共産党の藤野保史政策委員長が２６日に出演したＮＨＫ番組で、防衛費について「人を殺すための予算」と発言したことについて、藤野氏は番組終了後、発言を「不適切」として取り消すコメントを出した。

　藤野氏は番組で、防衛費が初めて５兆円を超えた平成２８年度予算を念頭に「人を殺すための予算でなく、人を支えて育てる予算を優先させていくべきだ」と述べた。

　これに対し、自民党の稲田朋美政調会長は「言い過ぎだ。（防衛費は）日本を守るためだ」と反論し、公明党の石田祝稔政調会長らが発言を撤回するよう勧めたが、藤野氏が番組中に応じることはなかった。

　藤野氏はコメントで、「発言は、安保法制＝戦争法と一体に海外派兵用の武器・装備が拡大していることを念頭においたものでしたが、テレビでの発言そのものはそうした限定をつけずに述べており、不適切であり、取り消します」と釈明した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160626-00000537-san-pol

　赤旗の記事は、藤野氏が与野党の政策責任者とともに出演したＮＨＫ番組で、アベノミクスの失敗の追及や憲法改正反対の主張を展開したことなどを紹介した。その記事に続く形で「ＮＨＫ番組での発言について藤野政策委員長がコメント」との見出しを掲げ、藤野氏が番組後に発言を「不適切」と認めて取り消したことを淡々と伝えた。

　一方、赤旗は２７日付で「自衛隊論“一番まとも”」との見出しを付けた別の記事も掲載した。

　「自衛隊は違憲だが、活用する」との共産党の主張に対する疑問について、共産党側がツイッターで「自衛隊をなくすには国民合意が必要。その合意ができるまで、違憲状態の矛盾を引き受けるということです」などと説明していることを紹介。このやり取りを見たユーザーが「共産党が一番まともな事を言ってる」と評価していることを好意的に伝えた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160627-00000538-san-pol

　公明党の斉藤鉄夫選対委員長は２７日午前、神奈川県鎌倉市内で演説し、共産党の藤野保史政策委員長が２６日のＮＨＫ番組で防衛費を「人を殺すための予算」と発言したことに触れた上で、共産党が自衛隊を憲法違反と認めながら、当面は存続させる考えを示していることを批判した。

　斉藤氏は「（共産党の主張は）矛盾だ。憲法違反と言うなら、廃止すべきだ。今の憲法をないがしろにしているのは共産党の方だ」と訴えた。

　また共産党が「戦争法」と表現している安全保障関連法についても「戦争法などではない。公明党が議論に入って専守防衛、憲法９条の枠内にしっかり収めた。戦争防止法だ」と強調した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160627-00000532-san-pol

そもそも、戦争屋・金融屋・世界支配層・国家役人というのは非常に詐欺的かつ冷酷。

古今東西、「彼ら」は、自分達の既得権を守るためなら平気でウソをつき戦争という手段を用いてきた。
（国民には「国を守る為だ」と言いながら。）

ナチスをまねて下位法で上位法を覆し、立憲主義を壊した安倍政治などはその典型例だろう。

もちろん、「彼ら」が「守る」と主張する「国家」は、国民から搾取する装置である「役人国家」のこと。
「彼ら」からすれば国民なんて戦争で使い捨てる駒でしかない。

　自民党は　詐欺集団で　人殺しと同じ組織
　
　甘利を放置する与党政権は　税金詐欺政党ではないか

　共産党批判する前に　自民党は自己批判でもしたら

安保法案成立に合わせて立てられた予定は、
アフリカのスーダンに居る米軍への駆け付け護衛【だけ】なのだから、
安保法案成立に合わせて組まれた予算は、
アフリカのスーダンに行ってスーダンの住民を殺すための予算だろう。
「人殺し予算」そのものじゃないか！

