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オバマ大統領と安倍首相の広島訪問と哀悼の表明が「『核のない世界』を実現していく大きな力になる」というのはまったくのデタラメということは脇におくとして...(UN常任理事国による「核寡占」の厳格化に向けて大きな力)
安倍首相のあいさつのなかで問題と思う表現は、「原爆や戦争を恨まず、人の中に巣くう『争う心』と決別する、そのような歴史的な訪問にしなければならないと決意している」という部分である。
日本は自ら仕掛けた戦争で原爆まで投下され負けた。そのような国の後代の政治的指導者が“原爆や戦争を恨まず”と表明するのはわかるが、中国をはじめ日本のために戦乱に引きずり込まれ甚大な犠牲を強いられたアジア諸国の人々のなかには、“戦争を恨まず”という安倍首相に“ふざけるな!”と思うひとは少なくないだろう。
オバマ大統領の広島訪問に対し、中国や韓国は、加害者である日本への免罪符になりかねないと懸念を表明している。
オバマ大統領の広島訪問自体がそのような機能を果たすわけではないが、日本の総理大臣が、その機会を利用し、“戦争を恨まず、人の中に巣くう『争う心』と決別する”というような考えを表明すれば、何を身勝手なことを言っているんだと反発を招くことになるだろう。
彼はそんなことを言わないだろうが、鳩山由紀夫元首相が同じ事を言えばなんとなく納得してもらえる可能性もあると思うが、歴史認識問題で近隣諸国とのあいだで波風を立て、米国との国外での共同軍事行動を可能にする「新安保法制」を成立させた安倍首相が、“戦争を恨まず、人の中に巣くう『争う心』と決別する”と言ったところで好意的な反応はまったく得られないと心したほうがいいだろう。
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米大統領の広島訪問 首相「争う心と決別する訪問に」[NHK]
5月14日 12時06分
安倍総理大臣は東京・千代田区で開かれた集会であいさつし、アメリカのオバマ大統領の広島訪問について、「核のない世界」を実現するうえで大きな力になると強調し、「『争う心』と決別する歴史的な訪問にしなければならない」と、決意を述べました。
この中で、安倍総理大臣は「伊勢志摩サミットの終了後、私はアメリカのオバマ大統領とともに被爆地、広島を訪問する。アメリカの大統領が被爆地を訪問するのは戦後71年にして初めての出来事だ。被爆の実相に触れ、そのときの気持ちを思いを世界に向けて発信することが『核のない世界』を実現していく大きな力になる」と述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は「世界で唯一の戦争被爆国の首相である私と、世界で唯一核兵器を使用した国の指導者が、ともに犠牲者に哀悼の誠をささげる、それが『核のない世界』に向けての一歩になると信じている。原爆や戦争を恨まず、人の中に巣くう『争う心』と決別する、そのような歴史的な訪問にしなければならないと決意している」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160514/k10010520981000.html?utm_int=news_contents_news-main_004
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