山尾志桜里は「ガソリン代の件も含めて、私自身の監督の至らなさを猛省している」と言っている。ただし、もっと詳細に突っ込んで全容解明をする必要がある。 少なくとも「政治資金規制法違反(虚偽記載・不記載)」は確実なようなので、「任命・監督責任を怠ったと見なされれば、政治家本人も50万円以下の罰金」となる。 山尾志桜里は即刻議員辞職すべきではないか。 政治資金規制法違反(虚偽記載・不記載) 担当者 ⇒5年以下の禁錮または100万円以下の罰金 山尾志桜里代議士 ⇒任命・監督責任を怠ったと見なされれば、政治家本人も50万円以下の罰金 山尾事務所がガソリンプリカを選挙区内の有権者に配っていたら公職選挙法違反(寄附行為)。 ⇒山尾志桜里本人が1年以下の禁錮もしくは30万円以下の罰金 山尾事務所が仮にプリカをお金に換え、ガソリン代以外に使用していれば政治資金規正法違反(虚偽記載) ⇒記載者が5年以下の禁錮か、100万円以下の罰金 山尾事務所が仮にプリカをお金に換え、ガソリン代以外に使用していれば政治資金規正法違反(虚偽記載) ⇒監督責任者の山尾志桜里本人がも50万円以下の罰金 公示期間中に、例えばクルマを使ってポスター張りを手伝った人間に、経費を含めた謝礼として「2万円分のプリカ」を渡したら、ポスターを張るために使ったガソリン代のみを経費とするべきところ、残りについては”私的利用”を認めていたとしたら、公職選挙法違反(運動買収) 公示前だとしても、例えばクルマを使ってポスター張りを手伝った人間に、経費を含めた謝礼として「2万円分のプリカ」を渡したら、仕事の対価を支払ったという意味で、その旨を収支報告書に記載する必要があるが、そうしていないので政治資金規正法違反(不記載) 山尾志桜里に、最初からプリカを換金してガソリン代以外に使用する意図があったら、山尾志桜里は税金が原資となる政党交付金を受けているので、国を欺いたということで詐欺罪(国を欺いた) メールの件 謎のショートメール 先の総選挙の翌日(2014年12月15日 10:27)には、 <皆様のお蔭で当選致しました.厚く感謝御礼申し上げます.民意を国政へ頑張ります.山尾しおり(以下、事務所電話番号)> といった当選感謝のショートメールが、 2016年2月27日には、 <衆院予算委にて安倍総理に質問します。13:36〜14:12の予定です.NHK放映ぜひご覧ください.山尾しおり事務所> と丁寧な宣伝が届いている。発信元は米国だが、登場する秘書の名や携帯番号は実在するもの。 「正確な数は把握していませんが、選挙区内のかなりの方に送られているのではないか。私の知り合いはもちろん、自民党の県議や市議も受け取っています」 と、先の関係者。 対立する鈴木陣営が県警本部に掛け合ったところ、 「やっていることは違法。ただ、”送信者が海外のサーバーを利用し、番号が誰のものか特定できない”と言われたそうです」 事実、総務省や地元選管の話を総括すると、 <選挙活動および政治活動に関しては公選法で、受信者が送信者に”ここへ送れ”と指定したアドレス以外に送ってはいけないと定められている。さらに、呈示されるような『当選のお礼』もメールでやってはいけません。これらの規定に反した者は、2年以下の禁錮または50万円以下の罰金が科せられるのです> むろん、発信元が山尾陣営だと裏付けがあるわけではない。しかしながら、試みにこの番号へショートメールを送ると、早速こんな返信があった。 <この番号は送信専用です。恐れ入りますがお電話お願いします> 末尾には、地元の山尾事務所の電話番号が記されている。気味の悪い話である。 ⇒公職選挙法違反:2年以下の禁錮または50万円以下の罰金 2016.4.7 01:10 【山尾志桜里氏・疑惑釈明会見詳報(4・完)】 反省の言葉がないと指摘され「猛省しています」 甘利氏の疑惑とは「違うとしか言いようがない」 http://www.sankei.com/politics/news/160407/plt1604070004-n1.html 【質疑応答】 −−検事出身だが、検事の目で見て自身は「クロ」か、「シロ」か 「クロ、シロと軽々に言うような話ではないと思うがしっかりと弁護士と相談もしながら必要な法的措置があればそれをとるつもりだ」 −−進退について考えは 「しっかりと事務所の態勢を整えて専門家の助力も仰ぎながら私としてはこれからも精いっぱい国民の皆さんの期待に応えるように頑張っていきたい」 −−突出してレシートが多いということだが当時は気づかなかったのか。監督責任についてどう思うか。政調会長の任は続けるのか 「監督が不十分だったことを反省をし、事務所の態勢を整えて専門家の助力もあおぎながら、こういったことがないようにやっていきたい。2点目のご質問だが、国会議員として政調会長として国民の期待に応えられるように精いっぱい頑張りたいと思っている」 −−秘書本人からなぜ事情を聴かなかったのか。今後、本人から事情を聴く機会は 「その点については弁護士に相談もして、やはり法的問題が生じる可能性があるので、直接、私やスタッフが当該の方と接触するのは好ましくないと弁護士から助言も受けた。これから事実の解明については、いずれにしてもこういう問題なので、弁護士を通じてしかるべくということだと思う」 ーー甘利明前経済再生担当相は「監督責任」を認めて閣僚を辞めた。今後,与党の不祥事などを追及する資格はあるか 「まずは今申しあげた通り、自分の管理の不十分や、事務所の態勢をしっかり立て直さないといけないという、私自身としてやるべきことをしっかりやることは大変大事なことだと思う。ただ、私も野党の国会議員であるし、政調会長として、その任をしっかりと果たしていきたい」 −−秘書を雇った経緯と辞めた経緯は 「当時、先輩議員の紹介で秘書となった。本人からの辞表願が出て辞めている」 −−辞めた理由は 「本人から辞表届がでているので、本人の意思であろうと思う」 −−甘利氏の追及をしていたが、今回の件とは違うと考えるか 「違うとしか言いようがないのだが…。それぞれ事案は全部違う。この場で『私のは軽いんだ』とか、そういうことを言うような場でもないと思う。軽い重いとかそういうことではなく、それぞれの事案にのっとって、議員本人がしっかり調べて説明をするということだと思う」 −−新築祝いとして選挙区内のどなたかに現金を渡したということはないか 「私の知っている限りそういうことではないと思う」 ーー弁護士は秘書に会ったのか 「今の段階で秘書と接触したということは聞いていない。ただ今後必要があれば、それは適切にやって頂けるのであろうと思う」 −−今回の件を払拭するには膨大なエネルギーが必要になると思う。夏の参院選に向けて有権者にどう発信していくのか 「この1週間、かなり集中して弁護士さんの力も相当借りながら調べてきて、そして、今日こうやって率直にご報告申し上げている。これはやはりメディアの皆さんを通じて、国民の皆さんに私なりに説明をしている場面だと思っている。自分の地元だけでなく、出会っていくであろうさまざまな立場の方から問われれば、同様の説明で正直にご理解いただく。一方で当然、政調会長として民進党の政策、頑張って政策を前に進めていきたいという思いは全く変わりはない」 ≪ここで反省の言葉がないことを記者に指摘され、山尾氏は謝罪のトーンを強めていく≫ −−全体として「申し訳ない」「反省している」という言葉は聞けていない。「被害者」という気持ちかなのか。ここまでの説明で有権者が納得すると思うか 「大切なご質問ありがとうございます。ガソリン代の件も含めて、これは私自身の監督の至らなさがあるのは事実なので、その点は大変申し訳なく思っている。それが私の大きな気持ちだ。それが前提にあって、今後どうするのかという質問に答える形で、その点についてはやはり期待に応えていけるように頑張りたいという順番だ。改めて説明申しあげたいし、ご理解いただければと思う。