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2016年07月07日 「ジャーナリスト同盟」通信
<快刀乱麻の威力ある公約>
7月6日の小池百合子が都知事選出馬と公約を発表した。不勉強な記者がどう受け止めたかは知らないが、なかなか凄みのある適切な内容である。いうところの「小池の3本の矢」である。伏魔殿・東京の利権にメスを入れる、というものである。彼女のブレーンは、彼女に快刀乱麻の剣を持たせている。フィリピンの新大統領の公約に似ている。ダッカ人質殺害事件は、安倍の「十字軍入り」宣言と関係している。それを指摘しない岡田ら野党4党をあざけるような、都民の潜在的不満を率直に引き出した公約だ。小池に対抗できる人物は現れそうにもない。岡田は官僚的な発言を止めて、小池を見習って、国民・無党派の心を揺さぶる素朴な庶民の言葉にこだわれ、といいたい。国会デモの熱気に圧倒された戦争法NOの時の、怒りの絶叫を取り戻すのである。
<小池3本の矢は、都議会解散・舛添追及委員会・利権追及チーム>
それにしても痛快な公約である。彼女には有能なブレーンがついている。少なくとも国家神道の宗教右翼ではない。都民の怒りを公約に掲げている。そんな感じがする。
石原・猪瀬・舛添という3人の都知事の下で、高給を懐に入れて、利権陳情に徹していた都議会を解散するというのである。腐敗・利権追及の公約を掲げる小池チームが、真っ先に当選することになろう。名古屋の河村市長のことも参考にしているのかもしれない。
東京都の財政は、韓国に相当するものだ。石原家が3人もの公人を輩出した、利権の元凶と見られている。いまさら仇敵・田中角栄を誉めて外堀を埋めたと思った石原家に対して、鉄槌が下るかもしれない。実に、面白い展開である。これぞ政治である。文春報道など蹴散らしてしまうだろう。
<利権追及は石原・森ら徳洲会・五輪・銀行・築地などなど>
東京都の腐敗は深い。とても深い。安倍や菅が蓋をしてしまった徳洲会疑獄のことである。安心しきっていた安倍の尻にも火が付くことになろう。何よりも真っ先に石原・石原家の利権が暴かれる?
五輪利権は石原と森である。いずれも安倍後見人である。原発放射能の嘘と並行して繰り広げられたIOC委員買収事件は、全世界・全国民が注目している。銀行を立ち上げて、その後につぶした石原銀行事件にも、都民は怒っている。築地移転もそうである。
これら事件に手をつけようとしなかった警視庁にも、メスを入れるかもしれない。腐敗は捜査当局にも及んでいる。場合によっては検察にも手を出すかもしれない。舛添問題は小さいかもしれないが、追及委員会を立ち上げる以上、刑事事件になるのであろう。舛添も首を洗って待つしかない。
<最後はやくざ暴力団退治か>
日本最大の恥部は、先進民主主義を吹聴しながら、その実、やくざ暴力団によるレイプ文化と覚せい剤など麻薬が、東京を制圧している。日本の女性は安全に生きられない社会である。
小池を含めて、美人が安全に生きることは不可能な社会である。組織的犯罪の牙城にもメスを入れるに違いない。そのための警視庁人事が注目される。福岡県警からの、勇気ある正義の警察官の引き抜きも想定されるだろう。
<岡田・志位・吉田・小沢よ、小池公約に学んで 安倍・自公3分の2を阻止せよ!>
悪辣な安倍・自公の憲法違反政策に対して、審議拒否さえもしなかった野党である。甘利の首も打ち取れなかった。これからも同じなのか、と問い詰めるような小池公約である。お分かりかな。そんなに難しいことではない。
今は国民の怒りを、民衆の言葉で、強く繰り返すしかない。彼女に学べば、3分の2阻止に成功するかもしれない。上品な官僚用語を国民は理解しない。立憲主義のわかる国民は少数派である。大学の教壇に立てばわかる。9条についても同様である。
小池とは一度、東京湾に浮かぶ防衛省の船上で名刺交換したことがある。独身の美人女性を永田町のオオカミは放っておかない。「人生いろいろ」だが、彼女は政治家として最後の勝負に出たものだろう。有意義な政治家人生を創造しようというのだ。「私は父のように騙されない」との思いも感じる。不正腐敗を退治することで、都民・日本人を覚醒させようとしている、そんな印象を公約から受け取れる。
<創価学会の宗教法人認可にも影響?>
創価学会は宗教法人を都から認可されている。小池にすり寄るだろう、それとも別の道を選ぶのか?
なかなかきわどい選択だ。小池に勝てる候補者がいるのかどうか。彼女の公約に勝る公約を打ち出せる候補者がいるのかどうか。残念ながらいない!それにしても、政治と宗教の問題は悩ましい。一番は政治から手を洗えばいい。極右の手先のような創価学会を、牧口・戸田・池田の3代会長はどう見ているのか。「裏切り者を許さないッ」という地獄からの、戦争遺児の声も聞こえてくる!
信濃町の苦悩は消えそうもない。
小池3本の矢の波紋はまことに巨大である。小池公約は石原・森だけでなく、信濃町・官邸を揺さぶっている。しかし、これほど威力のある公約を見たのは、初めてである。今日は七夕、72年7月7日に田中内閣が発足した日である。
2016年7月7日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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