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共産党小池氏「野党共闘で参院選勝利見えた」 「野合」しているのは自民・公明のほうだ(東洋経済)
http://www.asyura2.com/16/senkyo205/msg/298.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 4 月 29 日 10:55:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

「今の政治はひどすぎる」。共産党の小池晃書記局長は安倍政権への怒りをあらわにする。共産党が仕掛ける「野党共闘」は、4月24日に行われた2補選で一定程度機能することが証明された。7月の参議院選挙ではどう戦うのか


共産党小池氏「野党共闘で参院選勝利見えた」 「野合」しているのは自民・公明のほうだ
http://toyokeizai.net/articles/-/115971
2016年04月29日 有馬 晴海 :政治評論家 東洋経済


第4回は、共産党の小池晃書記局長。医師でもある同氏は、4月に副委員長から「ナンバー2」に昇格、党の現実路線を対外的にアピールする立場にある。4月24日の2補選では共産党は候補者擁立を見送り。うち北海道5区選挙では野党は敗れたものの、共闘効果があったことを証明した。7月の参議院選後もにらんだ共産党の戦略とは?


■安倍首相は憲法での自分の位置づけをわかっていない



有馬:7月の参議院選挙についてのご認識からお聞きします。共産党は「憲法や立憲政治を守る戦い」であることを明確にしていますね。


小池:今度の参議院選挙は、今までの歴史上なかった選挙になるのではないでしょうか。現在は安倍政権が強行して成立させた安保法制によって、憲法が踏みつけられ、無視されている異常事態です。


今までの自民党政権は、憲法の解釈については曲がりなりにも歴代の内閣を尊重してきました。しかし、安倍内閣は強行的に解釈改憲に踏み切り、憲法そのものも変えると言っている。ですから、今回の選挙は「憲法的な秩序を取り戻し『戦争法』を廃止するのか、それとも解釈改憲のうえに明文改憲を積み重ねて名実ともに何の制約もなく戦争ができる状態にするのか」、この大争点に決着をつける選挙といっていいでしょう。


今の政治は、本当にひどいの一言です。野党が憲法の手続きを踏んで国会の開催を要求しても拒否する。典型的なのは、昨年5月の衆議院の特別委員会での辻元清美議員に対する首相の「早く質問しろよ」という野次。国会は国民の代表である国会議員が、行政に問いただす場です。行政の長である首相は、代表たる国会議員の質問に答える最も重い義務があるというのに、安倍首相は自分の置かれた憲法上の立場が全くわかっていない。


有馬:安倍首相は、今回の参議院選挙で勝って憲法改正を実現するために、お年寄りへの3万円の給付金など、できるものはすべてぶち込むという姿勢ですね。3年後の参議院選挙など考えていないように見えます。共産党が打ち出した野党共闘は、安倍政権に歯止めをかけるための戦略だと思いますが、具体的にはどのようにするのですか?衆参同日選はいったん遠のいたようですが、衆議院と参議院などでは違いがあるのでしょうか。


小池:共産党が全国レベルで選挙協力をするのは今回が初めてです。今までは地域限定では経験があり、2013年には「オール沖縄」で行い、小選挙区では全勝しました。今回は昨年9月に安保法制が強行採決された直後から、若者たちなどから「野党共闘をしてほしい」という強い要請があり、国民の声を肌で感じました。こうした声に、政党の壁を乗り越えて答えるのが政治の責任ではないかと考えました。


■参議院一人区優先で野党協力、難しい衆議院


では、具体的にどんな形で野党協力を行うのか。まず参議院から説明します。参議院は一人区、複数区、いわゆる比例分がありますが、まず一人区ではすでに半分をこえる選挙区で野党統一候補が実現し、共産党は候補者をおろしました。野党統一候補と自公候補の一騎打ちの構図が、かなり明確になります。


一方、自公を過半数割れに追い込むという意味では変わりませんが、複数区では野党同士でも競います。これは比例でも同じです。



小池 晃(こいけ あきら)/日本共産党書記局長・医師。1960年東京都生まれ。1987年東北大学医学部医学科卒業、東京都内で医師として入職、複数の病院で勤務。1998年、日本共産党から立候補、参議院(比例区)で初当選。現在は3期目。2004年党常任幹部会委員、政策委員長、参議院議員団幹事長、2007年参議院議員団長、2013年党副委員長を経て2016年4月から現職


