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政治闘争は、いつも悪戦苦闘の連続
http://www.liberal-shirakawa.net/tsurezuregusa/index.php?itemid=1765
16年04月25日 永田町徒然草
衆議院北海道5区の補欠選挙の結果は、極めて残念であった。しかし、冷静に考えれば、この選挙は困難な条件が重なっていた。この補欠選挙は、この選挙区で長年に亘り当選してきた町村信孝衆議院議員の死去に伴って行われた選挙であった。小選挙区制の導入に際して、旧北海道1区(5人区)は確か5つの小選挙区となった。
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当時自民党の総務局長だった私は、町村氏に北海道1区から立候補して欲しいと思っていたが、町村氏の方から早々と北海道5区を希望すると言われた。町村氏にとってかなりの縁故のある選挙区だったようだ。北海道1区には横路孝弘衆議院議員(北海道知事経験経験者)が立候補することになっていたので、自民党は候補者擁立に随分苦労させられた。
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今年になってから野党共闘ー野党統一候補という構想が強調され、それが現実の動きとなったのはごく最近のことであった。ハッキリ言ってこの選挙が初めてである。しかも、野党共闘の中核となるべき民進党が結成されてまだ1ヶ月経っていないし、残念ながらそのインパクトはあまり大きくなかった。そして野党共闘の選挙という経験がなかった。その中での選挙結果は次の通りである。
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和田 義明 135842票
池田 真紀 123517票
▼その差 12325票
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前の永田町徒然草No.1823「火事は最初の5分・選挙は最後の5分」(http://www.liberal-shirakawa.net/tsurezuregusa/index.php?itemid=1764)で述べたように、「選挙においては、大規模な災害は権力側に有利に動く」ものである。この票差を見ると、平成28年熊本地震がなければ野党統一候補がおそらく勝っていたと私は思う。熊本地震も天のなせる業であるが、北海道5区の補欠選挙の惜敗も天のなせる業なのであろう。野党各党は天のなせる業に思いを致すことが大事である。
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僅差ではあるが、負けは負けである。しかし、こんなことに挫(くじ)けてはならない。政治闘争は、いつも悪戦苦闘の連続である。次は32ある参議院1人区における闘いである。順調に動き始めている県もあるが、まだまだ形が出来ていない県もある。あと2ヶ月だ。野党全党の力を合わせても足らないところだらけであろう。それでも野党共闘を模索し、野党統一候補を擁立することが大切なのだ。野党各党はこの闘いに全力を傾注しなければならない。国民は必ず呼応してくれる。このことを北海道5区の選挙民が教えてくれている。
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今日はこのくらいにしておこう。それでは、また。
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