アフリカのスーダンに居る米軍への駆け付け護衛をやるということは、
アフリカのスーダンの住民を殺すということだろう！　違うのか？

アメリカ政府が
「米国の領土に住んでいる人達の命を自衛隊が守っても、
　日本の領土に住んでいる人達の命を米軍は守ってやらない。
　米軍に守ってもらいたければ、
　アフリカのスーダンの住民を殺すのに協力しろ！それが条件だ！」
と要求しているから、
「アメリカ政府の要求を呑んでアフリカのスーダンの住民を殺すことが、日本の国防だ！」
と言えなくもないが、それは、集団的自衛権ではない！
あくまで、
日本の領土に住んでいる人達の命を米軍に守ってもらうための条件は、
アメリカ政府から要求された、アメリカの自衛と一切関係のない人殺しです。
米国の領土に住んでいる人達の命を脅かしてもいない、第三国の住民を殺す、駆け付け護衛は、
アメリカの自衛と一切関係ないだろう。

日本共産党が支持したベトコンだって、ソ連や中国から支援された武器で人を殺し、米兵に限らず、敵は容赦なくテロったでしょ。政権よりの村長を暗殺することなんて普通にやってだじゃない。

人民を小馬鹿にして、あんまり単純なことを言いすぎると、シッぺ返しをくらうぞ、共産党（笑）

いま言っちゃいけない。この発言をしっかり理解できる人が
マジョリティーだったら、いまの状況は起こってない。

ただでさえ、マスコミは失点探しを狙ってるんだから、敵地に
いって、これではダメだ。極右のトンでも発言はスルーか、
炎上してもなあなあですぐ鎮火されてるでしょ？

「今の状況を起こすのはどういう人間が投票してるからか」
これを考えないとダメ。

そもそも、勝ってもサボタージュされたらどうなるかわからない
ほどヤバい勝負。負けたら即座に終わり。ここまで来てしまったら、
結局は、上っ面の結果がすべて。

だから究極的には，藤野は正しいことを言っている。

藤野が発言を撤回したのは，防衛のためのものと他国を侵略するためのものを区別せずに発言してしまったことだろう。特に安保法制成立後は，他国での自衛隊の活動範囲が広がるのだから。
だが究極的には防衛といえども人を殺す。そもそも戦争など発生しない，国際的な仕組みを作るという理想に向かって進むこと。それを言いたかったのだろうが，その途中の過程を説明しなかったことだけが藤野の落ち度と言えば落ち度だね。

　民進党の前原誠司元外相は２７日、ＮＨＫ番組で防衛費を「人を殺すための予算」と発言した共産党の藤野保史政策委員長を強く批判した。埼玉県行田市内で記者団に「自衛隊は専守防衛を行うために極めて重要な役割を果たしている。極めて悪質でひどい発言だ」と不快感を示した。

　前原氏は災害時における自衛隊の献身的な役割にも言及した上で、「身を賭してやってくれている隊員に対して極めて失礼で無礼だ」とも強調した。民進党は参院選の１人区で共産党と共闘しているが、“身内”からも批判が出た形だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160627-00000539-san-pol

　共産党の志位和夫委員長は２７日、同党の藤野保史政策委員長が２６日のＮＨＫ番組で防衛費を「人を殺すための予算」と発言したことに関し、「海外での戦争のための装備などを念頭に言ったが、そういう前提なしに発言した。私たちも、あの発言は不適切だと考える」と説明した。藤野氏を口頭で注意したことも明らかにしたが、謝罪の言葉はなかった。

　また、「（藤野氏）本人がきちんと（発言を）取り消した。私からも注意し、これで解決したと思っている」とも述べ、これ以上言及する必要はないとの考えを示した。埼玉県川口市内で記者団の取材に答えた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160627-00000563-san-pol

　一度共産党から総理大臣を出したいですね。そして、「今まで言ってきたことは全部嘘でした」と言ってもらいたい。そうすれば、人のいい支持者たちも騙されていたことに気付き、赤旗は売れなくなり、共産党は泡沫政党になり、やがては消滅します。

　昔の日本社会党つまり今の社民党がそうでした。かつて国会の議席の三分の一以上を占めた社民党は、今、消滅寸前です。そのきっかけは、村山富市氏が総理大臣になったことでした。

