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核兵器開発を容認するオバマ大統領が広島を訪問するワケ(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/908.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 5 月 13 日 08:25:09: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 


核兵器開発を容認するオバマ大統領が広島を訪問するワケ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/181162
2016年5月13日 日刊ゲンダイ



日本は「歴史的訪問」と大ハシャギだが…(C)日刊ゲンダイ


「核兵器のない世界を目指す国際的機運を盛り上げる上で、極めて重要な歴史的機会になる」


 菅官房長官は11日の会見で、オバマ米大統領の広島訪問をこう“絶賛”していた。オバマが広島で核兵器廃絶を世界に向けてブチ上げるのではないか――と期待してしまうが、大間違い。世界最大の「核武装国家」である米国が、そう簡単に核兵器を手放すハズがない。


 オバマは09年4月、チェコの首都プラハで行った演説で「核なき世界」を訴え、ノーベル平和賞を受賞した。ロシアと競い合って核開発を主導してきた大国の“英断”に世界は拍手喝采だったが、米国はその後も核爆発を伴わない「臨界前核実験」を続けている。さらに新型核兵器を今も着々と開発中だ。


「英エコノミストは今年1月、オバマ政権が今後30年かけて1兆ドル(約108兆円)を投じて核戦力の更新を計画している、と報じています。主な中身は、核攻撃型巡航ミサイル・トマホークの後継とされる新型長距離巡航ミサイル『LRSO』の開発です」(軍事ジャーナリスト)


 核兵器廃絶どころか、新型兵器の開発を認めているオバマ。これじゃあ、広島で核廃絶を訴えるワケがない。実はオバマは、09年11月の初来日の際にも広島訪問を検討したが、当時の外務省・薮中三十二事務次官が「時期尚早」と突っぱねていたことが、内部告発サイト「ウィキリークス」が公開した米外交公電で明らかになっている。


 元外務省国際情報局長の孫崎享氏は「もし09年に広島訪問が実現していれば、核軍縮など、その後の米国の防衛政策も変わった可能性があった」と言い、こう続ける。


「米国内で大きな力を持つ軍産複合体が、オバマ大統領の当時の広島訪問を許さなかったのでしょう。米国の軍産複合体と日本の外務省は近しい関係なので、米国側の意向を忖度して広島訪問を断ったのだと思います。それが今回、一転してOKとなったのは、軍産複合体の関心は次期大統領に移っていて、もはやオバマ大統領は『終わった人』と見られているからだと思われます」


「歴史的訪問」なんて大ハシャギしているのは、日本政府だけだ。


 

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コメント
 
1. 2016年5月13日 09:48:27 : w9iKuDotme : S@BYVdB2dgc[2256]
それでも「歴史的訪問」であることは間違いありません。
オバマ大統領を歓迎いたします。

2. 2016年5月13日 11:15:10 : LJ9sN8Jovs : L7lYlq86H7c[5]
★原爆は元々、戦前日本を全滅させる目的で開発されたが、
2発の原爆攻撃にて日本が降伏したので、日本全滅作戦が
一時中断されているに過ぎない。
オバマは広島訪問で、米戦争屋ネオコンに核廃絶を呼び掛
けるそうですが、米戦争屋ネオコンには馬耳東風でしょう、
そして彼らは、米国のみならず、ネオコンと一心同体のイスラ
エルにて存分に核開発できる体制を敷いているのです、ただし、
そのコストは米国政府に負担させています。オバマは米政府
の核開発予算にはアンタッチャブルであり、もし本気で介入すれば、
間違いなく暗殺されるでしょう。
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/35904679.html

3. 2016年5月13日 11:33:38 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[3091]
2016年5月13日(金)
米国の核政策の真剣な再検討を
――オバマ米大統領の広島訪問について
2016年5月12日 日本共産党幹部会委員長 志位 和夫

 日本共産党の志位和夫委員長は12日、国会内で記者会見し、米国のオバマ大統領の広島訪問について、見解を発表しました。
(1)

 オバマ大統領が、アメリカ大統領として初めて被爆地広島を訪問することになったことは、重要な前向きの一歩である。それはまた、「米大統領に、被爆の実相をじかに知ってほしい」という被爆者と被爆地の願いにこたえる行動である。

 同時に、この一歩を、「核兵器のない世界」の実現へとつなげるためには、米国政府が、核兵器禁止条約の国際交渉開始に背を向けてきた、これまでの態度をあらためることが必要であることを、率直に指摘しなくてはならない。
(2)

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-05-13/2016051301_01_1.jpg
(写真)記者会見する志位和夫委員長=12日、国会内

 「核兵器のない世界」の実現のためには、核兵器廃絶・禁止を正面からの主題とした国際条約――核兵器禁止条約の国際交渉を開始することが不可欠である。それは、毎年の国連総会で、加盟国の圧倒的多数の賛成で決議されている国際社会の声である。それは、被爆者と被爆地の強い願いである。

 ところが、米国は率先して、他の核保有国――英仏中ロとともに、「核抑止力」論にたって、「段階的アプローチこそ核軍縮に向けて前進するための唯一の実際的な選択肢」として、核兵器禁止条約の国際交渉に反対する態度をとってきた。

 核軍縮の個々の部分的措置を前進させることは重要だが、そうした部分的措置の積み重ねだけでは、「核兵器のない世界」に到達できない。そのことは、核兵器問題をめぐる外交の全歴史が証明していることである。

 日本共産党は、「段階的アプローチ」の名で核兵器廃絶を永久に先送りする核兵器固執論を抜本的に再検討することを、核保有諸国に求める。米国・オバマ大統領に対して、広島を訪問するのであれば、被爆者の声に誠実に耳を傾け、原爆投下による残酷きわまる実相を直視し、これまでの米国の核兵器政策の真剣な再検討に踏み出すことを求める。
(3)

 安倍首相は、今回のオバマ大統領の広島訪問について、「核兵器のない世界に向けて大きな力となる」と述べている。しかし、核兵器問題をめぐって、日本政府の姿勢が、きびしく問われていることを、指摘しなくてはならない。

 日本政府は、国連総会で圧倒的多数の賛成で採択されている、核兵器禁止の国際交渉開始を求める決議案に対して、1996年に初めて提案されてから、昨年の2015年の総会に至るまで、20年連続で「棄権」している。

 核兵器禁止条約を求める国際世論の高まりを背景に、昨年の国連総会では、「核兵器のない世界」を実現するための「法的措置」を討議するための作業部会を求める決議が採択され、現在、スイスのジュネーブで作業部会が開催されている。この会議は、大多数の国が、核兵器禁止条約の必要性を強調する、画期的会議となっている。しかし、核保有国がこの会議をボイコットするもとで、日本政府はこの会議で、「核保有国の参加する場で議論をすべきだ」「段階的アプローチが現実的」などと主張し、世界の大勢に背を向けて、核保有国の代弁者というべき役割を果たしている。

 これらは被爆国日本の政府として、恥ずべきものである。こうした姿勢を根本的にあらためることこそ、日本政府に強く求められていることを、強調したい。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-05-13/2016051301_01_1.html


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