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ようやく辞表提出 “史上サイテー知事”が辞めた後を分析(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/803.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 6 月 15 日 20:40:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 



ようやく辞表提出 “史上サイテー知事”が辞めた後を分析
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/183620
2016年6月15日 日刊ゲンダイ 文字お越し



15日午前、登庁した舛添都知事(C)日刊ゲンダイ

ファーストクラスや別荘通いを黙認していた都庁の金銭感覚

 涙を流して、9月までの延命を懇願したというが、万事休すだ。東京都の舛添要一知事(67)のクビが確定した。舛添は15日午前、都議会の川井重勇議長に辞職願を提出した。舛添が都知事の職を追われることになったが、問題は辞めた後だ。次の都知事選、都民は毎度の人気投票にせず、真剣に向き合わないと、再び同じ過ちを犯すことになりかねない。

 ファーストクラスを利用して海外の最高級ホテルのスイートルームに宿泊する「豪華海外出張」、公用車を使った湯河原温泉の別荘通い、政治資金による家族旅行と美術品購入……。次から次へと疑惑が浮上し、詳しい説明を求める都議の追及にはマトモに答えない。今回の問題であらためて分かったのは、舛添の政治家としての資質はもちろん、人間としても失格だということだ。

 知事の椅子から引きずり降ろされるのは当然だが、サイテー知事が辞めても、これでメデタシとはいかない。忘れてならないのは、いずれの疑惑も週刊誌が騒がなければ都庁内で“当たり前”のこととして黙認され、見過ごされていた可能性が高いことだ。

 実際、5000万円もの血税が投じられた昨年10〜11月の舛添の「パリ・ロンドン出張」の問題を週刊誌が報じた当初、都外務部は本紙の取材に対してノラリクラリ。幹部職員がビジネスクラスに乗るなど「大名旅行」のおこぼれにあずかりながら、「何が悪いのか」と言わんばかりの対応だった。

 舛添のスイートルーム宿泊が条例に反していることに、都の担当者はとっくに気付いていたはずだし、公用車の別荘通いにしても、本来はもっと早く指摘されるべき問題だ。要するに都庁組織、職員にとって、舛添の「公金タカリ」なんてフツーなのだろう。この都庁の異常な金銭感覚、“伏魔殿体質”こそが大問題なのだ。

 都政に詳しいジャーナリストの鈴木哲夫氏はこう指摘する。

「都の予算は一般、特別会計合わせて13兆円。スウェーデンの国家予算に匹敵するほど税収に恵まれた自治体です。他の自治体が緊縮財政に励む中、そんな心配もいらない。だから予算の使い方に無頓着になる。ここにメスを入れない限り、根本的な問題は解決しない。都議会も舛添知事のクビを取って終わり、というのではなく、今こそ都政、予算の在り方を見直すべきです」

 トップの首をすげ替えても、都庁の“腐った”体質が変わらない限り、また同じ不祥事が繰り返されるだけだ。


舛添以上の“巨悪”は甘利前大臣(C)日刊ゲンダイ

唐突に引導を渡した自公に舛添批判の資格なし

「舛添降ろし」に当初は消極姿勢だった都議会自民、公明の両党。13日の総務委員会の集中審議で突然、舛添批判に転じ、議会閉会直前の最後の最後になってようやく不信任決議案の提出を決めた。「辞職」をごねる舛添に、俺たちが引導を渡した――みたいな展開になっているが、チャンチャラおかしい。

「なぜ舛添さんを支援するか。一つは、決断と実行力をもってできるのは舛添氏しかいない」「母親の介護をした舛添氏。厚生労働大臣にしたのは私です」

 2014年2月の都知事選。応援演説で、誰よりも力いっぱい舛添を応援していたのは安倍首相だ。それが醜聞発覚以降はダンマリを決め込んで知らんぷり。自民都連が重い腰を上げたのは、安倍が舛添支援の責任を感じたワケじゃない。批判の矛先が舛添与党の自公に向かい、参院選への悪影響が見過ごせないレベルにまでなってきたからだ。自民党本部への抗議はもちろんのこと、自民の公式ツイッターにも舛添批判が殺到している。

 公明党の山口那津男代表だって「わが党としては不信任案を出す方向」なんて威張っているが、山口もまた知事選で舛添を絶賛していた。つまり、安倍も山口もそろって、エラソーに舛添を批判する資格なんてないのだ。

「前回の都知事選で舛添知事を担いだ自公は、知事のクビを切ったからオシマイではありません。次は担いだことに対する責任について、都民にきちんと謝罪するべきですよ。それなのに既に公認候補探しに躍起になっている。こんなことをしているから不祥事が続くのです」(鈴木哲夫氏=前出)

 舛添も自公もしょせんは同じ穴のムジナなのである。


自公も同罪だ(C)日刊ゲンダイ

舛添のセコさに驚いちゃいけない 国会議員のゲスぶり

 確かに舛添のセコさには呆れるしかない。しかし、国会議員はもっとヒドい。そのゲスっぷりは、舛添が可愛く思えるほどで、思わず目を覆いたくなる。

 例えば、“ゲス不倫”で議員辞職した宮崎謙介前衆院議員に、未成年男性買春疑惑が報じられた武藤貴也衆院議員。「巫女さんのくせに」と女性蔑視発言を放った大西英男衆院議員、JA関係者をぶん殴った山田俊男参院議員と、枚挙にいとまがない。

 中でも究極のゲスは、“口利きワイロ”疑惑で揺れる甘利明前大臣だ。1月28日の辞任会見では、第三者委による調査を早期に報告すると約束したが、いまだになし。今月6日には急に記者会見を開き、調査報告を棚に上げシレッと「政治活動を再開する」と言ってのけたのだから、開いた口が塞がらない。国民をなめ切っている証左だろう。高千穂大准教授の五野井郁夫氏はこう言う。