一人区で立候補を取り下げていただいた候補者には、原則比例代表に回っていただいています。また共産党候補を野党統一候補にすることも、追求していきたいと思います。


衆議院の小選挙区(475名のうち、295名)では、もし候補者を降ろしてしまうと、政見放送などができなくなりますので、参議院のようなわけにはいきません。例えば比例での得票の比率を基準にして、お互いに候補者をたてて協力し合うなどの方法はどうかと、他党に提案しています。


ただ現在、衆議院での選挙協力に関しては民進党と協議にも入れていません。その理由を、民進党は「すでに候補者を立てているので今さら降ろせないから」としていますが、それは共産党も同じで、理由にはならない。党首合意でも「国政選挙で協力する」としており、衆議院は除くとはしていません。


有馬:2009年に民主党が政権を取った時も、小沢一郎さん(現生活の党と山本太郎となかまたち共同代表)などが呼びかけて、社民党や国民新党などが「反自民」で結集しましたが、その後はバラバラになって行きました。共産党はあの時は、政権与党から距離を置いていましたが、あのときと、今回の共産党の動きは違うのですか。


小池:決定的な違いは、今回は永田町からではなく、国民から「安倍政権を倒してほしい」との声に応えて出てきた動きだということです。言い過ぎかもしれませんが、市民革命的と言ってもいいくらいで、日本政治史上画期的なことです。2009年に民主党が政権を取った時、共産党が協力しなかったのは、あのときの民主党政権が自民党政権と本質的に同じ問題を抱えているという認識だったからです。


しかし、今回は違う。共産党では「国民連合政府」を提案していますが、立憲主義を取り戻すためには、自民党に代わる政権が必要です。民進党との違いは依然ありますが、まず脇に置いてでも、選挙協力を進めようということです。大義の旗はしっかり立っています。自民党など与党から「野合批判」がありますが、自民党に言われたくありません。自公連立のように、ただ勝つためにやっているのではない。立憲主義、平和主義、民主主義、憲法の基本を守るのに力を合わせようというのですから、これ以上の大義はありません。


有馬:もし野党連合が政権を取った場合には、どうなるのですか?また共産党が新政権で閣内に入る可能性はあるのですか。


小池:このたたかいは戦争法を廃止して立憲主義という秩序を取り戻すためのものなので、その性格は暫定的なものです。現在、民進党以外の野党とは、「原発再稼働をやめる」「消費増税の中止」「格差是正」「沖縄の辺野古新基地反対」などでも一致しています。ぜひ民進党も含めて共通政策をつくっていきたい。政権を取ったら一定期間政権運営をしますが、戦争法を廃止した後は、もう一度解散、総選挙を実施して、国民に信を問う形になるでしょう。


また、閣内に入ることが目的ではありませんので、それを選挙協力の条件にはしていませんが、否定もしません。政権を取って閣内に入ることで、筋の通った政策対応をしやすくなるのは事実ですね。


有馬:お話を伺っていると、共産党もかなり現実路線に踏み出した印象を受けますが、やはり国民の要請に応じて、共産党も現実路線に変わりつつある、ということなのでしょうか。


小池:例えば憲法解釈にしても、自衛隊は、現行の憲法下では矛盾している存在ですが、条文に矛盾があったとしても、それは自民政治が起こした矛盾だという認識です。しかし、矛盾があるからこそ、海外派兵などからの歯止めになってきた。共産党は以前から自衛隊が違憲だから何もできないといってきたわけではなく、これまでも共産党は現実に即して、憲法の範囲内でできることは可能だといってきたわけですし、現行の憲法の全条項を守り抜くという立場です。


むしろ、共産党が変わったというよりは、安倍政権の暴走がひどすぎ、これを放置しておくことはできないのです。共産党の政策を放棄するものではないのですが、それを保留してでも止める、ということです。