この説明の受け止めだが、やはり調べた結果、ある程度判明した事実に基づく以外に説明の方法がないので、今、この1週間でしっかりと調べた事実を今この場で申しあげている」 ーー納得してもらえるか 「ご質問や疑問の点があれば、今もそうだが、引き続き聞いていただければと思うが、今お伝えした通りだ」 −−当時、「大量だ」という疑問は 「繰り返しになるが、当時の自分の監督の至らなさ、これは猛省しています」 −−使い込みにあった、ということか 「私も、もともとああいう職業をやっていたので、こういったことを断定するのはすごく重たいことと承知している。今申しあげた通りの説明になるが、すごく強い疑問を持っているということだ」 −−税金が無駄に使われたのは事実だ 「大切なご指摘ありがとうございます。本当に改めてさっきも申しあげたが、ガソリン代の件も含めて私自身の監督の至らなさを猛省している。そういった意味でこの政治に対するお金の使い方、一番国民が信頼の論拠としているところ、不信の礎となっている部分でこういった報告していること自体に本当に申し訳なく思っている。国民の皆さんに申し訳なく思っている」 「ここから先できることはもう二度とこういうことが起きないような事務所の態勢をしっかり整えて、当然外部のご助言も頂きながら、もう一度自分が先頭に立って監督体制をつくっていくことだと思う。大変申し訳なく思う。ありがとうございます」 −−政調会長就任にあたって党幹部から「資金面、大丈夫か」と確認はあったのか 「具体的にそういった点をクローズアップして『注意をしなさい』ということではなかったかと思う」 −−結果的にウソをついたことになる。責任の取り方は 「何がウソかというのはそれぞれのいろんなお考えがあると思う。私がこの場で言えるのは私自身がなにか事実を知りながらそれを隠してウソをついたということはないということは私なりに申し上げることはできるが、一方で、記載と事実が違うということが複数あるのは確かなので、その点は自分の監督体制の至らなさを大変反省している。大変恥じている」 「ただ責任という質問だが、やはりこういった今回の指摘がきっかけとなってさまざまな不備も判明した。それを私なりに事務所のみんなとともにしっかりと補って、やはりこういうことが起きないように監督体制を整えるということはしっかりとやっていきたいし、それプラスやはり国会議員として大事な時期の民進党の政調会長としてやるべきことはやった上で、やはり今担わせていただいている役割を全うしていきたい」 安倍首相や菅官房長官のガソリン代には問題はなさそうだ。 山尾志桜里がいくら「ガソリンプリペードカードを換金したり、有権者に配布した事実はない」と言ってもにわかには信じ難い。 では一体何に使ったのか? ガソリンプリペードカードを大量に購入する必要性がどこにあったのか? 山尾事務所ではそれほど走っていないのは確実そうだ。秘書も走行距離は1台当たり約年間2万`で3台車両を使用と言っていたし、タイヤの関連費用からタイヤの消耗も少なそうだ。 「ガソリンプリペードカードを換金したり、有権者に配布した事実はない」のなら、なぜガソリンプリペードカードを大量に購入したのかを山尾志桜里には納得のいく説明をする責任がある。 ”あり得ないよなぁ” 2016年4月7日 ではここからは目を転じ、現閣僚のガソリン代をざっくり挙げてみよう。 【安倍首相】 2012年 573万円 2013年 555万円 2014年 500万円 【菅官房長官】 2012年 223万円 2013年 195万円 2014年 162万円 【遠藤五輪相】 2012年 188万円 2013年 197万円 2014年 200万円 【丸川環境相】 2012年 43万円 2013年 194万円 2014年 103万円 【高木復興相】 2011年 88万円 2012年 85万円 2013年 94万円 ちなみに皆プリカではなく、実費でガソリンを購入している。 ご覧の通り安倍首相が突出しており、平均して年間地球12周分にも匹敵。