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2016年07月07日
筆者は拙ブログ7月3日付「都知事選候補者選択の攻防 ”鉄火場の女”小池で決まりか?」というコラムを書いた。東京都にお住まいでない方には興味のない話かもしれないが、我慢して読んでいただきた。まあ、一都民として、参院選も気になるが、親安倍か反安倍も、「緊急事態条項で改憲で日本を乗っ取る」の流れとしては、一枚岩であることが求められるだけに、“反安倍”と云う意味で、≪”鉄火場の女”小池で決まりか?≫の見出しを使った。
しかし、昨日の小池単独会見で、小池百合子が俄然断然、都知事選の有力候補になったわけだ。その結論は間違いではなかったが、有力になった政治背景が大分違ってきた。その点で、先ずは、小生の小池百合子で決まりの政治姿勢推測に誤りがあった事を素直に認めておく。どのように間違ったかと云うと、“小池―小泉・細川―小沢―岡田”と云う流れを想定したのである。その理由は、小池百合子が安倍自民党政権で冷遇されており、多くの点で、日常的に安倍内閣の政策に不満を抱いている情報があったからだ。その情報を起点に、なぜ、小池が、あんなに強気なのかを類推した。
その結果、上述のようなウルトラ人脈が作動するのではないかと、拡張解釈してみたのだが、どうもミスジャッジの按配になってきた。小池の昨日の質疑応答を聞いていたら、安倍内閣への日常的不満が一言も聞かれず、すべての政策に“ウィ!”と云うニアンスで話していた点だ。筆者は、偶然テレビを観ていたので、“あれっ!”話が逆さまになったと呆然と、クレオパトラお化けのような厚化粧の小池の顔を見つめていた。一時、愕然としたわけだが、一時間後には、“あぁそう云うことか”と納得した。少なくとも、小生の立場では、小池百合子は反対陣営の都知事候補になってしまったのか、という結論に達した。
都政に向き合う姿勢が、悉く“安倍官邸寄り”になっていたことだ。つまり、毒饅頭を食べたとか云うことではなく、官邸が、“小池百合子抱き込み”に成功したのではないかと読むに至った。この流れで行くと、増田寛也の立候補は潰されるだろう。小池百合子が“無所属・自民公明推薦”になる可能性は、かなり高くなった。何故、官邸は自民都連の意向を無視してでも、小池支持に回ったのかだが、“増田で200万票は獲得不可”と云う調査結果が出たのだろう。たしかに、経歴を見れば、増田は小池以上だが、知名度が低すぎる。増田擁立でも、小池が降りなければ、共倒れは必須。なら、確実な小池に乗るのは当然。うっかり、小泉側との気脈が不整脈を起こしている今の内に抱き込もうと云うことのようだ。
その意味で、増田寛也氏は、邪魔以外の何者でもなくなる可能性が高くなっただろう。自民都連や増田寛也が困っても、安倍官邸は困らないわけだし、時折、森喜郎オリンピック組織委員会長と時々ぶつかる程度は大目に見よう。安倍自身も、森喜郎の顔のデカさにはホトホト厭になっているので、丁度いい塩梅くらいに考えたかもしれない。上述のような思惑や経緯があったと云う確実な証拠があるわけではないが、以上のような経緯を推量しないと、小池の徹底的強気姿勢は納得しがたい。
野党連合にとっては、相当に厄介な事態になっている。民進党内で“ネオコン長島昭久衆議院議員”などと、昼行燈のような話が出ているようだが、一矢報いるどころか、恥の上塗りに近い惨敗を喫するだろう。おそらく、長島などを出したら、宇都宮健児の方も俄然その気になって動きだす。そして、東京都の流れから行くと、宇都宮の方の票が多い。しかし、小池には足元にも及ばない結果になるだろう。小池250万票、宇都宮100万票、長島60万票と、一目瞭然の結果が見えている。民進党は、真面目に政治をしていないように見えるのは、小生だけなのか?
自公推薦のある小池百合子に勝てる候補は、久米宏クラスの候補擁立が喫緊だ。久米宏と日常的に気脈を通じている民進党政治家などいないだろうから、ほぼ期待できない。久米宏であれば、250万票対200万票で勝てそうだが、宇都宮健児には降りて貰わないと、やはり、小池に軍配が上がりそうだ。まあ、期待は、増田寛也も今さら名誉のために引くに引けないと自民都連推薦で立候補し、自民党官邸が、どちらの陣営にも関与しない場合、宇都宮健児だけなら、三つ巴のいい勝負だ。しかし、お邪魔が目的で、自民補完隠れネオコン長島が出馬すれば、もう小池百合子のものだろう。日刊ゲンダイが石田純一の名を出したようだが、小生、好感は持っているし、投票するが、彼では200万票獲得は絶望的。
≪ 小池氏、都知事選に立候補表明 自民の推薦得られずとも
14日告示の東京都知事選に出馬の意向を示していた小池百合子衆院議員=衆院東京10区=が6日、都内で記者会見を開き、自民党からの推薦がなくても立候補すると表明した。自民都連は元総務相の増田寛也氏を擁立する方向で調整を進めており、「保守分裂選挙」となる可能性が高まった。
「このままでは推薦が得られない。不本意ながら、パラシュートなしで(崖の下に飛び降りる覚悟で)の立候補となります」
小池氏は会見で、こう決意を明かした。5日に都連の石原伸晃会長に会い、推薦を依頼。10日投開票の参院選後に結論を出すとした都連の対応について、「政策論争を封じることになる。そもそも準備ができない」と批判。党の推薦を得られなくとも、「むしろしがらみのない都民の目線で戦える」と述べた。 そのうえで、実現したい施策に「(都議会の)冒頭解散」「利権追及チーム」「舛添問題の第三者委員会設置」の3項目をあげた。
特に、増田氏の擁立を目指す都議会自民党や都連への対決姿勢をあらわにした。都議らが中核となる都連は、了承を得ずに出馬表明をした小池氏に反発している。小池氏は「都議会と都民の分裂がある。特に東京の都連はブラックボックスのようだ」と改革の必要性を強調。都議会の解散は、議会が知事に対する不信任決議案を提出し、可決されることが前提と説明した。
都政については、舛添要一前知事が策定した「長期ビジョン」を高く評価し、「継承したい」と述べた。先月29日の会見では、東京五輪・パラリンピックへの影響を避けるため、都知事の任期を3年半にすると宣言。具体的な手法を問われ、「公職選挙法に詳しい方に問い合わせ、精査している」とした。
小池氏は一方で、都連への推薦依頼を取り下げたり、離党したりする意思はないと明言。参院選の自民候補の応援は、これまで通り続けるという。
小池氏の会見を受けて、石原氏は6日夜、自民党の谷垣禎一幹事長と対応を協議。その後、報道陣に、10日夜に都連所属の国会議員による会議を開いて経緯を説明し、11日以降に小池氏から都政に関する考えなどを聞くことになったと説明した。
一方、民進党都連が候補者として調整している長島昭久衆院議員は6日、報道陣の取材に、都議会民進からの出馬要請について「光栄だ。声を重く受けとめて真剣に考えないといけない」と述べ、立候補に前向きな考えを示した。参院選後に結論を出すという。
2014年の都知事選で次点だった宇都宮健児・元日本弁護士連合会会長は同日、立候補について報道陣に、「政策や(選挙活動の)態勢の準備は整いつつある。支援の輪がどれだけ広がっているのか見極めて判断したい」と話した。 ≫(朝日新聞デジタル)
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