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2016-05-30 08:58:57
「野党は統一名簿を」という文章を書く。それも、社説で書く。社説というものは、社の姿をそのまま描くことです。そのような社説を書くことで、現政権への反対がいかに強いかを知らしめたものといえます。少なくとも、朝日の読者の中には、そうした思いがかなり強いことを表出する。
社説が提案する論点は、二つです。一つは、「3年半続く安倍政治と異なる、もう一つの民意の受け皿を有権者に示すことだ」。
もう一つは、投票率の向上が期待できるためにも、「野党は比例区でも共闘してはどうか」です。統一名簿にすれば、分散する野党の票を一つにまとめ、死票を減らすメリットがある。死票を減らすことが、どれだけ大きなメリットがあったか、自民党なら分かるはずです。統一名簿にすることは、朝日によると、「民進党が否定的だからだ。統一名簿は小政党の救済策だろう、衆参同日選になれば、衆院選と投票先が違って混乱する」というものです。
いずれにしろ、こうした、いたれりつくせりの選挙応援を、日本の新聞でいえば、普通なら社説で書くものではないでしょう。しかし、朝日新聞はあえて社説で書くことによって、安倍政権への“暴走”をなんとしても食い止める、というものです。つまり、安倍首相の“独裁”を如実に示すのです。
G7でも、「オレが世界の独裁者だ」と言わんばかりでした。いってみれば、オバマ大統領も「オレの支配力に比べれば、ちっこい、ちっこいです」。すでに、一種の“狂人”の感覚に入っているといえます。ヒトラーがそうであったように。この“狂人”をなんとか止めなければ、日本は終わりです。
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