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西川委員長は「答える立場にない」だって…(C)日刊ゲンダイ
黒塗り部分に9ページ 西川TPP暴露本で分かった交渉の中身
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2016年4月20日 日刊ゲンダイ
交渉過程の情報開示をめぐる与野党の対立などで8日からストップしていた衆院TPP特別委員会が18日、再開した。野党は熊本地震への対応を優先するため審議見送りを求めたが、安倍首相の強い意向で再開。にもかかわらず、相変わらず外交機密をタテに交渉過程の公開を拒否し、安倍首相は「秘密が外に出ていけば(TPPのような)志の高い協定が成就することは不可能だ」とかいうヘリクツで逃げ切ろうとしている。
しかし、そうは問屋が卸さない。西川公也委員長が出版予定の「TPPの真実―壮大な協定をまとめあげた男たち―」で経緯をつまびらかにしているのだ。
問題の“暴露本”は28章475ページにわたる。当初から交渉に加わり、大筋合意までの2年8カ月間携わったとする西川委員長は、〈私は閣僚ではありませんでしたが、最後の最後では交渉上の切り札を持っていました〉と断言。TPPをまとめた立役者の自負をプンプンにおわせている。日本側と各国要人が接触した日付や関わった人物が実名で登場。〈関係者との意見交換概要〉〈議員団会談概要〉などと題したペーパー資料もふんだんに盛り込まれ、政府公表資料では真っ黒に塗りつぶされていた2013年9月のブルネイ会合については、〈第8章ブルネイ〉で現地でのやりとりに9ページも割いているのだ。
ここまで“守秘義務”とやらを犯しておきながら、〈私から漏れた情報は一切ありません〉と書いているのだから、開いた口がふさがらない。
TPPに反対するアジア太平洋資料センター事務局長の内田聖子氏はこう言う。
「通読しましたが、担当大臣でもなければ交渉官でもない西川議員が交渉官に指示を飛ばしていたという趣旨の記述には驚きました。トップシークレットと呼べるほど機微に触れた情報はなかったものの、交渉経緯をポロポロ漏らしている。そんな人物の出版が一度は許されたくらいなのですから、聖域とされたコメなど重要5項目の取り扱いがなぜ後退したのか、政府は説明すべきです」
西川委員長に〈他国の閣僚と違ったのは、交渉の全権を委任された状況ではなかった〉とくさされた甘利明前経済再生相はトンズラし、事務を統括した鶴岡公二首席交渉官は7日付で駐英国大使に赴任。国会に政府答弁者が不在なのだから、“壮大な協定をまとめた”西川委員長が四の五の言わずに前面に立つのが筋じゃないか。
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