■国民にポジティブなメッセージを発信したい



有馬 晴海(ありま はるみ)/政治評論家。1958年、長崎県佐世保市生まれ。立教大学経済学部卒。リクルート社勤務などを経て、国会議員秘書となる。1996年より評論家として独立、政界に豊富な人脈を持ち、長年にわたる永田町取材の経験に基づく、優れた分析力と歯切れのよさには定評。政策立案能力のある国会議員と意見交換しながら政治問題に取り組む一方、政治の勉強会「隗始(かいし)塾」を主宰、国民にわかりやすい政治を実践


有馬:その意味で、より幅広い支持を得るには、さきほども共通政策の話が出たように、憲法を守るだけでなく、他の政策でも「野党共闘」の必要がありますね。


小池:やはり経済の問題ですね。異次元の金融緩和に代表されるアベノミクス政策や、消費税の8%への増税実施などで日本経済は失速しています。


根本にあるのは、大企業や富裕層からのいわゆる「トリクルダウン」(富がしたたり落ちること)が破たんしていることです。


われわれの目標は公正な社会をつくることです。米民主党の大統領候補であるサンダース上院議員や、英労働党のコービン党首などが最低賃金の大幅引き上げをはじめとして公正な分配に重きを置いた政策を主張、先進国で支持を得ているのは、決して偶然ではありません。


安倍首相はまずは成長ありきだというが、成長の果実が行き届くまで何年かかるのか。私たちは再分配ありきで、それこそが成長につながるという考え方です。中小企業への抜本的な支援とセットで全国どこでも最低賃金を時給1000円にして、1500円を目指します。1500円だって、標準的な労働時間で年収換算すると270万円程度に過ぎないのです。GDPの約6割は個人消費(家計)なのですから、最低賃金を上げることには大きな意義があります。今のままの貧困と格差の拡大でいいのか。これらの課題克服は、国民にも歓迎してもらえるのではないでしょうか。

有馬:なるほど。しかし民進党もそうですが、「格差是正」だけ訴えかけるのは、強制的なイメージもあるし、言い古された感があります。何か新しいキャッチフレーズのようなものはないのでしょうか?公明党は若者向けにゲームも作りましたよ。


小池:ネット戦略は極めて大事ですし、18歳選挙権の開始に備えて、従来のイメージを変えるような宣伝物を準備しています。また、キャッチフレーズに関しては、現在検討中です。「暴走ストップ」などだけではなく、ポジティブなメッセージを出したいと思っています。


公正な社会を作るための方策はいくつもあります。具体的には、税の集め方を法人税優遇、消費税増税という形から変え、税の使い方も子育てや教育、社会保障に重点的に使うことに改めます。また、働き方についても、ブラック企業のような働き方をやめさせ、最低賃金を大きく引き上げることを政策に掲げ、中小企業に対する手厚い対策を合わせて行う必要があります。日本の場合、労働基準法のなかの残業時間規制のルールが弱すぎることもあり、賃金政策と労働のルールをセットで改革していくのが重要です。


■法人税4兆円減税よりも奨学金3500億円が日本を創る


有馬:自民党政権は、野党の追及をうまく自分たちの政策として取り入れるのが巧みな政党ですが、最近はほころびも目立ってきました。



「自公政権は4兆円も法人税減税をしたのに、結果は企業の内部留保が増えただけ。まず『3500億円分の奨学金』で日本の未来を創る」


小池:安倍政権は「長時間労働を減らそう」と言いながら、実際にはホワイトカラーエグゼンプション(ホワイトカラーに対する労働時間規定の適用免除)を推進しようとしたり、昨年の国会では同一賃金同一労働を否定していながら、急きょ「同一労働同一賃金」の提言をまとめてみたり、矛盾が目立ちます。選挙向けの政策を詰めるときにはぼろが出るのではないでしょうか。


例えば給付制の奨学金にしても「実行する」といってはいますが、きわめて限定的なものにしようという姿勢ですね。しかし、そもそも奨学金とは返済が不必要なもの、というのが世界基準です。


共産党では経済的必要性を勘案しながら、月額3万円(年間36万円)の給付奨学金を70万人(現行の奨学金受給者140万人の半分、学生総数の4分の1)の学生に支給する制度を創設します。規模にすると2500億円程度のものです。また現行のすべての有利子奨学金に利子補給して、無利子化します。この費用は約1000億円。合計約3500億円です。法人税減税は約4兆円規模にもなるのに、この間内部留保が増えただけです。日本経済の成長の原動力は、優秀な人材がさまざまな技術を開発することなどにかかっています。3500億円も出せないようでどうしますか。未来への投資として賛成してもらえるはずです。


有馬 待機児童問題についても、与党よりもよい策をお持ちですね?


