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佐藤優論、ヒューマニズムからテロリズムへ。  山崎行太郎
http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/542.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 5 月 05 日 07:40:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

佐藤優論、ヒューマニズムからテロリズムへ。
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20160505
2016-05-05 哲学者=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記』


私には、今、尊敬し、畏怖する思想家や文学者がいない。多くの思想家や文学者が活躍しているようだが、ほとんどが、甘い「ヒューマニズム幻想」に幻惑され、思想家や文学者に不可欠な「毒」や「悪」を喪失している。つまり思考の原理性、思考の過激性、思考の徹底性・・・を喪失している。

私が、「佐藤優という思想家」に惹かれるのは、佐藤優の言動に、例外的に、危険で物騒な「毒」や「悪」のリアリテイーを甘受するからだ。要するに、佐藤優の文章や言説には「テロリズム」の匂いがする。佐藤優の「人を殺す思想は本物だ」という言説は、まさしく「テロリズム擁護論」、あるいは「テロリスト待望論」を彷彿とさせる。

佐藤優に『先生と私』という珍しい著書がある。「山田義塾」という学習塾の先生たちとの交流を描いている。その頃は、学校教育の荒廃が目立ち始め、学級崩壊や登校拒否が社会問題となると同時に、学習塾という民間組織が、小中学校の教育現場に登場してきた時代だった。「山田義塾」は、その中でも有名な学習塾の一つだった。佐藤優は、学習塾世代の子供だったと言っていい。

さて、その『先生と私』の中に、印象的なエピソードが記されている。「浅間山荘事件」のテレビ中継を、小学校で見たという話だ。おそらく日本中の国民の多くが、そのテレビ中継の画面に釘付けになった。そして、佐藤優が、この事件について母親とかなり深刻な話をしたというエピソードである。

佐藤優の母親は、佐藤優少年を捕まえて、「もし、あんたが、過激派になって同じようなことをしたら、あんたを殺して自分も死ぬ」と宣告したという。私は、このエピソードを記す佐藤優の文章に、ある危険な匂いを、つまり過激派に飛び込み、発砲しかねないテロリズムの匂いを感じる。その直後から、佐藤少年は、マルクスやマルクス主義に目覚めるのだ。

実は、私も、この「浅間山荘銃乱射事件」や、あるいはその後、明らかになった「連合赤軍リンチ事件」、あるいはその直前の「三島由紀夫割腹自決事件」などに深い思想的影響を受けている。この時、日本の左翼は、一連のテロ事件から逃げたと言っていい。その後、左翼が、思想的に後退に後退を余儀なくされたことは、歴史が証明している。

昨日は「憲法記念日」だったらしい。私は、憲法の成立過程の「暗い密室のドラマ」には興味あるが、「平和憲法」や「護憲」「改憲」というような言葉や議論にもほとんどが興味ない。「戦争法」がどうの、「戦争への道」がどうの、という議論にもほとんどが興味がない。私が、安倍首相等の「憲法改正論」に関心がないのは、「戦争」や「革命」「暴動」「テロリズム」を直視した議論ではないからだ。


 

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コメント
 
1. 2016年5月05日 08:32:48 : w9iKuDotme : S@BYVdB2dgc[2050]
これだから保守はダメなのだ…
いまだに昔話の「浅間山荘」をくり返し話している。
なんの進歩もない。あの日から一歩も進まない。
進歩がなく、昔話をくり返すことを、カッコつけていうと「保守」になるのだね。

アメリカの保守を見ろ。死んだよ。引導を渡したのはトランプ氏だ。
キミたちも、そのうちそうなるよ。

若い世代の動きに注目しようよ。
そこに未来があるのだから。
自分たちの考えと何が同じで、何が違うのか観察しようよ。


2. 2016年5月05日 08:41:51 : KzvqvqZdMU : OureYyu9fng[74]
>左翼が、思想的に後退に後退を余儀なくされたことは、歴史が証明している

こりゃ本当だな。これに気がついてなぃ糞サヨが多すぎる



[32初期非表示理由]:担当:アラシコメントが多いので全部処理

3. 2016年5月05日 10:06:38 : HshCuSsEKG : WvyN1PBMs0Q[-52]
02>最初から思想どころか、日本語すらかけないのうたりんの糞ルンペンがなに

寝言いうとんや!

