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2016年07月09日 「ジャーナリスト同盟」通信
<泉下で反岸信介派も怒りの支援>
昨夜、東京から数少ないジャーナリストが取材の電話をしてきた。例によって、官邸の軍門に下ってしまった新聞テレビの様子を知らせてくれた。戦後日本の平和主義が崩壊するかどうか、改憲のための3分の2が実現してしまうのか、選挙戦最後の日となった7月9日である。あきらめてはならない。昨夜は泉下で反岸信介で知られた稲葉修・宇都宮徳馬さんらが「岸の孫に負けるな」と怒りの声援を送っている夢を見た。「最後の1分1秒まで平和の叫びを止めるな!」と叫んでいる様子が、まだ覚えている。歴史の教訓に反する安倍・自公政権が3分の2?断じてあきらめてはならない。
<「A級戦犯の孫を倒せ」と稲葉修・宇都宮徳馬ら>
稲葉さんと宇都宮さんは、碁仲間で有名だった。前者は中央大学の憲法学者から政界に転じた。中曽根側近の改憲派だった。後者は護憲派の戦闘的リベラリストを任じた。
二人の共通点は、反岸という信念で揺るがなかった。岸は、侵略戦争や植民地支配の受益者である財閥のお抱え官僚(商工官僚)として、活躍したことで有名である。軍需次官・商工大臣を歴任、敗戦でA級戦犯に指定された。真っ黒な戦争犯罪官僚である。
実弟の鉄道官僚の佐藤栄作が占領下の吉田茂内閣の閣僚であったことが、岸の運命を変える。米CIAに命乞い・忠誠を尽くす見返りに、鳩山一郎内閣の後継者となった。米ソ冷戦が幸いしたものだ。CIAは昭和天皇を利用しながら、続いて戦争犯罪者を引き立てて、日本統治をしてゆく。典型的な売国奴である。
今その孫を、財閥と国家神道の復活を目指す神社本庁が立ち上げた「日本会議」が、官邸を掌握して、平和憲法に襲い掛かっている。夢に登場した反岸派の二人が「A級戦犯の孫を倒せ!」と叫ぶのも当然であろう。
<「戦争責任を風化させる」と岸政治に反発>
だいたい夢は目を覚ました瞬間に記憶から消える。それが、今日は不思議と残った。これまで、二人が夢に登場することはない。3分の2議席のことが、原因かもしれない。
二人が碁を打ってるそばで反岸の理由を尋ねたものだ。彼らは「岸が政界で活躍すると、戦争責任が風化してしまう。これは断じてよくないことだよ」と答えたものである。大いに納得したものだ。
<中曽根康弘を救った改憲教授>
筆者と稲葉さんは、大学の先輩と後輩である。9条についてよく論争をした。こと9条について、中央大学に足を向けて手にした唯一最大の成果である。ほかのことは覚えていないが、9条は誰が何と言おうが、日本の宝・世界の宝である。いずれ各国・国連も9条を受け入れる時が来るだろう。9条無くして、世界に真の平和は訪れない。稲葉・改憲論に真っ向から反撃したものだ。
傍らで夫人や娘たちがニコニコしながら聞いている。昼飯時に飛び込むと、鎌倉の自宅で作って持ち込んだ弁当を、家族団らんで食べている。筆者もその仲間に入ったこともある。妻や息子を連れて、渓谷にアユを釣りに行ったりした。東京湾に釣り糸を垂らしたことも、今は懐かしい思い出となっている。政治を息子にバトンタッチすると、今度は娘が事務所をやりくりしていた。彼女はどうしているか。
稲葉さんが永田町の主役になったのは、三木内閣の法務大臣の時である。ワシントンがぶち込んできたロッキード・スキャンダルの処理だった。実際は軍用機事件の児玉誉士夫・中曽根が本命であった。しかし、彼は、中曽根を助けて田中角栄元首相を退治するという綱渡りの「法治」を、憲法学者として処理する役割を課されたことになる。さぞや複雑な思いであったろう。
この時、本丸の軍用機利権に舵を切っていれば、中曽根の政権はなかった。中曽根くらい悪運のつよい政治屋は、過去にいない。いま98歳だ。谷口雅春の生長の家や国家神道の復活を目指す神社本庁との関係からの改憲論であるため、稲葉改憲論と異なっていた。晩年の稲葉さんは中曽根と縁を切ったようだ。岸―中曽根の関係を知ったからではないだろうか。