小池 待機児童の話は、緊急対策で乗り切る問題ではありません。アンケートをとっているのでわかるのですが、働く女性や家庭にニーズが高いのは、やはり認可保育所です。小規模保育所を増やすなどの安倍政権の対応は、規制緩和による詰め込みという場当たり的なものです。そもそもいつまでという期限がありませんから、緊急対策でもなく、ずっと詰め込み続けることになります。


■5000億円あれば待機児童問題は解決可能



「18歳選挙権の開始に備えて、従来のイメージを変えるような宣伝物を準備しています」


共産党は4月6日に、認可保育所をこの数年つまり2〜3年をメドにして3000か所、人数にして30万人分作ろうという政策を発表しました。


約5000億円かかりますが、例えば今、3歳児で保育園に入っている子供は約5割、1〜2歳児は約2割ですが、ニーズを計算すると、この5000億円でかなりの部分をカバーできます。


日本の保育政策は今まで旧態依然としてきました。これは賃金問題であり、国が決める公定価格が低すぎるのです。たとえば賃金は11年目からほぼ横ばいになりますが、これは結婚したらやめてくれ、と言っているに等しいし、いまだに産業ではなく子守だと思っています。国が公定価格を引き上げれば大きく前進できる話です。


有馬:共産党が描く野党連合は、反自民という考え方もさることながら、政策面では、以前よりも野党同士が近づいているという実感がわきました。


小池:さきほども申しましたが、1人区での協力がうまく進むかが勝負です。これがうまくいけば、自公VS野党の構図が出来、複数区でも野党を勝たせようという機運が高まります。北海道5区の選挙結果は、今後に期待を抱かせるものでしたし、日本の未来を希望あるものにするためにも、なりふりかまわない安倍政権の横暴は絶対に止めなければなりません。


【有馬の目】政策にブレがない、一貫性が売りの日本共産党。今回語られた全ては一議員の考えではなく、そのまま党の方針なのだ。今夏の参院選は、改憲阻止の為に一人区では全面的に野党共闘に参画。衆院選はそうはならないからダブル選なら戦術が難しいのではとは、老婆心か。いよいよ参院選は立憲主義を争点に二大勢力が競う。


(構成:福井純、撮影:風間仁一郎)
 

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コメント
 
1. 中川隆[2306] koaQ7Jey 2016年4月29日 11:27:14 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[2522]

民進党は公務員・財務省のエージェントでデフレ・円高・消費税上げ推進派

小沢や橋下は国際金融資本の手先の新自由主義者


野党連合は野合に決まってるんだよ

連携したかったら野党議員を共産党に入党させればいいんだ

[32初期非表示理由]:担当:アラシ

2. 2016年4月29日 12:00:52 : nc51STUspw : mTwzN124cDg[3]
野党共闘で自公追い込む 共産党の小池書記局長が高知訪問
2016.04.25 08:25 高知新聞

 共産党の小池晃書記局長が24日、高知市内で演説し、夏の参院選について「歴史的な戦いになる。徳島・高知選挙区で野党統一候補を必ず勝たせよう。暴走する自民、公明両党を国会で少数に追い込み、戦争法を廃止しよう」と訴えた。

 小池氏は、安全保障関連法を強行採決した安倍政権に対し、「首相は憲法より自分の方が偉いと思っている。もはや独裁国家だ」と批判した。

 その上で野党共闘を「立憲主義を守るための大同団結」「市民の声に応えた共闘で、野合呼ばわりは市民への侮辱だ」と与党側の批判に反論。原発に依存しない社会づくり、環太平洋連携協定(TPP)批准反対など野党側の政策協定も説明し、「これだけ合意できれば立派な政府が実現できる」と訴えた。

