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「この7月の選挙の最大の争点は、参院で3分の2を改憲勢力に取らせないこと:岩上安身氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/20101.html
2016/5/31 晴耕雨読
https://twitter.com/iwakamiyasumi
運命の分かれ道となる参院選の投開票日(7/10)まで、あと42日。
IWJではカウントダウンを始めてゆく。
サミットも終わった。
選挙対策として、消費税増税の延期もほぼ決まり、週明けに発表を待つだけとなった。
衆参ダブルになるか、都知事選も含めたトリプルになるかはまだわからない。
シングルかダブルかトリプルか、どちらになるにせよ、参院選が最大の焦点であり、運命の分かれ道になることだけはたしかである。
最も重要な問題は改憲勢力が参院で議席の3分の2を占めるかどうかである。
衆議院では改憲勢力がすでに3分の2を占めている
与党がダブルを仕掛ける時、大概は与党大勝に終わってきた。
すでに議席の過半数どころか3分の2を超える議席を持つ改憲勢力(自民党、公明党、大阪維新等)が、さらに議席を増やしても政治的な意味は特にない。
減らすとしても、3分の2を割り込むところまで減らさなければ意味がない。
都知事は首都の首長ではあるが、国政に関わるイシューに決定権を持たない。
前回の選挙の際、脱原発一本槍の旗を掲げて、あたかも細川・小泉コンビなら首都から脱原発をかなえてくれるかのような幻想を振りまき、多くの人がそれに踊らされて、対舛添票を割ったのは残念だった。
舛添氏が知事を辞任するかどうか、トリプル実現なるかどうかはわからない。
舛添氏には、知事どころか政治家としての資質もないことは、知事選前から我々は何本ものレポートをあげて警鐘を鳴らしてきた。
舛添氏には、橋下徹氏と同様、政界から完全に身を引いてもらいたい、と願う。
しかし、辞任のタイミングは、重大な選択のかかる、この参院選のタイミングに重ね合わせる必要はない。
度が過ぎた舛添バッシングは、目くらましに使われる可能性があり、警戒が必要である。
ダブルだ、トリプルだと騒ぎになって、参院選の最も重要な争点が陰に隠れてしまうことを恐れる。
参院で3分の2を改憲勢力が獲得するのを阻むこと、この一点に集中して、対抗勢力は立ち向かうべきだ。
立憲主義、民主主義、言論の自由、基本的人権、平和主義、国民主権、独立主権、地方自治など、譲ることのできない諸価値を守るために、改憲勢力に緊急事態条項の発議をさせてはならない。
あと42日間、僕らはカウントダウンを数えながら、この7月の参院選が、超長期にわたって僕らの人生を左右する運命の分かれ道の選挙になることを、少しでも多くの人に知ってもらうために力を尽くします。
僕らも集中しますが、僕らだけでは微力過ぎる。
皆さん、どうぞお力を貸して下さい!
何度も言います。
シングルがタブルやトリプルになろうと、この7月の選挙の最大の争点は、参院で3分の2を改憲勢力に取らせないことであり、つまりは国会で改憲の発議をさせないことです。
改憲勢力は緊急事態条項の導入を狙っており、この極めて危険な緊急事態条項を導入を阻むことです。
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