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増税再延期で麻生&谷垣氏離反 安倍政権に深まる内部亀裂
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/182424
2016年5月31日 日刊ゲンダイ
左から麻生財務相、谷垣自民党幹事長、山口公明党代表(C)日刊ゲンダイ
参院選で安倍内閣に致命傷を与えるのは、政権内部に吹き始めた隙間風かもしれない。安倍首相が「アベノミクスのエンジンをもう一度、最大限ふかしていく決意だ」とか言って、消費税増税の再延期をブチ上げようとしていることに、与党から公然と批判の声が上がっている。
再延期反対の立場を特に鮮明にしているのは、安倍首相の盟友であるはずの麻生財務相。それと3党合意で増税を決めた時に自民党総裁だった谷垣幹事長の2人だ。
29日、2人は富山市での自民党の会合に揃って出席し、麻生大臣は「(増税を)延ばすなら、もう一回選挙をして信を問わないと筋が通らない。これが、私と谷垣さんの言い分だ」と吠えた。
安倍首相が想定する先延ばし時期は3年後の統一地方選、次の参院選を終えてからの19年10月。
大事な選挙と増税時期が重なるのを避け、総裁任期が18年9月で切れる安倍首相には、「自分の任期中は上げない」というヨコシマな計算も働いている。もっとも、麻生大臣の怒りには別の理由もありそうだ。
「麻生氏は今や“財務省の先兵”と評されるほどの増税派。5月21日に仙台で開催されたG7財務相・中央銀行総裁会議でも、改めて『消費税増税は予定通り実施する』と断言しました。わずか数日で“国際公約”を撤回させられるのは、プライドの高い麻生氏にとって耐え難いことでしょう」(永田町関係者)
■参院選は「与党自滅」も
公明党も首相の増税再延期の意向に、プッツン寸前だ。斉藤鉄夫幹事長代行は29日、NHKの番組で「党として何ら話を聞いていない。与党内でしっかり議論していきたい」と釘を刺した。
「消費税率引き上げは既定路線」と繰り返してきた公明党は、やすやすと再延期に転じるわけにはいかないのだ。
「公明党は安保関連法を容認した代わりに勝ち取った軽減税率の導入を、夏の参院選で実績としてアピールする作戦でした。増税再延期なら軽減税率も見直し必至で、“目玉政策”を潰されることにカンカンです。しかも根回し不足の段階で再延期を言いだしたことで、麻生財務相と谷垣幹事長が安倍首相を公然と批判し始めています。与党内で孤立が浮き彫りとなれば、官邸の1強体制に面従腹背で応じてきた与党議員が、一斉に反旗を翻そうとする可能もあります。意外と深刻だと思います」(政治評論家・伊藤達美氏)
顕在化した政権内の溝。亀裂が深まれば、参院選の大惨敗もあるのではないか。
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