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7.10参院選「激戦区ルポ」 【山形】農家がTPPに反発…野党の舟山康江が一歩リード
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/185124
2016年7月6日 日刊ゲンダイ 文字お越し
舟山康江(上)と月野薫(C)日刊ゲンダイ
【山形(改選数1)】
▲▲月野 薫 61 自新
△△舟山 康江50 (無)元
参院選が告示された6月22日、午前10時。山形県北部の大蔵村(人口約4000人)に、自民党最強の「人寄せパンダ」小泉進次郎がメディアを引き連れて現れた。
軽トラックの荷台に乗った進次郎は、棚田をバックに「山は月山、選挙は月野」と、自民党公認の月野薫を紹介。「後ろに広がる棚田を誰が一体守るのですか」と、農業問題を語りはじめた。
「進次郎は公示前の6月14日にも山形に入っています。いかに自民党が重点区と考えているか分かります。実際、野党候補と大接戦になっている。進次郎が県内最小の大蔵村を選んだのは『農村を大切にしている』という印象を与えるためでしょう。山形県の農家は、断固反対だった公約を破ってTPPを推進している自民党にカンカンになっている。少しでも反発を和らげたいという狙いは明らかです」(メディア関係者)
農業県の山形選挙区の大きな争点はTPPだ。3年前の参院選では、地元農協(農政連)が自民党候補への推薦を拒否。TPP反対の野党候補、舟山康江参院議員(当時)を支援し、“山形の乱”と報じられた。今回、自民党が担いだ月野は、地元の元JA全農山形副本部長だ。
人気者の進次郎の演説には、約200人が集まり、聴衆は携帯で撮影。TPPについては、「不安を持っている農家も多いと思います。対策はしっかりとやります。だけど、TPPがなければ、農業は大丈夫だったのか。農業の課題はなくなるのか。私は違うと思う」と、最後まで自民党の公約違反については触れなかった。
「14日に進次郎は農家との意見交換会にも臨んだが、弁は立っても中身はなかった。『説明不足』『現場を知らない農林部会長』と不満を抱く農家もいたそうです」(農業関係者)
一方、野党統一候補の舟山康江。6月23日に行われた出陣式は、選対総括責任者であるJA山形中央会前会長の今田正夫が「今度こそ舟山」と支持を訴えると、大きな拍手が湧き起こった。
「私は農家ですから舟山さんと一緒に断固TPP反対で戦ってきました。ところが、安倍総理はいきなりTPP参加を表明した。ここで反対の意見を述べていかないと、大変なことになる」
農水官僚出身の舟山が参院議員になったのは07年。民主党政権時代は農林政務官に就き、TPP反対を貫いてきた。ところが、自民党が「舟山は民主党政権時代に政務官としてTPPを推進してきた」とネガティブキャンペーンを開始。舟山陣営は「TPP反対を貫き、旧民主党を離党することにもなった」と抗議文を提出した。
選挙戦は、現時点では舟山がわずかにリードしている。
「知名度のない自民の月野に対し、舟山は4回目の選挙とあって名前は浸透している。でも、政権を握っている自民党は企業団体を締め上げ、最後の3日間で追い上げてくる。3年前もそうでした」(県政関係者)
自民党陣営の街宣には「会社から言われて参加した」と話す作業着姿の建設業者が動員されていた。
「月野さんは県内の高速道路などインフラ整備を訴えている。公共事業が増えるのはもちろん歓迎」(建設業者)
昔ながらの自民党のやり方が効果を発揮するのか。
(ジャーナリスト・横田一)
<予想の見方>
○当選圏内、△拮抗でやや優勢、▲拮抗でやや劣勢。左は政治評論家・野上忠興氏、右は政治ジャーナリスト・泉宏氏の予想。政党名や(無)は野党統一候補
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