　共産党の幹部はそれをよく知っているから、絶対に政権を取らないでしょうね。野党第二党がぎりぎりのところで、それ以上になると危険水域という認識でしょう。

　政権を取らず、野党第二党〜第四党くらいの位置で、永遠に庶民の味方の振りをし続けていれば、嘘はばれないし、幹部の老後は保証されるしね。

　共産党は、永遠の体制派です。反体制の振りをしながら、実は体制に寄生して小さな特権を維持し続けているんです。

　嘘だと言うなら、民主党（今の民進党）みたいに、破滅覚悟で、一度でもいいから総理大臣を出してみろ。

知人たちは、gataro師を恩師と仰ぐ連中たち多いですが、事前連絡してて

「社民党か鳩山由紀夫ちゃんの推薦する団体に投票したいのですが」との

義理人情のセカイを守った報告を上げたトコロ

「ああいいぜ、キミたちに対する共産党の理不尽な仕打ち知ってるから

　やむを得ないな」と即断でお答え下さって感涙したそうです。

前回２０１４年の総選挙の時もそうで、小選挙区・比例とも

東京維新にする許可を求めたら一発でＯＫの返事をもらえたそうです。

上（志位さん）が間違ってたって言わないとこの人も訂正出来ないのかねえ。
本音はそうだとしても、選挙前だってことを理解しないと。
こういう発言を厳しく律せない共産党が政権とっちゃうと、防衛戦争でも武器をもったら
相手を殺しちゃうから素手で軍隊に立ち向かえって自衛隊に強要しそうで恐がられるよ。

いくら解体したいほど嫌いな組織でも、自衛隊だって日本人であり国民だよ。

自衛隊は　人を殺しません　

絶対に血を流しません

と言えよ

　「自衛隊はアメリカのためには人を殺さないし自分も殺されない。アメリカ軍は日本のために人を殺し自分も殺されてくれ、これが日米安保じゃないか」って言うんですか。

その上、米兵が日本で犯罪を犯したら、日本の法律で裁かせろって言うんですか。それじゃあ、米兵は日本の奴隷みたいなもの、トランプさんでなくても、そんな不公平な条約はやめちまえと言うのではないでしょうか。

しかし安保法制によって自衛隊は違憲になった。

日本が攻められてもいないのに海外に出て行って人を殺せば、それは専守防衛ではなく、憲法違反の人殺しでしかない。殺されても犬死にでしかない。日本国民はそれを自衛隊の本分とは認めない。

自民党が自衛隊をそういう地位にした。
自民党は自衛隊をアメリカに差し出したのだ。

日米安保を破棄して米軍を日本から撤退させ、真の独立国になって、防衛力を高めて専守防衛に徹するべきである。

むろん、敵に回してもっとも恐ろしい国はアメリカだから、いきなりは不可能だろうし、無理にやればまた焼け野原にされるおそれもある。

しかし将来はそういう方向に進むことを考えるべきである。
中露米の間で自主独立をかちとるべきである。

「いまやどの国も自国だけでは国を守れない」
などという話はウソ八百の作り話でしかない。

いまの自称右翼はみんなアメリカにへつらっている。
多摩散人のいっていることもまた、ヘリクツにすぎない。

＞専守防衛は合憲だ。

　専守防衛の戦争はしてもいいと、憲法のどこに書いてあるんですか。９条には「戦争は放棄する」と書いてありますよ。

＞専守防衛で人を殺しても「人殺し」ではない。

　戦争で人を殺しても、刑法上の殺人罪には当たらないという意見ですね。私も賛成です。

＞日本が攻められてもいないのに海外に出て行って人を殺せば、それは専守防衛ではなく、憲法違反の人殺しでしかない。殺されても犬死にでしかない。日本国民はそれを自衛隊の本分とは認めない。