 一方で野党連立の政権構想が合意に至っていない状況にも触れ、「共産党を躍進させることが、この共闘をさらに力強く進める」と比例への支援も呼び掛けた。

https://www.kochinews.co.jp/article/17653/


3. 2016年4月29日 12:02:08 : UHrkPIPHoE : 58pNPsiC0aE[1]

中川隆も、年末年始は神社から創価学会会館にと、大忙しだな、

どっちにも手を合わせて、工作時給が1500円に上がるようにお願いしてこい。

邪教とお互い言っていたもの同士だが、ま、どうでもいいか。

ついでに幸福の科学の豪華教会にも礼拝してこい。


4. 2016年4月29日 12:08:51 : nc51STUspw : mTwzN124cDg[4]
【衆院ダブル補選】共産・小池書記局長、ぶら下がり詳報「野党共闘の力が発揮された」
2016.4.25 01:22 産経新聞


 衆院北海道5区補欠選挙で野党4党が推薦した「統一候補」の無所属新人、池田真紀氏が自民党公認候補に敗北した結果を受け、共産党の小池晃書記局長は24日夜、「かなりのところまで追い詰めた。野党共闘の力が大きく発揮された」と強調した。党本部で記者団に語った。詳報は以下の通り。

 −−選挙結果の受け止めを

 「選挙結果は残念だが、当初、圧倒的に自民党有利といわれていたものが、横一線というところまで押し上げて、かなりのところまで自公を追い詰めた結果になっている。これは野党共闘の力が大きく発揮された。市民と共闘して戦った選挙の力がいかんなく発揮された。これは非常に前向きに受け止めている。ぜひ参院選にむけて野党の選挙協力を一層進めて、必ず次は自公を少数に追い込む結果を出したい」

 −−接戦ということだが…

 「やはり安倍(晋三)政権の安保法制の問題はもちろんだが、憲法をふみにじるような政治姿勢に対する国民の不安、怒り。特に千歳、恵庭という自衛隊の大きな基地のある地域でこういう結果が出たのは、海外で戦争をする国ということに対する不安が大きく表れた結果だ。TPPで日本の農業が非常に危機にひんしていることもある。やはり石狩地方は農業地帯だから、そこでの怒りも出てきている。全体として今度の安倍・自公政権のやり方に対する国民の厳しい審判が、結果として選挙は自公が勝ったが、ここまで追い詰めたのは、いまの安倍政権のやり方に対する国民の怒りだ」

 −−夏の参院選への影響は

 「ものすごく大きな影響が出てくる。安倍1強、自民1強といわれていたけれども、野党がこうした形で結束をして『自公対野党』という構図になればここまで追い詰めることができるということが証明された。その意味では参院選の1人区、いま、候補者の選挙協力がかなり広がって、半数を超えるところまできているが、最後の一つまできちんと野党が協力する態勢をつくるのが必要だし、衆院選も選挙区でこういう協力をどれだけ広げていけるか、ということが問われている。今度の選挙結果はこうしたやり方でやっていけば、野党は力を発揮することができるし、安倍政治の暴走を止める力になるんだということが証明された」

 −−そのために、共産党はどういう形で参院選に臨むか

 「野党が勝利をして自公とおおさか維新を少数に追い込むという選挙にする。同時に、共産の議席を増やすことが野党の共闘を力強く進めていく力になるし、これからも国民連合(政府構想)ということで政権構想を提起しているわけだから、共産党を伸ばすことで野党共闘を力強く進める力になるということを訴えていきたい」

 −−衆院京都3区補選では共産党は自主投票だが、民進党が勝利した

 「全体としては安倍政権への審判が下った選挙といえる。安倍政権に対する厳しい審判が下された選挙になった。京都は自主投票なので、結果についてコメントすることはないが、全体としてはそういうことがいえるのではないか」

 −−政策面ではどうだったか

 「(昨年成立した)安保法制の採決が強行された直後に広がった運動、世論がいまだに、反対の世論が強いという一つの証明でもある。もう一つは経済問題。アベノミクスが破綻してきたという不安が広がっている。そうしたところに今回の「野党統一候補」、特に5区では訴えが届いたのではないか。それがかなり選挙結果に影響を与えた。池田さん、普通の人が豊かになろう、と言ってきた。これはすごく安倍さんのやり方と対照的で、安倍さんは企業が世界で一番活躍しやすい国にする、と。言ってみれば大企業が豊かになる。大金持ちが豊かになろうというやり方だ。それに対して池田さんは普通の人が豊かになろう、と。これは普通の暮らしを温めることで景気を良くしていこう、と。まったく逆の方向。こうした訴えはこれから広がっていく。私も札幌に(応援のために)2回入ったが、これは響くな、というのが実感である。これから安保法制だけでなく、経済政策、TPPも参院選に向けて争点にしたい。そういう手応えは補選でつかめた」


