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2016-04-01 07:15
【やったー。マイアミOPの準々決勝で、錦織が4−6,6−3,7−6で、2時間を越える熱戦を制して、技巧派のモンフィスに勝利。明日の準決勝に進むことが決まった。(**)
残念ながら、相変わらず大事なゲームでサーブがはいらず。力がはいって先にミスをする回数が多かったので、自分で接戦にしちゃったとこがあったのだけど。先に握られたマッチポイントを何度もしのいで、タイブレークに持ち込んで勝ったのは立派。(~_~)<TOP4とは遠いけど、TOP8の貫禄は十分って感じ。>
何とか準決勝も勝って、地元の決勝戦でジョコを倒して欲しいです。ガンバ。o(^-^)o】
でもって、今日から4月だ〜〜〜。(・o・)
バカみたいなウソを考えるのは面倒なので、それはパスしたいと思うのだけど。
できれば、安倍政権が3年以上も続いていること自体、そして集団的自衛権行使を含む安保法制が成立してしまったこと自体、ウソであってくれればいいのにと思うです。_(。。)_
さて、安倍自民党のメディア支配(特にTV)がどんどん強まる中、安倍政権をしっかりとウォッチして、その問題点を伝えるようなキャスターやコメンテーターは次々と降板することに。(-"-)
昨日3月31日には、ついにテレビ朝日の「報道ステーション」のキャスターを12年間も務めた古館伊知郎氏が、最後の放送を行なった。<2004年4月5日から長い間、スタッフの方々も含めて、おつかれさまでした。m(__)m>
古館氏は最後の挨拶の中で、番組を辞める理由について、自分なりの言葉でざっくばらんなニュース番組を作りたいと思っていたが、言葉の制約があって窮屈になったと説明。
何らかの直接のプレッシャー、圧力が掛かって辞めるということではないと、いわゆる圧力論を否定した。
ただ、同時に「この頃は、報道番組で開けっぴろげに昔のように、いろんな発言が出来なくなりつつある空気を私も感じています」との発言も。
「つるんつるんの無難な言葉で固めた番組など、ちっとも面白くありません。人間がやっているんです。人間は少なからず偏っています。情熱を持って番組をつくれば、番組は偏るんです。しかし、全体的にほどよいバランスに仕上げ直せば、そこに腐心をしていけばいいのではないか」と、様々な批判や目に見えない圧力を受けていたことを推察させるような持論も語っていた。
古館氏の挨拶の一部を、アップしておく。(++)
* * * * *
mewは、この古館氏の挨拶をきいていて、ふと元フジTVのアナウンサー・露木茂氏がインタビューで語っていたことを思い出した。(・・)
露木氏は、日刊ゲンダイの特集記事『誰がテレビを殺すのか」・・・露木茂氏 「かつては圧力を局全体でハネのけた」』の中で、こんな話をしていたのだ。(@@)
ニュースキャスターとしても30年以上活動して来たが、個人に圧力がかかったり、攻撃されたことはない。政権側から局に対してクレームが入ったことは何度となくあっただろうけど、局の上層部がそのことを僕の耳にまで入れることは一度もなかった。
本番の前には、番組責任者などと共に会議を行ない、自分のコメント内容に関して注文がつくこともあるのだが。露木氏のコメントに問題があったとしても、番組全体の責任になると。
当時の上層部には「外部からのキャスターへの圧力は局全体ではねのける」という、テレビ人としての姿勢があったと言うのである。
後半に、露木氏のインタビュー記事も、アップしたいと思う。(++)
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
まずは古館伊知郎氏の最後の挨拶から・・・。
『私がこんなに元気なのになんで辞めるのかと決意したのかということも、簡単にお話させていただきますとすれば、そもそも私が12年前に、どんな報道番組をやりたかったのか、というところにつながるんです。それは、実は言葉にすると簡単なんです。
もっともっと普段着で、もっともっとネクタイなどせず、言葉遣いも普段着で、司法言葉とかじゃなくて、普通の言葉でざっくばらんなニュース番組をつくりたいと真剣に思ってきたんです。ところが、現実はそんなに甘くありませんでした。
例えば「いわゆる事実上の解散宣言とみられています」。いわゆる、を付けなくてはならない。事実上、を付けなくてはいけない。みられている、と言わなくてはいけない。これはどうしたって必要なことなんです。テレビ局としても、放送する側としても、誰かを傷付けちゃいけないということで、二重三重の言葉の損害保険を掛けなくてはいけないんですよね。
そして裁判でも「自白の任意性が焦点となっております」。任意性。普段そういう言葉は使わないですよね。「本当にそういうふうに語ったのか、強制されたのか」でいいわけです。本当は。例えば、これから夕食だという時に「これは接待ですか? 任意ですか?」とは言わないわけです。
そういうことをガチッと固めて、ニュースはやらないといけない。そういう中で、正直申しますと窮屈になってきました。
もうちょっと私は、自分なりのしゃべりで、自分なりの言葉で皆様を楽しませたい、というワガママな欲求が募って参りました。
12年、苦労してやらせていただいたというささやかな自負もありましたので、テレビ朝日にお願いをして、退かせて下さいとお願いをしました。これが真相であります。ですから、世間、巷の一部で、
そういう意味では、私のしゃべりや番組を支持して下さっている方にとって、私が急に辞めるというのは、裏切りに繋がります。本当にお許し下さい。申し訳ありません。私のワガママです。
ただ、この頃は、報道番組で開けっぴろげに昔のように、いろんな発言が出来なくなりつつある空気を私も感じています。
