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首相の解散戦略左右=守勢挽回へ野党−衆院補選〔深層探訪〕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160416-00000033-jij-pol
時事通信 4月16日(土)8時26分配信
夏の参院選の行方を占う衆院ダブル補選が12日告示され、選挙戦がスタートした。与党は、北海道5区で敗北すれば、政権へのダメージは避けられず総力戦で臨む。勝敗は衆参同日選をにらむ安倍晋三首相の解散戦略も左右する。一方、5区補選を共闘の試金石と位置付ける野党陣営は、結果次第で協力関係に亀裂が生じることも予想される。
「この選挙は厳しい。(候補の)名前が十分に届いていない。これからの戦いにかかっている」
北海道5区補選の応援に入った自民党の谷垣禎一幹事長は12日、札幌市内で声を振り絞り支持を訴えた。そろい踏みした公明党の井上義久幹事長も「断じて勝つ」と語気を強めた。
◇「負けても解散」
自民党は、不倫が発覚した前衆院議員(自民離党)の辞職を受けた京都3区補選では、「謹慎期間」だとして擁立を見送った。公明党の支援も受け、告示前から北海道5区に集中してきたが、楽観できない情勢だ。
関係者によると、自民党の事前調査では、当初10ポイント以上リードしていたが、最近は接戦という。公明党調査でも一時、野党候補に抜かれており、一進一退の状況で、政権幹部は「油断したらやられる」と危機感を隠さない。
政権が補選を重視するのは、敗北すれば「安倍1強」で進んできた政局の潮目が変わりかねないためだ。過去にも補選敗北を契機に、政権の危機を招いたことは一度ではない。
10日には政権の要である菅義偉官房長官が札幌市内で街頭演説。知名度の高い小泉進次郎自民党農林部会長も複数回投入しててこ入れを図る予定だ。首相の現地入りも検討している。
選挙結果は首相の解散戦略に直結しているとされる。与党内には、北海道5区で勝利すれば、同日選への流れが加速するとの見方が少なくない。「創価学会幹部がある地方での会合で、6月1日解散、7月10日投開票を念頭に同日選態勢を組むようにと指示した」。公明党関係者は声を潜めてこう語る。
負けた場合、話は単純ではない。「同日選はリスクが大き過ぎる」(自民中堅)との見方がある一方で、同日選待望論が出る可能性もある。首相周辺は「負ければ野党統一候補の試みがうまくいったということになる。参院選で過半数を割ったら『安倍降ろし』が始まる。それを防ぐには同日選だ」と指摘する。
◇「共闘」もろ刃の剣
野党にとっても、北海道5区補選は正念場だ。新党結成後の初陣になる民進党の岡田克也代表は12日、京都市内で記者団に「結果が参院選に直結する重要な補選だ」と意義を強調した。
民進党は参院選の1人区で、共産党との共闘を軸に、政権への批判票の受け皿を一本化したい考えだ。ただ、共産党が前面に出過ぎると保守票が逃げかねないとのジレンマも抱える。
北海道5区の出陣式では、与党の「民共合作」批判をかわすため、野党統一候補の第一声に民進党など4野党幹部が出席を見送る異例の対応を取った。ただ、同日選になれば、政権構想が異なる共産党との共闘は破綻しかねない危険もはらむ。
一方、京都3区に候補を擁立したおおさか維新の会は勢力拡大を狙う。「与党も民進党も当たり前のことができない。それができるのがわれわれだ」。松井一郎代表(大阪府知事)は京都市内で演説し、第三極の立場をアピールした。
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