　アメリカが攻められてもいないのに日本に出て行って日本の防衛のために人を殺したり自分が殺されたりすのはアメリカ軍の義務だが、日本が攻められてもいないのに海外に出て行ってアメリカに協力して人を殺したり自分が殺されたりするのは自衛隊（日本軍）の本分とは認めないという意味ですね。

　それじゃあ、アメリカから見れば、米兵は日本の奴隷みたいなもの、トランプさんでなくても、そんな不公平な条約はやめちまえと言うのではないでしょうか。

アメリカはそんなことはしない。アメリカ議会が承認しない。
アメリカは尖閣などで中国と戦争なんかしない。

中国と戦争したいなら自力でやるしかない。
しかし相手は広大で１３億の民がいる。
１３億対１億だから先に滅ぶのは日本だ。
だから戦争をしない外交が必要なのだ。

＞それじゃあ、アメリカから見れば、米兵は日本の奴隷みたいなもの、トランプさんでなくても、そんな不公平な条約はやめちまえと言うのではないでしょうか。

同じことを２度言わなくてよい。
アメリカが日本を守っている、など幻想にすぎない。

専守防衛の自衛力さえ持っていれば、誰も日本に攻めてくることなどない。
今の世界で、いったいどこの軍隊が、タイやベトナムやカンボジアやインドネシアに攻め込むというのか。日本も同じ。

あり得ない想定でせっせと軍事同盟に励むのは愚の骨頂。

日米安保はアメリカの金儲けのためにある。
だから、アメリカが自分から安保破棄して出ていってくれるなら、それでいい。
渡りに船だ。トランプ歓迎だ。中露米の間で自立するチャンスだ。

多摩散人は何を心配をしているのか？

　同じことを二度質問します。あなたが答えないからです。

＞専守防衛の戦争はしてもいいと、憲法のどこに書いてあるんですか。９条には「戦争は放棄する」と書いてありますよ。（２７　多摩散人）

　あなたは、防衛戦争は戦争じゃないとでも言うんですか。

＞アメリカが日本を守っている、など幻想にすぎない。

　そうとも言えない。アメリカはそれなりに頼りになる。戦後70年間、日本が無事だったのは、日米安保があったという要素も大きい。

＞専守防衛の自衛力さえ持っていれば、誰も日本に攻めてくることなどない。

　専守防衛の戦争は、いわば本土決戦、勝ち目はまったくありません。侵略国が侵略を一休みして日本の国境の外で休憩したり、武器を補充したり、侵略国の本土からミサイルで攻撃して来たら、どうする。侵略国を攻撃しなければ防衛は成り立ちません。専守防衛を成り立たせるためには、攻撃能力が必要なんです。防衛力・攻撃力を両方備えて、初めて自主防衛が成り立ちます。

　これからの日本は日米同盟堅持、自主防衛力の強化の二つをバランスよく二股掛けて、いつ安保がなくなっても対応できるようにしておく必要がある。

　専守防衛だろうと攻撃能力だろうと、９条違反は明らか。あなたも９条破りを提案しているんだから、その点は次善の策として賛成です。

　最善の策は９条の廃止ですがね。　

そして、危機に際して、その時々に自然発生的な義勇軍の結成を待つより、あらかじめ統率された自衛軍を持つことは合理的であるし抑止力にもなる。自衛隊はその意味において合憲であり、その意味においてのみ合憲である。

憲法９条は次のように規定している。

日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

条文を読めば、領土内での専守防衛の自衛戦が、「戦争放棄」の対象から注意深く除外されていることが分かる。これはマッカーサー原案を日本の議会がわざわざ修正したものである。ここまでちゃんと書いてあるのに、「自衛戦争をしてよいなどとどこに書いてある」「書いてないから自衛戦争も憲法違反だ」などと言う者は文盲でしかない。