とっても良い言葉を聞きました。この番組のコメンテーターの政治学者の中島(岳志)先生がこういうことを教えてくれました。
空気を読むという特性が人間にはある。昔の偉い人も言っていた。読むから、どうしても空気は一方向に流れていってしまう。だからこそ、反面では、水を差すという行為や言動が必要だ。その通りだと感銘を致しました。
つるんつるんの無難な言葉で固めた番組など、ちっとも面白くありません。人間がやっているんです。人間は少なからず偏っています。情熱を持って番組をつくれば、番組は偏るんです。しかし、全体的にほどよいバランスに仕上げ直せば、そこに腐心をしていけばいいのではないかと、私は信念を持っています。そういう意味では、12年間、私の中で育ってきた報道ステーション魂というものを、後任の方々にもぜひ引き継いでいただいて、言うべき事は言う。多少厳しい発言でも。で、間違いは誤る。
その激しい発言というものが、実は後年経って、あれがきっかけになって議論になって、良い方向に向いたじゃないかという事柄もあるんだと信じています。
考えてみればですね、テレビの地上波、地上波なんていういちいち言わなくても、テレビの独り勝ちの時代がありました。その良き時代に、良き時流に乗って綺羅星のごとく、あの久米宏さんが素晴らしい「ニュースステーション」というニュースショーを、まさに時流の一番槍を掲げて突っ走りました。私はその後を受け継ぎました。
テレビの地上波もだんだん厳しくなって参りました。競争相手も多くなりました。でも、そういう中にあっても、しんがりを務めさせていただいたかな、というささやかな自負は持っております。』
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
そして、露木茂氏のインタビュー記事を・・・。
『誰がテレビを殺すのか <第1回>露木茂氏 「かつては圧力を局全体でハネのけた」
4月からテレビのニュース報道番組が大きく姿を変える。「報道ステーション」の古舘伊知郎キャスター、「ニュース23」アンカーの岸井成格氏、NHK「クローズアップ現代」の国谷裕子キャスターが揃って降板。3人とも政権与党が煙たがる言説が信条だっただけに、圧力降板説が囁かれている。かつてはフジテレビの“顔”として、63年の入局以来、38年にわたりワイドショー、報道、バラエティー番組のMCなどで活躍してきた元アナウンサーの露木茂氏(75)には、これらはどう映っているのか。
◇ ◇ ◇
岸井さんにしろ古舘さんにしろ、どうしてキャスターの個人名まで取り沙汰される世の中になっちゃったんでしょう。
僕は今年でテレビ生活53年、ニュースキャスターとしても30年以上活動してきました。でも、個人に圧力がかかったり、攻撃されたことはありません。もちろん、政権側から局に対してクレームが入ったことは何度となくあったでしょう。でも、局の上層部がそのことを僕の耳にまで入れることは一度もありませんでした。それは、番組の作り方と密接に絡んでいると思います。
本番の前にはもちろん、僕、スタッフ、それに番組責任者も含めて編集会議を開き、どのニュースをどんな順番で取り上げるかを綿密に決めていきます。もちろん、僕のコメント内容も。そこで僕が曖昧な発言をすると、責任者から「そこはもっと厳しく」とか、逆にあまり突っ込み過ぎると「もうちょっと別の表現で」といった注文がつく。こうして、本番に入っていくので、放送後、仮に僕のコメントに問題があったとしても、それは番組全体の責任です。
当時の上層部には「外部からのキャスターへの圧力は局全体ではねのける」という、テレビ人としての姿勢があったと思うんです。ところが今はキャスター個人の発言として問題視されることが多くなった。キャスターの個性に依存し過ぎているのかもしれません。
権力と緊張関係という意味で例を挙げるとすれば、1972年に起きた「浅間山荘事件」でのこと。人質を取って山荘に立てこもる犯人グループに対して、外部の情報をあまり与えたくないということで、警察庁で当時、現場の指揮を執った佐々淳行さんから「テレビ・ラジオの方には配慮をお願いしたい」という申し入れがありました。犯人が聞いている可能性があるからです。しかし、いざ警官隊が「突入」となったとき、正面からは鉄球や放水などで攻め立てる一方で、犯人グループに気取られぬように山荘の裏側にも機動隊が近づいていっている。こうした事実を確認した以上、我々は目の前で起きている事態を伝えないわけにはいかない。ギリギリの判断の上、我々は事実を映像で伝えました。ひょっとして犯人側がテレビを見ていれば、何か対応するかもしれないとも思いました。
犯人検挙と人質救出は最も重要でしたが、「伝える自由」もあるんです。ギリギリのところで判断するメディアの自主性は、大事にしなければなりません。
▽つゆき・しげる 1940年、東京都港区生まれ。早稲田大学を卒業した63年、フジテレビに入社。以来、38年にわたりワイドショー、報道、バラエティー番組のMCなどでフジテレビの“顔”として活躍。00年に定年退職。現在は東京国際大学特命教授を務める傍ら、BS11「報道ライブ21 INsideOUT」にも出演中。(日刊ゲンダイ16年3月20日)』
* * * * *
これから国政選挙が行なわれ、憲法改正への動きが強まる中、果たしてTV局の上層部は、政権監視というメディアの重要な使命を認識して、その務めを果たそうとするのか。キャスターへの圧力は局全体ではねのけるような気概を見せてくれるのか。
日本の将来がかかっている大事な時期だけに、是非、テレビ人、報道マンとしての意地を示して欲しいと願っているmewなのだった。(@@)
THANKS
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