 −−補選前は衆参同日選も取り沙汰されていたが、今回の結果をうけてどうか

 「こういう状況で熊本であれだけの(地震による)被害の中で解散・総選挙はあり得ない。政府は熊本に集中して取り組むべきで、われわれはダブル選は極めて邪道と批判してきたが、地震をうけて、きっぱり断念すべきだ。もしこういう状況でダブル選を強行すれば、国民から厳しい批判を浴びるのは間違いない」

 −−補選の結果を受けて、衆参同日選の可能性はどうか

 「どちらにも理屈づけをしてくる。ただ、今回の結果を受ければ安倍政権に逆風が吹き始めたという風に感じるのが普通の感覚。同時に地震の問題もあるからダブル選はきっぱり断念してほしい」

 −−北海道5区での敗因は

 「敗因はこれからしっかり分析したい。ただ、敗因というより、ここまで押し上げたということの意味の方が大きい。野党共闘でいえば気持ちのいい共闘ができた。最終日には私も札幌市内だが、野党のみなさんと共同街宣をやった。(民進党の)前原(誠司)さんとか細野(豪志)さんとか山尾(志桜理)政調会長とね、私や穀田(恵二)国対委員長さんと一緒に街宣車に乗って訴えるのは『事件』だった。これからの野党共闘のあり方に今後の5区補選は大きな影響を与えた。かなり大きな可能性がひらけた選挙だ。野党共闘はうまく進んだ」


 −−5区補選で自公を追い詰めたが、勝つためには何が足りなかったか?

 「それはこれからよく分析する。市民、野党協力のあり方についてもっともっと力を発揮しうるやり方があるのかどうか、そこはしっかり振り返って今後の方向性を出したいと思うが、今回は初めてなので試行錯誤の面があって、やっていく中でお互いの信頼関係が高まっていくというか、とにかくやったことのないことをやったわけだから、最初から100パーセントの結果がでるということにならないこともある。ただ、これからの足がかりはしっかり築けた、そういう戦いになった」

 −−まだまだやり方はあるということか 

 「もっと工夫の余地はあるのではないか。いろいろなことがこれからできるのではないかと思う」

 −−前原、細野両氏と一緒に街宣した。民進党の本気度を感じたか

 「初めてだ。前原さんも『街宣車の上で20数年間、国会議員をやってきたが、共産党の人と訴えたのは初めてだ』といっていたし、その意味では互いにこんなことをやったのは、いままでなかった。沖縄では選挙協力をやったが、沖縄以外で国政選挙で私も宣伝カーの上にほかの議員と一緒にのって演説した経験がない。そのこと自体が画期的だ。これからこれが日常化していけばスムーズに進むと思う。その意味で最初のケースにしては非常にうまくいった。これをもっと広げたい」

 −−選挙の準備期間は短かったか?

 「それは言い訳になる。補選はだいだいそんなに時間がなく起こるものが多い。その点でも、相手は弔い合戦的な選挙なわけで、普通は圧勝。それがこの短期間でここまで押し上げたところが今回の選挙の大事なポイントだ。それを実現できたのは野党共闘の力だ。期間は短かったが、濃密に急速に発展した」

 −−投票率が下回っている。受け止めを。選挙戦に与えた影響は

 「投票率がもっと上がれば別の結果が出ていたのではないか。しかし補選はそれほど上がらない。与野党一騎打ちの構図で一票を投じる意味というか、自分の一票が結果に結びつくのではないかということにつながった。もっと上がればとの思いはあるが、補選でありながら高い投票率になったのは野党共闘の一つの機能があらわれた。共闘の結果ではないか」