また、世界中に出かけて「国権を発動して銃弾をぶっぱなす」ことが、憲法違反であることも明白だ。これを合憲だという者もまた文盲でしかない。

日米安保によって日本の平和が保たれたというのは、冷戦時にはそういう面もあった。だから日本国民は日米安保を支持してきた。しかし冷戦は終わった。いまどき、敵の攻撃基地をたたかなければ自国の防衛はできないなど、妄想でしかない。ベトナムもカンボジアもビルマもフィリピンもインドネシアも、敵の基地をたたこうなどとはしていない。自分の国境を警備するだけだ。それでよいのだ。ライオンでなくハリネズミで十分なのだ。

＞最善の策は９条の廃止ですがね。

これをやると、日本人はバカだからまた戦争を始める。どこかのバカが、敵の基地を攻撃しなければ自国の防衛はできないなどとしたり顔で言い出し、進軍ラッパで攻めて行って、最後に世界中から袋だたきにされる。明治以来、日本の指導層はバカだから憲法で縛っておかないと危ないのだ。憲法９条が日本の平和を守ってきたとはその意味だ。日本が９条を捨てたら、その３０年後に日本はもう１回焼け野原になる。

＞自衛隊はその意味において合憲であり、

　憲法には書いてないが合憲だというのは論理が通らない。憲法には認められていないがあなたは自衛隊の存在を肯定し、自衛隊による自衛戦争も肯定するというなら私も賛成。私に言わせれば９条違反だが認めるということ。私とあなたは自衛戦争を肯定すると言う意味では意見が同じなので、それでいいと思う。

　しかし、日本の領土・領海・領空から敵を追い払っても、敵がその一歩外に留まって休憩したり武器の補充をしたりして次の侵略攻撃の準備をしているのを自衛隊は攻撃してはいけないのか。あなたの言い方なら、「その意味において合憲」ではないのか。もし領土の外の敵は絶対に攻撃しないという方針をとれば、敵はそれを利用して、都合の良いときは領土の中、都合が悪くなれば領土の１キロ外に出てあかんべーをする作戦を遂行できる。また、敵国の領土内からミサイルを発射して日本の領土内を攻撃してくるとき、そのミサイル基地を攻撃するのも「その意味において合憲」ではないのか。

　領土内で迎え討ちの戦いしかしてはいけないとなれば、ものすごい金がかかり、ものすごい数の人命が失われるだろうということは明らかだ。敵の根拠地を攻撃できないのだから。

　私に言わせれば、９条を破っても領土外で休憩している敵を攻撃するべきだ。そもそも９条には「戦争を放棄する」なんて書いてあるのが実に馬鹿げたことなのだ。

　今回はここまで。

　「９条には防衛戦争もしてはいけないとは書いてないのだから、防衛戦争をしてもいいのは当たり前だ」と言うなら、９条には防衛のための敵地攻撃もしてはいけないとは書いてないのだから、防衛のための敵地攻撃をしてもいいのは当たり前だ」という理屈も成り立つ。だって、適地を攻撃しなければ防衛戦争なんて成り立たないからだ。

　本当は全部ウソ、つまり間違った９条解釈、解釈改憲、９条破りなんだ。なぜなら９条には「戦争を放棄する」と書いてあるからだ。それは、どんな戦争も放棄するという意味に決まっている。

　「国際紛争を解決する手段としては」放棄すると書いてあるから自衛戦争は放棄していないと言う変な理屈をいう人がいる。外国が日本に武力侵略をしてきたら、国際紛争に決まっているじゃないか。例えば中国が尖閣を武力で奪おうとしたら、それは国際紛争だ。国際紛争ではないなら、何なのですか。それは国内紛争だとでも言うんですか。

　だから、９条を破って専守防衛の戦争をしてもいいなら、９条を破って適地を攻撃する戦争だってしてもよいという理屈になる。

　護憲派がどんな戦争でも９条は認めているという嘘をつくなら、次善の策として私はそれを否定しない。

　最善の策は９条の廃止ですがね。

話は簡単だ。

もうじきシン・ゴジラという映画が始まる。

ゴジラが襲来してきたら、警察でも自衛隊でも、何でも繰り出して戦ってよい。戦うべきだ。それは国権の発動たる戦争ではない。だから憲法と関係ない。

北朝鮮でも韓国でも中国でもアメリカでも、日本に攻めてきたら戦っていいし、戦うべきだ。それはゴジラと戦うのと同じで、国際紛争ではない。宣戦布告も不要だ。現憲法はそういう専守防衛戦を慎重に「戦争」から除外している。