<実兄は「岸に近付くな」と厳命>
東京帝国大学の国粋主義学者というと、確か高杉慎吉といった。稲葉さんの実兄と岸は、この門下生となった。七生会という怪しげな会員ともなった。実兄は長州閥の岸の友人として、つぶさに岸の動向を知る立場にあった。
実兄は政治を稲葉さんに後継する場面で、一つだけ厳命した。それは「岸に絶対に近付くな」であった。おそらく実兄は、岸の正体を知ってしまったのであろう。知られざる岸の正体とは?このことは稲葉事務所の秘書が語ってくれたものだ。
<旧満州ではアヘン栽培?>
戦前の天皇制国家主義の日本は、悪いこともなんでも欧米をまねた。それは大英帝国のアヘン戦争のことも。岸が旧満州でアヘン栽培と、それによる利権で莫大な財産を作ったことは、一部で知られている。
彼が役割を終えて、日本に戻るときの岸の財産は、船の荷物を見聞した人の証言でもわかっている。財閥に負けず劣らず、財を蓄えることに抜きんでていた。「政治とカネ」は、舛添や甘利だけではない。
<「心臓もアメリカで麻薬」と山口選出の古参秘書が明かす>
政界の七不思議の一つに、麻薬や覚せい剤など、薬物についての発言が飛び出すことはない。
中野四郎の秘書を長く務めた中原義正が、数年前に語ってくれた以外、永田町でこれをほとんど聞かない。「やくざ・覚せい剤・強姦」は、追及している「木更津レイプ殺人事件」で判明したことだが、政界関係者による薬物話は、中原証言が最初で最後だった。
戦後処理の一つが麻薬問題だった。これの摘発に中野が奔走したという。本人からその秘話を聞いていた中原の証言である。麻薬は金のなる木なのだ。CIAもこれに手を出しているという噂を聞いたことがある。
そういえば、麻薬という言葉は、ずいぶんと昔の話だが、安倍晋太郎のライバル事務所の古参秘書が「心臓はアメリカで麻薬を覚えてしまった」と語っていた。心臓君に限らないだろう。留学生の多くは、旅先で薬の洗礼を受ける。今は不明だが、中国でも黒人留学生が薬を使っていた。
いったんはまると逃げられない。それが麻薬である。覚せい剤はやくざ・ホステス・芸能人・スポーツ選手の専売特許のように言われているが、政界や官界も、むろんのこと財界人も汚染されているだろう。国会での異様発言から、その異常性を専門家は察知している。はっきり言おう。日本は麻薬天国・レイプ天国ではないだろうか。莫大な量の薬物の密輸と、放任されているやくざと無数の歓楽街から、容易に推認できるだろう。
一度、国会議員の尿検査をするといいかもしれない。福岡県警本部長を法務大臣か首相にすればいい。正義の亀井静香さんは、なんというか。日本の美人は、安全に生きられない日本である。こんな時に3分の2の改憲勢力を、心臓君に与えていいわけがない。泉下の怒りを、胸で受け止められる日本人でありたい。
<最後の最後まで投票を呼びかけよう!>
710決戦に投票しない日本人がいっぱいいる。民主主義が定着していない日本である。
確かに、以前は投票する政党・候補者がいなくて、苦労する場面がしばしばあった。しかし、今回は違う。日本は大変な事態に追い込まれている。戦前の国家神道・祭政一致の「日本会議」と創価学会が、平和憲法に襲い掛かっている。そこでの3分の2がどういうことなのか、考えなくてもわかるだろう。
日本は戦後最大の危機を迎えていることがおわかりだろう。
本ブログの数千人読者にお願いしたい。最後の最後まであきらめず、友人知人に投票を呼び掛けてもらいたい。そして、7月10日に、共に3分の2阻止を喜び合いたいものである。日本とアジアの平和のために!
2016年7月9日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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