「特に今の自民党議員について言えることですが、政権与党の国会議員は何をやっても許されると思っているのでしょう。都合が悪くなると、メディアに圧力をかけ、報道を“封殺”する。特に甘利さんの疑惑については、問題視された金額もケタ違いに大きい。都市再生機構(UR)と企業の間の正常な取引をねじ曲げた可能性もあり、舛添さんのケチな問題とは比較にならないほどの“巨悪”です。舛添さんが針のムシロ状態で、ホッとしている国会議員もいるはずです」

 “舛添のふり見て”ではないが、自らのゲスっぷりを省みる国会議員がどれだけいるだろうか。

■ドタバタ辞任劇と都知事選は今後の国政にどんな影響を与えるのか

 舛添と自公が最後まで醜態をさらした末の辞任と都知事選。今回のドタバタ劇は今後の国政に大きく影を落とすことになるだろう。

「都政の停滞どころか、無理筋の選挙というハチャメチャなことになってしまった。これは当然、国政にも影響してきます。こういう事態を招いた自公政権には製造者責任がある。少なくとも、参院選への影響は必至です。そもそも、自分たちが推薦して、全面バックアップで舛添知事を誕生させておいて、自分たちで不信任案を提出して引きずり降ろすなんて、筋が通りません」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)

 自民党は、宮崎謙介前衆院議員のゲス不倫辞職に伴う補選に候補を擁立できなかったが、今回だって本来なら、舛添の後任候補を立てられるような立場ではないはずだ。

「東京五輪もあるし、知事の椅子を野党に渡すわけにはいきません。とにかく、舛添の次も絶対に勝ちにいかなければならない。なりふり構っていられません」(自民党都連関係者)

 だが、都知事選に勝つため、なりふり構わなかった自公政権の節操のなさが、今回の騒動の発端といえる。自民党は10年に舛添を除名した。それでも「勝てる候補なら誰でもいい」と、14年の都知事選に担ぎ出した。そういうフザけた自公政権に対する有権者の不信も高まっている。

 舛添の辞任劇が、安倍政権にとってアリの一穴になる可能性もある。

■自公の候補を勝たせたら最悪事態が待っている

 ポスト舛添で、これまで通り自公が担ぐ候補者に勝たせたら、都民は痛い目に遭う。安倍政権と自公が血道を上げる20年東京五輪が都政のメーン事業となり、怪しい利権に血税がジャブジャブつぎ込まれていくのは間違いない。

 既に五輪の大会運営費は、昨年11月の五輪組織委の試算で、当初見込みの3013億円から、6倍の1兆8000億円にまで膨れ上がる見通しだ。加えて、組織委の森喜朗会長は「最終的に2兆円を超すことになるかもしれない」と言い、舛添も「3兆円は必要だろう」と言っていた。自公推薦の都知事が誕生すれば、この流れが引き継がれることになるのだ。

 今回の舛添問題の陰に隠れてしまった感はあるが、招致をめぐる2.3億円のウラ金疑惑も依然くすぶっている。新国立競技場やエンブレムも含め、東京五輪は薄汚さの巣窟なのだが、自公の知事が続けばこうした問題は不問にされる。

「そもそも五輪招致は自民党や日本体育協会会長だった森元首相らの“不純な”動機から生まれたものです。1964年の東京五輪で整備した代々木周辺の競技施設が老朽化しているため、『五輪』を旗印にすれば大規模改修を予算化できる。周辺の再開発で自民党議員は利権を得られる。そんな思惑だったのです」(ジャーナリスト・横田一氏)

 だから自公は何が何でも、次も自分たちの息のかかった都知事にしたい。そして、当選すれば新知事は自公に恩を着せられ、言われるがまま。五輪費用はどんどん膨らんでいくのだ。

「舛添知事に対する都民の不満は、公私混同問題だけでなく、期待に応えていないこともあるでしょう。『コンパクト五輪』のはずが、どんどんハードの費用が膨らみ、それに対してどれだけ抵抗したのか。結果として五輪費用は拡大しているのですから、まともに仕事をしていなかったことになります。税金を食い物にしながら、やるべきことをやらずに公金を私物化。そうした怒りもあると思います」(横田一氏=前出)

 5年で4回目の都知事選になるが、自公候補を落とさなければ、都政は変わらない。猪瀬や舛添と同じことを繰り返し、税金のムダになるだけだ。都民はそれを肝に銘じるべきだ。


 

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コメント
 
1. めんたいこ[87] gt@C8YK9gqKCsQ 2016年6月15日 21:07:45 : hnbhwOc7Zw : YlhOlbqFgk4[1]

>5年で4回目の都知事選になるが、自公候補を落とさなければ、都政は変わらない。猪瀬や舛添と同じことを繰り返し、税金のムダになるだけだ。都民はそれを肝に銘じるべきだ。

お〜い、極悪主犯格の石原チン太郎が抜けてるぞぉ〜。都民はバカばかりで
砂胆程度の持ち合わせも無い。チン太郎から数えて足掛け何年になるかのう。
今だにマス添えに至るまで都民の程度が知れるわ。
テメエらの脳リキ以上の首長は選べないし居ないだろ。分相応だわ。
他の道府県に迷惑は掛けないでくで。次回はアホ、バカ、ゴロツキ、詐欺師
は選ぶなよ。わぁったか?とうけふ土民!


2. 2016年6月16日 01:57:00 : 46au376vfM : ZYM7DDGC_rw[555]
宇都宮でいいだろう。

野党は、これで行きなさい。


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