しかし現憲法は、南洋のゴジラの巣をつぶしに行くことは、明確に禁じている。

巣をつぶした方が安上がりだとか、そうしたら勝てるとか、作戦的にはあるだろうが、それは国権の発動たる戦争になるから、憲法はそれを禁じている。つまり日本国民は日本政府に対して、巣をつぶしに行くのはダメ、と言っている。そこに明確な一線があるのだ。巣をつぶしに行きたければ憲法を変えるしかない。

尖閣の話は、尖閣防衛のために中国と戦争をするのはバカげているが、法理として現憲法はそれを禁じてはいない。一応は日本の領土ということになっているからだ。それは国際紛争ではなく、ゴジラの襲来と同じだ。

ただし議論は変わるが、尖閣は日本領ではない。
国際裁判になれば、おそらく、「尖閣は日本領」という判決は得られない。

そもそも琉球自体が日本領ではない。明治政府が首里城を軍事占領して琉球王を東京にラチし、琉球王国を日本に併呑した。それはまったく琉球人の意思ではなく、薩長の暴挙だった。

ポツダム宣言は、琉球を日本の固有の領土とは認めていない。
台湾や朝鮮と同じく、日本の帝国主義的膨張の結果だとしている。
日本は、台湾や朝鮮と同じように、琉球を琉球人に返すべきだ。

尖閣をなぜ、中国名で釣魚台というのか。

琉球と尖閣との間には琉球海溝があって、そこを黒潮の急流が流れているので、琉球の小舟は尖閣にはなかなか行けない。行きも帰りも思いっきり台湾方向に舟を進めなければならないので航行距離は実距離の数倍になり、何日もかかる。そこまでして取るような魚もいない。しかし台湾や福建省の漁師は、大陸棚だから簡単に小舟で行って帰れる。つまり、古来、琉球漁民が尖閣に行ったことなどなく、尖閣は中国漁民が日常的に魚をとっていた島なのだ。だから釣魚台だ。

それを、日清戦争で清国海軍が壊滅した時に、明治政府がコソコソと閣議決定で日本領にした。しかもそのことを国際的に（清国にさえ）公表しなかった。

このように、琉球は日本ではないし、尖閣はその琉球でさえない。
だから尖閣はまったくもって、日本のものではない。

＞北朝鮮でも韓国でも中国でもアメリカでも、日本に攻めてきたら戦っていいし、戦うべきだ。それはゴジラと戦うのと同じで、国際紛争ではない。宣戦布告も不要だ。

　本物のゴジラと戦うのは確かに国際紛争ではないが、侵略国と日本が戦うのは国際紛争です。ゴジラ退治じゃありません。外国の侵略と戦うのは自衛戦争、つまり戦争です。国際法の適用対象にもなります。ゴジラ退治には毒ガスなどを使ってもよいが、自衛戦争には使えません。９条には「戦争は放棄する」と書いてあります。つまり自衛戦争も禁止しているのです。にも拘らず自衛戦争はしてもよいのだというあなたの意見は、理由は違うが私の意見と同じです。

　「防衛戦争はゴジラ退治と同じだ」という最初の比喩がめちゃめちゃなので、これ以上議論してもまともな議論は成立しそうもないので、止めた方がよいと思います。

　前言にも拘らずゴジラ退治の比喩で議論を続ければ、南洋のゴジラの巣をつぶさないかぎり、防衛戦争は成り立たないということです。

＞巣をつぶしに行きたければ憲法を変えるしかない。

　それなら、あなたはなぜ改憲を主張しないのですか。それと、防衛戦争では９条を破ってもいいと言っているのに、敵地（南方のゴジラの巣）攻撃では９条を破ってはいかんと言うのですか。