 −−次期衆院選の選挙協力は

 「衆院選でも参院選と同じように共闘しようと呼びかけている。すみわけでなく、きちんと候補者擁立して、お互いに推し合う形でやりましょうと提案している。これに変わりはない。今度の結果は野党が力を合わせれば、これだけ結果を出せるということの実証になったわけで、衆院選でもこれからの選挙協力に大きな影響を与えるのではないか。衆院選も急速にこの取り組みを進めることは可能になるのではないか」(了)

http://www.sankei.com/politics/news/160425/plt1604250009-n1.html


5. 日高見連邦共和国[1342] k_qNgoypmEGWTYukmGGNkQ 2016年4月29日 12:56:07 : IeaB3HQJJg : 1uIcocViqWs[494]

自民党が、共産党の『綱領』などを持ち出してイチャモンつけるんだったら、
『では自社さ連立のときの社民党はどーだったのサ!』とだけ言えばイイ。

そんだけ〜。(笑)


6. 不眠症[124] lXOWsI_H 2016年4月29日 13:56:30 : mBqEoVAF7k : YuLD0e5f9D4[125]
,

『7月の 議席は捨石 TPP』

 あべこべは、怖くてとても解散なんかする気が無いくせに…

 野党各党もだまされてはいかん! 解散想定しつつも、体力温存はしておこう。

、 


7. 2016年4月29日 15:31:36 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[2814]
2016年4月29日(金)
秋田で野党統一候補
松浦氏 「市民と力合わせる」
藤本ゆり氏 比例予定候補に

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-04-29/2016042904_01_1.jpg
(写真)決意表明する松浦氏(右から3人目)と(左隣へ)藤本、米田の各氏=28日、秋田市

 秋田県の日本共産党、民進党、社民党と「安保法制(戦争法)廃止、立憲主義の回復を求める秋田ネット(あきた立憲ネット)」の代表は28日、秋田市内で会見し、参院選秋田選挙区に松浦大悟氏(46)=民進公認=を統一予定候補として擁立することを発表しました。

 松浦氏と野党3党、あきた立憲ネットの代表が「共闘・政策協定」に調印。協定は、(1)安保法制廃止と集団的自衛権閣議決定の撤回(2)与党と補完勢力を少数に追い込み安倍政権打倒をめざす(3)立憲主義回復、個人の尊厳や報道・言論の自由を擁護する政治実現(4)安倍政権による憲法改悪の阻止(5)統一候補は、以上4項目を実現する姿勢を貫く―の5項目。

 また、▽アベノミクスでの格差拡大と東京一極集中の是正▽安倍政権のTPP国会批准反対▽社会保障充実と不公平税制の抜本是正▽原発に頼らない社会の早期実現▽辺野古新基地問題など民意を無視した政策反対―などについても協力し、消費税についても随時協議するとしています。

 松浦氏は「政党の枠を超えて、市民のみなさんと一緒に力をあわせて、政治の流れ変えるため全力を尽くす」と決意表明。

 米田吉正党県委員長は「藤本ゆり氏は比例予定候補となります。協定は熟慮に熟慮を重ねた優れた内容。大義実現のため何としても野党統一予定候補勝利をやり抜く」と強調。藤本氏は「安倍暴走政治を止め、戦争法廃止のため松浦氏勝利と党躍進を訴え、全力でがんばる」と語りました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-04-29/2016042904_01_1.html


8. 2016年5月01日 05:26:37 : FWKUZVtvrc : qxar6z0@74w[80]
不正選挙を防止できたら完全に勝利します。
 
安倍晋三一味は新たな不正選挙を考えています!


9. 2016年5月01日 10:34:33 : Ba5clCNVME : vHMW5Qo_i1w[123]
北海道5区の選挙結果はかなり有望、期待を持たせます、と小池さん、そうではなく不正選挙で本来勝っている、このまま千歳市の結果をきちんと検証しなければ参院選も同じような事をされる。とても考えられない、あり得ない事ではないか、でなければ選挙をしても空しいだけです。きちんと追及してほしい。

10. 2016年5月01日 21:03:48 : xQoZn42Pr2 : 2ydlNWODHRI[364]
勝利が見えた?
何言ってんだ
まだ始まってもいないのに
そんな調子じゃ負けるぞ


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