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ロシアの強かさ(島を返さない:交渉はする)
http://www.globaleye-world.com/2016/06/1470.html
2016.06.01 08:38 GLOBAL EYE
今や世界で最もタフガイと言われるロシアのラブロフ外相は5月31日、モスクワで新聞社主催の読者などから質問を受ける催しに参加して北方領土問題について以下のような発言をしています。
「我々は島を日本に返さない」
「第2次大戦で島がソ連に移り、歴史にピリオドが打たれた」
また、クリル諸島を日本に返すのかとの質問には以下のように答えてます。
「そうした必要はないし、するつもりもない。我々が平和条約を結んでくれと日本に頼んでいるわけではない」
全く取り付く島もない発言ですが、一方では以下のような発言をしています。
「日本とソ連の国交を回復させた1956年の日ソ共同宣言については、平和条約締結後に初めて歯舞と色丹を日本に引き渡す問題について検討できると書いてある」
「一体どちらなんだ」となりますが、ロシアは交渉の余地がありますよとエサをぶら下げておき、平和条約締結や投資を呼び込み日本から実利(お金)を取り、あとはまた知らん顔をするという戦略のはずであり、日本側がどこまで本気でロシアとの交渉のテーブルにつくかとなります。
最悪の場合、ロシアにお金は取られた、梯子は外された、アメリカからは裏切りものとして疎外される、という形になり兼ねないのです。
ラブロフ外務大臣とプーチン大統領を相手に日本側がどこまで立ち向かえるか、果たしてどうでしょうか?
◇
露・ラブロフ外相 北方領土「返さない」
動画⇒http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20160601-00000009-nnn-int
日本テレビ系(NNN) 6月1日(水)8時5分配信
今月、日本とロシアの平和条約に関する事務レベル協議が行われるのを前に、ロシアのラブロフ外相が、北方領土は「返さない」と発言した。
ラブロフ外相の発言は、地元メディアが先月31日に行ったインタビューで、読者からの質問に答えたもの。
「我々は(北方領土を)返さない。平和条約の締結を懇願することもない」−ラブロフ外相はこのように述べ、北方領土が第二次大戦の結果、旧ソ連の領土になったと、日本が認めることが交渉を進める条件だと、これまでの主張を繰り返した。
平和条約の締結をめぐっては、先月行われた首脳会談の合意に基づいて、今月東京で事務レベルの協議が行われる予定。今回の発言は、協議を前に、日本をけん制する狙いがあるものとみられる。
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