http://www.asyura2.com/16/senkyo209/msg/109.html
Tweet |
株式会社明治安田生活福祉研究所が2016年3月に行った独身男女の結婚に関する調査によれば、「結婚したい」独身男女は、20代男性は3年前の67.1%から38.7%に、女性は82.2%から59.0%になり、3年前から約25%減っている。
また、30代男性は3年前の52.9%から40.3%に、女性は60.3%から45.7%になり、約13%減っている。
結婚できない理由は、男性では「家族を養うほどの収入がない」が最多であった。若者が困窮しており将来の見通しがつかず、結婚できないというのは異常な社会である。
安倍総理は、アベノミクスにより大企業や金持ちの所得が増えれば、その所得がトリクルダウンして低所得者もその恩恵を受けると言ってアベノミクスを4年近く続けてきた。しかし、この調査から明らかなように、20代30代の男女が、「家族を養うほどの収入が」なく、結婚できない状況である。結婚する男女が激減する状況で出生率を上げるなど不可能である。そればかりでなく、多くの若者が結婚することにより、多くの需要が生まれ、消費拡大による景気向上の機会も生まれるが、現状ではそれも期待できずに、じり貧となる状況である。
安倍政権になってから、貧富の格差は拡大し、子供の貧困も増加している。更にエンゲル係数が増加し、保育園問題にも見られるように子供を産み育てることの困難さも増している。奨学金と言う借金を背負って社会人となる学生も増加している。国民生活、特に若者の生活の困難さを解決できず、若者の未来を破壊しているアベノミクスは、失敗であることが明らかである。安倍政権に代り政策転換のできる政権が必要である。
経済政策については、原発に代わる再生可能エネルギー開発、それによる新産業の振興、荒廃した国土の復興や農林水産業の再生、地方地場産業の育成、観光産業などの経済活動の在り方、正社員雇用の拡大や非正規雇用の在り方など国民の働き方、などについて国民的議論を行う必要がある。また、税制については、所得税累進課税の税率や区分(1984年には最高税率は70%で15区分であったが、2015年では最高税率は45%で7区分である)、法人税、租税回避の問題、株の譲渡益や配当金への課税、為替差益への課税などを見直し、公平な税負担の在り方を検討すべきである。
安倍政権による強きを助け弱きをくじくような政策を転換しないと、国民や国の発展はない。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK209掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。