月7日夜、練馬区立旭丘小学校の体育館には市民約300人が集まった。小林氏の母校であり、同級生や後援会の面々が温かく迎える。
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会元副代表の蓮池透さんも応援に駆け付けた。「小林先生は郵政民営化に反対して自民党を追い出されたが、私も家族会を追い出された身。共に対米自立を勝ち取るため、力を合わせていきたい」と励ました。
低い場所でマイクを取った小林候補は、旧通産省を辞めて初めて立候補して敗れた苦い体験や、自民党を追放され一時在籍した旧民主党での理不尽な扱いなどを明かした後、古巣の自民党について語った。
「自民党は非民主的な政党だ。たった1つの法案に反対しただけで、私を追放した。今の自民党はどうか。中学生になれば、憲法を直すには国民投票が必要だと知っている。それを昨年、米国に言われて解釈で改正し、自衛隊を海外に送ろうと決めた。『それをやるなら、憲法を変えなければ』と総理に言った自民党議員がいたか」
小林氏は所属する小政党の苦難を紹介した後、旧民主党の体質もやり玉に挙げる。
「私共は、自民党とも民主党とも、全く意見が違う。日本では政権に入ると、恐ろしいことになる。民主党も米国からの完全な圧力で、政策がころころ変わった。鳩山(由紀夫)さんは沖縄のことも考えようとしたが、ひねりつぶされた。菅(直人)政権はたちまちTPP参加を言い出した。これは郵政民営化と同じこと」
そうして、郵政民営化の本質について解説する。
「民営化は、郵便局の中のお金を自由に使えるようにするためだった。国営・公社なら国民と政治家が監視していて、国会で質問されれば答えなければいけない。民営化すれば、好きに使え、誰が株主になってもいい。米国がどんどん株を買っていて、そのうち全部支配するようになる。民営化してから、アフラックがガン保険を売っているではないか。もうけはすべて米国に行く」
政府による米国債保有問題にも触れた。
「米国債をジャンジャン買わされている。国際収支は100兆円程度の黒字だが、ほとんどが外貨。全部、米国債で持っている。普通の国なら半分くらい金で持つ。東日本大震災のとき民主党は特別所得税(復興税)を導入したが、それを売ればすぐに十分すぎるほど復興に使えた。こんなことは絶対にテレビや新聞は書かないし、政治家も言わない」
小林氏は通産官僚時代、通商交渉で米国と戦ってきた体験を披歴し、「自民党は小泉(純一郎)さんのときから、民主党は菅政権から米国にひれ伏すようになった」と振り返った。
「日本には田中角栄や福田赳夫のように、戦前の魂を持った政治家がいた。占領下にあって悔しい思いもした。しかし、本当に負けたんじゃない、米国に対し、言うべきことは言おう、そういう政治家がいた。今の政治家は、米国に物を言おうなどと、初めから思っていない」
「外人が『いい国』なんて言うのは、観光のときだけ。外交は顔で笑って、相手の国からどうもぎ取るか考えている。すさまじい圧力と抗争の中で、勉強して頑張らなければやられる。私のように。小泉さんのように抵抗する前に従えば、相手の思うつぼではないか。米国に『あれやれ、これやれ』と言われ、『ハイ、ハイ』と日本のお金をどんどん差し出して」
さらに日本経済について、率直な評価を下す。
「国民総生産はもうすぐ米国に追いつくはずだった。今の日本は米国の4分の1。働かない米国人がどうして。みんな日本の金を持っていったから。昨年も総理がドーッともうけましょうと、皆さんの年金を株に入れた。日本の株式市場は日本にあるだけで、全部米国金融資本が管理している。上げ下げは自由で、下がったら買い、上がったら売る。たちまち10兆円消えた。それに対して、おかしいという野党も自民党議員もいない」
財政赤字を連呼して消費増税を促す報道に触れ、「テレビと新聞は見ない方がいい」と促す。筆者のいつもの口癖ではないか。
「大企業は円安で輸出してもうけながら、従業員にも分けないで、株主配当している。それなのに日経新聞などは法人税を下げろと書いている。米国の金融資本家が、皆さんの働いたものを誰にもあげずに米国に送っているのに。日本をだましてガッポガッポもうかって、米国の政治家から見れば、笑いが止まらない」と皮肉った。
小林氏は政府派遣留学したペンシルバニア大学院時代の体験を紹介。「日本なら貧しい家庭に生まれても学校に行けるし、食べる物もある。かけそばだっておいしい。米国の貧しい人たちが食べる所に行ったら、とても食べられなかった。まずくて、油もぎとぎとして。そうしてすさまじい格差社会。折角すばらしい日本が米国のまねをして、正規雇用を非正規にしている。一体、何ですか。みんな仲良くやっていた社会を」と真剣な面持ちで訴えた。
自身の公約の1つ、消費大減税を解説。「3%のときの税収は60兆円で最高額だった。田中角栄が生きていたら、すぐに下げるはず。民主党が3%に下げていたら、政権は続いていた。米国に行ってだまされ、『消費税を上げて法人税を下げろ』と言われたのだろう。自公民の3党合意により、政権が変わっても永久に消費税を上げていき、日本を絶対に成長しない路線が決まった」と批判した。
その上で小林氏は、米軍基地問題に言及。「日米地位協定があるため、米軍基地を日本中の好きな所に置き、米兵が女性にいたずらしても無罪になる。沖縄県民が怒り心頭に発しても。占領軍だから、何でもオーケー。この期に及んでも、自民党と民進党は何も言わない。小林興起が国政に上がったら、第一線で論戦することができる。聞いたことのない意見を、国民誰もが聞くことができる」と支持を呼び掛けた。
小林氏がテレビに出たら、スタジオが凍り付くのは間違いない。新聞は重要な問答を載せないが、国会でのやり取りを隠すのは難しいはず。権力の裏表を見た「手負いのトラ」を国会に送り込んではどうだろうか。
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