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政界地獄耳 五輪見据え観光業が規制緩和エジキに
http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1650581.html
2016年5月21日8時43分 日刊スポーツ
★相変わらず政府の規制改革会議は片っ端から無責任に「規制緩和」に手を付け業界を大混乱に陥れる作業に躍起だ。そもそも業界があって、内側から規制緩和を求められているならともかくも、外野から緩和を求める段階で事態は複雑化してしまう。複数の役所がまたがる業界は省益の対立が強まるだけで、結局業界の利害よりも省庁間の、場合によっては役所内の部局の代理戦争と化して、業界が疲弊して問題化していく。
★観光業はその餌食になりやすく、00年、貸し切りバス業界の規制緩和を進め、従来の需給調整規制を前提とした免許制を廃止し許可制に移行。同時に運賃の設定も自由化した。結果、他業種からの素人参入が増え、バス事業者は2300社から4400社に増えたが運賃は下落の一途。バス不足、ドライバー不足となりバス事業の安全性を担保することが困難になった。
★07年2月。長野県のバス会社が、大阪府でモノレールの橋脚に衝突した。12年には、関越自動車道で北陸から東京ディズニーランドに向かっていたバスが側壁に激突。7人の死者を出した。いずれも過労運転が原因だ。今年1月、軽井沢でのスキーバスの事故では大学生ばかり14人が亡くなった。ドライバーは65歳でマイクロバスの経験しかなかった。
★規制緩和が必要な業界も多いし、硬直化している業界を揺さぶる必要はあるだろう。しかし、短期的な需要やもくろみで緩和して失敗したものは多い。タクシーの自由化も台数ばかり増え、ドライバーの稼ぎは減るばかり。それにこれからは白タクの合法化も言われている。20年の東京五輪・パラリンピック開催を見据え、外国人観光客の受け入れ態勢を強化するという大義が安全軽視や雇用不安につながるのは本末転倒だ。(K)※敬称略
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