[32初期非表示理由]:担当:アラシコメントが多いので全部処理

4. 2016年5月05日 10:49:01 : crguujL4m6 : VpPYk0duka8[4]
日本赤軍元幹部の重信房子の父親は右翼である元血盟団のテロリスト、父親末夫は娘の房子を「娘は立派な右翼です」と訪ねてきた雑誌記者のインタビューで答えている。

ところで俺は山崎行太郎の佐藤論には与しない。
山アの言わんとすることはわかるが、佐藤にテロリストの匂いを見ることも感じることもない。

佐藤優を見ていつも思うのはオルガナイザーでありフィクサーである。
左翼から転向して右翼になった国家主義者のそれである。
なかでも田中清玄に似ている。
あくまでも思考だけに限ってならば。

ただし俺は田中清玄は嫌いではないが好きでもない。
そして佐藤優は警戒すべき人物である。
世界を恨み、何かを壊したい変えたいと暗い熱情にほだされやすい右派や左派をそそのかすのが上手い。
佐藤優は右派と左派を邂逅(国家主義の基に)させる触媒だからだ。


5. 2016年5月05日 12:31:58 : IJjjrLkBu1 : Tp0IihGPIW0[490]
  2は、何故左翼が思想的に後退したのか、その理由を述べなければ意味が無い。
  確かに左翼思想がこの日本から消えていたのは事実であろう。
  これは戦後の急速な経済復興を目指す中で、戦勝国米国が市場を開放し、日本は、政財官学、といった護送船団方式を採用、取るものも取り合えず欧米に追い付け追い越せ、を主たる目標に掲げた事も有るだろう。
  つまり、一応国民代表議会制民主主義、司法制度は設えたものの、それはさて置き、有能な官僚組織をつくり、彼らの作る法案を数の力で保守与党が可決、基本法を設定した後には官僚主導の通達や行政指導を疑似法律家させておき、行政指導に従う者には補助金や交付金、異議を唱える者には冷遇や行政罰という鞭を課す、疑似法治主義を採用して来たのである。
  護送船団ムラは、官僚という事務方が法案までつくり、行政事務を行い、司法人事も行政がで行うという構造を完璧に容認したため、国民代表議会制度は与党の数の力で必ず行政立法案は可決された後に通達行政が独り歩きし、国民生活を陰に陽に規制して行き、労働者は企業戦士となり、長時間労働で高額な家のローンを払い続ける構造となったのである。
  労働組合も企業内組合であることにより集金マシンと化した結果、過労死や過労死寸前の労働環境が是正されることは無かったのである。
  とすれば、自民という保守と行政が一体となり、そこに財界が口を出し、紛争は官僚人事による判事任せどころか、訴訟を毛嫌いする彼らは極力法曹の数を低く抑えたから、民衆には既に、護送船団方式に異議を唱える余地は残されていなかったと言えるだろう。
  徐々に成熟して行く国体であれば、民主主義が試行錯誤で定着し始め、訴訟を繰り返すことにより法治主義が充実し、労働者も長時間労働で余暇はパチンコ、では無く、政治問題を真剣に考え、参加する余地が有った筈である。
  また、日本はこうした政治的成熟過程を端折ったために、戦前から残った政治家のスタイルは、相変わらず口利きと謝礼が跋扈する街の顔役であり、法治主義は殆ど機能していない。表向きは先進国だが、いわゆる贈賄が主流の料亭政治が裏の顔なのである。
  このような社会の状況では、殆どの国民は、寄らば大樹の陰、長いものには巻かれろ、場の空気を読んで大勢に付く、が欠かせない処世術となったのである。
   こうした中で、右翼である保守政権が70年の殆どを占め、それに官僚、財界がマッチしたために、左翼思想の出る幕は無かったと言えるだろう。
   後退したというよりも、戦後の左翼思想は、高度経済成長の中で芽生える素地が無かった、と言えるのではないか。
   人類の英知とはバランス感覚であり、左翼でも右翼でも、どちらかに傾けば上手く行かない。
   資本主義である以上財界中心の国益の確保は当然であるが、国益とは、一方で民衆への再配分が無ければ成立しない。国益増強には保守思想が必要でも、一方で再配分のためには左翼的思考による福祉的概念が重要である。
   その繰り返しで、賢明な国家は国家としての位置を保っているのだが、日本の場合は政財官護送船団ムラの保守集団による傲慢が、国民への国益の再配分のための、いわゆる左翼的思考が支えるリベラルな政治への政権交代を拒絶して来たのである。
  今、原発を爆発させ、日本経済も奈落の底に落としているのは、あえて左翼思想を後退させる事に邁進してきた護送船団ムラの料亭政治が、自戒心、自省心を失い、その傲慢で、表には民主主義を言いつつ裏では既得権益を貪っている、その結果なのである。

6. 2016年5月05日 22:14:58 : pqOmvGCP9A : Z1yCzvOh8N0[149]
ミーハーじゃ 勝てぬ佐藤の 奥深さ


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