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蒸し返される20年前の“醜聞” 外務省新次官の消したい過去
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/182773
2016年6月4日 日刊ゲンダイ
過去に問題あり(杉山晋輔審議官)/(C)AP
外務省のトップ人事が波紋を広げている。斎木昭隆事務次官(63=76年入省)の後釜とされる杉山晋輔審議官(63=77年入省)のことだ。
早大法学部中退で、初の私大出身者。伊勢志摩サミットやG7外相会合の政治・外交分野の事務責任者を務め、ケリー米国務長官の原爆慰霊碑献花を演出し、オバマ米大統領の広島訪問につなげたという。“高い交渉能力”を評価されたというのだが、実は醜聞まみれの人物でもある。
元レバノン大使の天木直人氏がこう言う。
「舛添都知事が公金流用疑惑でこれだけ叩かれている中、杉山氏に次官を任せるなんて、安倍官邸は大した度胸だと思いますよ。杉山氏は93年から当時の斎藤邦彦次官の秘書官を2年ほど務めたのですが、その間に外務省の報償費(機密費)を私物化していたのは、外務省幹部経験者であればみな知っています。公然の秘密だった。次官が犯罪行為を黙認していたのですから、組織をあげた不祥事ですよ。その証拠に、外務省は報道のもみ消しに動いています」
■「省内で知らない人はいない」
コトは20年前にさかのぼる。週刊ポストが〈外務省高官の「2億円」着服事件〉という見出しで、この機密費流用を報じた。総合外交政務局の「S課長」が次官付きの秘書官時代に外務機密費を2億円流用し、在外公館やマスコミ関係者からツケ回された飲食代を処理。料亭で裸になり、肛門にろうそくを立てて火をつけて座敷中を這い回る〈ろうそく遊び〉に興じていたという。イニシャル報道だったためウヤムヤになったが、新党大地の鈴木宗男代表が著書「闇権力の執行人」(06年発行)でこの記事を取り上げ、「S課長」は杉山氏だと断定している。
杉山氏は民主党政権時代にはアジア大洋州局長を務め、拉致被害者をめぐる日朝協議や尖閣諸島問題などを担当。自民党が政権に返り咲くと、外務審議官に昇格し、政党間をうまく渡り歩いた。
「杉山審議官の〈ろうそく遊び〉は昇進のたびに蒸し返されている。省内で知らない人はいないんじゃないでしょうか」(霞が関関係者)
外務省は01年に発覚した「松尾事件」で崩壊寸前まで追い込まれた。要人外国訪問支援室長だったノンキャリアの松尾克俊氏が内閣官房機密費を5億円以上も横領し、競走馬や愛人につぎ込んでいたのだ。懲戒免職になった松尾氏は、詐欺罪で懲役7年6月の実刑判決を食らった。
「横領時の次官3人に、当時の次官と官房長が更迭される異例の事態になった。“杉山事件”に火が付けば、外務省は今度こそ持たないでしょう」(前出の天木直人氏)
外務省に杉山氏の一連の疑惑をただしたところ、「ご指摘のような事実があったとは承知していません」(報道課)との回答だったが、タダでは済みそうにない。
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