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2016年7月 6日 くろねこの短語
「参院選で前向きな勢力が3分の2を得られようと得られまいと、(衆参の)憲法審査会で特定の条項を探す努力は始める」(高村自民党副総裁)。これが自民党だ。選挙後に「騙された」じゃすみませんよ。
不摂生による体調不良にもかかわらず、お見舞いコメントをいただき、ありがとうございます。なんともお恥ずかしい限りですが、今後ともよろしくお願いします。
というけで、投票を4日後に控えたこのタイミングで、新聞・TVは議席獲得予想とやらを見計らったかのように発表している。競馬の予想じゃあるまいし、○×▲なんてつけられた候補者もたまったもんじゃないだろうが、その結果とやらは各紙・各局とも横並びで、「改憲勢力3分の2の可能性」と見出しを打ちつつ、「ただし、40%以上が投票先を未定と答えており、今後情勢が変わる可能性がある」って含みをもたせている。「晴れのち曇りところにより雨」なんていうなんでもありの天気予報じゃあるまいし、こんなのは有権者を惑わすだけだろうに、ホント、好きだよねえ、世論調査(=操作)ってやつが。
40%以上が態度未定なら、それこそが見出しになるんじゃないのか。それが「改憲勢力3分の2」ってうたっておいて、本文でこそっと「態度未定は40%以上」って結果責任をとらずにすむようにエクスキューズするってのは、正しいジャーナリズムのあり方ではありません。そもそも、選挙の獲得議席予測を禁止している国だってあるわけで、こうした報道によるアナウンス効果やバンドワゴン効果ってのをメディアは自覚しなきゃいけない。
ああそれなのに、今朝の東京新聞だってフロントページを「改憲4党3分の2の可能性」って大見出しで飾ってるんだから、何をかいわんやなのだ。
・参院選終盤情勢 改憲4党で3分の2の可能性 投票先未定なお4割
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016070690070735.html
それにしても、不思議なのは、どの新聞も「改憲勢力」って文言を使ってるんだよね。これって、「争点は改憲」だからこその文言だと思うんだけど、その割には東京新聞以外で参議院選挙と「改憲」をダイレクトにからめて論評している新聞は見ませんけどね。それともなにかい、ペテン総理の争点隠しを後からつつかれないように、新聞は「改憲」にスポット当ててたよ、それに気づかない有権者が阿呆なのさ、というアリバイ作りしてるってことか。
しかし、メディアも協力しての争点隠しをやったところで、どんなに上手に隠れても黄色いあんよが見えてるよ、って歌もあるように、なんとまあ腐ったオニギリ顔の高村君が、「参議院選で前向きな勢力が三分の二を得られようと得られまいと(衆参の)憲法審査会で特定の条項を探す努力を始める」と改憲について満々の意慾をBS番組で強調したそうだ。
・緊急事態条項・合区解消が選択肢=改憲論議、秋の臨時国会で−高村自民副総裁
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016070500828&g=pol
これって、もはや「改憲」が大前提で選挙してるって言ってるようなもんだろう。「三分の二を得られようと得られまいと」とまで言及しているから、選挙後は経済なんかそっちのけで具体的に「改憲」に動きだすのは間違いない。特定秘密保護法、安保法制=戦争法とまたく同じ「聞いてないよ〜」ってことになるわけだ。
ペテン総理はことあるごとに、「改憲は党是。だから、争点にはならない」って口にする。それをメディアが取り上げると、「改憲は争点ではない」ってことになるんだね。でも、この言葉っの真意ってのは、「争点にはならない」ではなくて「改憲は党是。だから・・・」というところにある。つまり、「改憲は自民党の党是なんだから、自民党に投票したってことは改憲を認めたことと同じ。だから、あえて争点にする必要はない」ってことだ。
「自民党にはもれなく改憲が付いてくる」。これこそが、ペテン総理が言いたいことなんであって、腐ったオニギリ顔の高村君の発言はそうした意を汲んでのものなのだ。
安倍政権下の改憲について、20代の33.8%が賛成しているそうで、これは各年代の中でも突出した数字なんだとか。ホントにそれでいいのか・・・投票までわずか4日。果たして、この国の一般大衆労働者諸君は、この国の未来にどんな答えをだすのだろう。
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