あたかも湯水のごとく使っているようだが、 「下関市と長門市からなる山口4区は単純計算で1000㎢を超えていて、300㎢に満たない山尾のところとは次元が違いますよ」 とは政治部デスク。 そのうえ、安倍陣営が毎月10万円前後のガソリンを購入する店の担当者らの話を総括すると、 <地元事務所には10名ほどのスタッフがおり、それぞれが1台を駆っている> それらを踏まえれば1人で地球1.2周、つまり年間約5万`。だから、長距離トラックやタクシー運転手ならずとも”達成可能”な数字と言えなくもない。 その一方で菅官房長官の選挙区は狭く、40㎢弱である。とはいうものの、先のデスクによると、 「額面通りには受け取れませんよ。神奈川県全体が菅さんの選挙区みたいなものですから。それに2012年の12月まで自民党は野党で、もちろん菅さんは官房長官でさえない。だから本人も地元を隈なく回っており、ガソリン代が嵩んだのでしょう」 永田町関係者が後を受けて、 「菅さんの秘書の面々が県議や市議となり、県全体へ縦横無尽にネットワークが拡がっている、そんなイメージです。元秘書らが絡んだイベントには現スタッフがどんどん応援に駆け付ける。とにかく常にフル稼働しています」 今回の「山尾報道」があった後、 「菅さんは、”そんな額のガソリン代なんてあり得ないよなぁ”と周囲に言っていました。もちろん自身のガソリン代を知らないはずがないわけで、要するに、”自分は地元をしっかり回っている。その結果が地球5周分なんだ”という意味合いで、強気なんですよ」(同) 官邸ツートップは共に、「法令に従い適正に処理しています」と答えた。試みに、それだけ走破すれば摩耗するタイヤの関連費用も点検した。 タイヤの関連費用 【安倍首相】 2012年 30万円 2013年 69万円 【菅官房長官】 2012年 18万円 2013年 14万円 【山尾志桜里議員】 2012年 3万円 2013年 1万4000円 果たして、山尾志桜里陣営のタイヤには溝は残っていたのだろうか。 人を呪わば穴二つ ところで、桜唇(おうしん)とは美人の唇を指す。舌鋒鋭く国会へ斬り込んでいた際には輝いていたはずのその口を、すっかり拭ってしまったのが山尾女史。 ガソリンプリカ代の他、米国から多くの有権者へ届く奇怪な「山尾宣伝メール」などについても改めて質したところ、最初の取材依頼から7日経ったのに、 「現在事実関係を確認中です。今週中に結果をご報告いたします」 と答えるばかり。 東京地検特捜部の元検事で弁護士の高井康行氏は、 「いずれにせよ、多額のガソリン代をプリカ代金という形で収支報告書に計上しているのはあまりに不自然なこと。それに、彼女が検察OBと言われることにも私は釈然としないところがある。何しろ3年ほどしか検事をやっていないわけで、それは半人前にすらなっていないということなんですよ」 こんな風にその力量に異議申し立てをするし、 官邸幹部の1人も、 「ご本人は『確認中』と言っているんですね。なるほど、甘利さんの問題を追及していたことを思えば、人には厳しく自分には甘いんだね」 としたうえで、こう断じている。 「ガソリンってクルマを持って行って入れるものでしょ、普通。プリペイド・カードを買うっていう発想がなかったのでビックリしました。とにかく、そういう人が『客寄せパンダ』みたいに党三役になっているのは本当にいいことなのか。それは、民進党の所属議員たちが考えるべきことでしょう」 人を呪わば穴二つ。 このままズルズル行けば、新党そのものがお釈迦になりかねないのである。 人(ひと)を呪(のろ)わば穴(あな)二つ http://dictionary.goo.ne.jp/jn/185806/meaning/m0u/ 他人を呪って殺そうとすれば、自分もその報いで殺されることになるので、墓穴が二つ必要になる。人を陥れようとすれば自分にも悪いことが起こるというたとえ。
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