http://www.asyura2.com/16/senkyo207/msg/487.html
Tweet |
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52139739.html
2016年06月09日 「ジャーナリスト同盟」通信
<神社本庁・創価学会に対抗>
多かれ少なかれ、戦争には人間の心を変質させる宗教が、中心的役割を果たすものだ。対抗する平和の宗教は、悪しき権力の弾圧の対象にされる。戦前の軍国主義は、大日本帝国憲法と教育勅語が大きな役割を果たしたが、これらと並行して国家神道が、日本人の精神を戦争人間へと変質させていた。いま国家神道を引きずる神社本庁と、あらたに創価学会が加わっての、平和憲法を破壊する改憲3分の2議席確保策略選挙に対して、これに深刻な危機感を抱いた本来の、平和を求めてやまない平和の宗教団体が、戦争法反対の国民運動を大々的に開始した。
<戦争法廃止を訴える全国運動を開始>
神社本庁が立ち上げた極右団体・日本会議は、会員を政界から地方議会・財界へと拡大、平和憲法破壊運動を展開して、世論を二分化させて混乱と混迷をもたらせている。ワイマール体制を崩壊させたナチスを連想させる安倍内閣の手段と行動力に、歴史の教訓を学んでいる識者はいち早く察知しているが、まだ一般人の認識は甘く低い。
日本会議に関する報道は、確かフランスの新聞が先行したと記憶している。新聞テレビも、恐怖の極右団体の報道に二の足を踏んできた。朝日新聞が特集記事を組んだのも、まだ最近のことである。
日本会議本の出版も、そうである。むろん、真相に程遠いようであるが、それでも驚愕する日本人は少なく無い。これとても1億2000万人のごく一部である。それでも、安倍の心臓をえぐる内容である。
凡人にはまだわかっていないが、この極右団体・神社本庁の配下となってしまった日本最大の資金力と組織力を誇っている創価学会の存在である。筆者が政治的存在としての創価学会を、深刻に注目する理由である。
創価学会の活用をいち早く目を付けた日本会議と財閥である。公明党のいい加減すぎる対応分析でも、それが見えてくる。むろん、同じ宗教団体であれば、いまの創価学会が、かつてのそれとは真逆になってしまい、戦争体制構築に狂奔している様子を確認できる。これに危機感を抱いて当然のことであろう。
幸い、体調を崩した池田大作氏に代わって、彼の薫陶を受けたまともな信仰者が「おかしい」と立ち上がったことである。池田路線と真逆の公明党創価学会に対して、池田親衛隊が決起している。
<戦争遺児の叫びが池田親衛隊に届く!>
池田氏の体調不良を悪用して、公明党を特定秘密保護法と戦争法強行に駆り立てた犯人は、間違いなく国交大臣の餌に満足した太田昭宏である。腐敗権力に創価学会公明党をそっくり提供した、名聞名利にたけた太田を、筆者の知る限り、一番早く指摘してくれたのが、無念にもやくざハマナによる「木更津レイプ殺人事件」によって、非業の死(2014・4・28)を遂げた戦争遺児である。
池田親衛隊は、彼女の怒りの告発を継承している、とみたい。
創価学会はパナマ文書でも、その資金力は立証されている。これは黒い金ではないだろう。信者の浄財のはずだ。日本の新聞テレビに、その豊富な資金が垂れ流されて、彼らの言論の自由を封じてしまっている。結果と実績によって、創価学会が国粋主義者の悲願とする、3分の2議席確保戦略の主役を演じていることが理解できるだろう。
平和を喧伝しながら戦争体制に突っ込む創価学会という、この恐ろしい事態を、既に過去2回の総選挙で目撃させられてきた他の仏教団体などの宗教者は、じっとしていられなくなって当然だろう。平和の宗教者も3分の2阻止に行動を始めた、これまた政治的意義は大きい。
<5・31築地本願寺アピール>
さる5月31日、東京の築地本願寺で平和を追求してやまない宗教団体の指導者らが、戦争法廃止と憲法改悪阻止のアピールをして注目させた。
「戦争法」廃止・憲法改悪阻止を目指す宗教者・信者全国集会が、それである。300人ほどの宗教指導者が結集した。
<戦争法に賛成した議員に投票しない運動を開始!>
「日本の宗教界は、言葉を失うほどの恥ずべき歴史を生きてきた。私たち宗教者は、過去の戦時下において、為政者が掲げる正義を称賛して、人間の愚かさに目覚めさせる宗教的使命をかなぐり捨て、いのち奪われた人々の戸惑いを、国策に従うことに振り向け、人々を沈黙させてきた」
「今こそ一人の戦死者が生まれる前に、その人間の愚かさを超えて、怒り悲しむ声をもって、人々の沈黙を破らんと思う」
<沈黙は犯罪である!>
アピールは「戦争法に賛成した議員に投票しない」ことを呼びかける運動を、一人一人の宗教的活動の現場から、全国に広げていくと結んでいる。
勇気ある宗教者の決起を高く評価したい。財閥の軍門に下る大馬鹿労組団体には、情けなくて声も出ないが、平和の信仰者の決起はうれしい。
2016年6月9日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK207掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。