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世界にほこる平和憲法を守ろう! 「改正」の必要性は全くない。
http://inotoru.blog.fc2.com/blog-entry-2013.html
2016/05/01 23:18 弁護士 猪野 亨のブログ
69回目の憲法記念日を迎えます。
私たちは、日本国憲法のもとで戦後70年を過ごしてきました。
東西冷戦下での再軍備や軍事力の増強などが行われてきましたが、その東西冷戦が終結したこの時代に集団的自衛権の行使の容認する憲法違反の閣議決定や、さらに自衛隊を国軍化するための憲法「改正」までされようとしています。
時代錯誤も甚だしいものです。
東西冷戦という米ソの対立構造は結局は軍事力によって支配することはできない、という教訓を得ることもない。
さらにはイラク戦争などを見ても米国の軍事力をもってしてもテロとの果てしない戦争から抜け出せないでいるのに、その現実を見ようともしない。
そればかりか、今まで以上に安倍政権は米国の忠実な属国として新たな世界支配を目論むという愚かな道を突き進もうとしています。
そのために一番、邪魔なのが日本国憲法です。
日本国憲法を変える必要があるのか否か。先般、共同通信社が行った世論調査結果が公表されていました。
「安倍政権下の改憲反対56%」(共同通信2016年4月30日)
http://this.kiji.is/99062143339054588?c=39546741839462401
「安倍晋三首相の下での憲法改正に「反対」が56・5%で「賛成」の33・4%を大きく上回った。」
この世論調査の重要な点は、「安倍政権下」での憲法改正の是非の調査という点です。
多くの国民が反対するのは当然でしょう。その中には安保関連法に賛成の国民も含まれているとは思いますが、さらに憲法まで「改正」してしまったら、全くの歯止めもなくなるという恐怖心(危惧感)があるからに他なりません。
安倍氏は未だに憲法9条「改正」せよと声高に叫んでいるのです。
「首相、9条改正に意欲 「後回しでいいのか」TV番組で」(北海道新聞2016年4月29日)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/politics/politics/1-0265072.html
「安倍晋三首相は29日放送の日本テレビ番組に出演し、憲法9条改正に意欲を示した。「これからもずっと後回しにしていいのか。思考停止している政治家、政党の皆さんに真剣に考えてもらいたい」と述べた。」
このような戦争国家体制作りに執念を燃やす安倍政権が続くことは、日本国民のみならず世界の人々も不幸にします。
今の時代ほど平和憲法の理念が輝いているときはありません。
東西冷戦下という巨大な軍事力が現実に対峙していた時代ではないのです(この時代だって憲法「改正」の必要性はありませんでした。)。
軍事的な対立よりもむしろカネさえ儲かればどの国にでも、あるいはテロ組織であろうと武器を輸出してきた国々があったわけです。
日本は平和憲法の理念に立ち返り、世界にこのような武器輸出する国々を徹底的に批判すること、さらにテロの根本的な温床である一部のグローバル企業が他国の人々を搾取するようなことをやめさせること、この道理を訴えることこそ、世界を動かす原動力になります。
右翼勢力からは、憲法9条でどうやって日本を守るんだなどというトンチンカンな誹謗・中傷がなされますが、もちろん誹謗・中傷でしかありません。
そもそも日本が侵略を受けるという前提がおかしいのです。可能性は皆無です。ゼロと言っていい。
少なくとも憲法「改正」をして国防軍を持たなければ、外国(中国が念頭にあるようです)から侵略されるなどと騒いでいる人たちは、本気でそう思っているのであれば、ちょっとかわいそうにも思えてきます。
安倍政権が、中国や北朝鮮脅威論を持ち出したのは、あからさまな政治利用です。
「中国の抗日戦勝パレード 日本政府のずれた発想 今こそ憲法9条の時代」
http://inotoru.blog.fc2.com/blog-entry-1509.html
現実には中国とは関係改善で一致と報じられています。
「日中外相、関係改善で一致 中国側は歴史など4項目要求」(産経新聞2016年5月1日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160501-00000043-san-pol
「中国を訪問している岸田文雄外相は30日、北京市内の釣魚台迎賓館で王毅外相と会談し、関係改善に向けて努力することで一致した。」
少々、古くなりますが、竹中平蔵氏がとあるテレビ番組(確かにサンデーモーニングが始まる前のTBSの番組)で日中関係についてこのように述べていました。(あくまで記憶に基づく要旨です)
「軍事力であれば互いに相手の上にいこうとする。しかし、経済の競争であればお互いが経済成長ができる。」
どうみても戦争前夜ではありません。
欺されてはいけません。
今の時代こそ、日本国憲法の存在意義が増しているのです。
この平和憲法を世界に広げることこそ重要なのです。私たちは、今の日本国憲法に誇りを持ちましょう。
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