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砂防会館の思い出<本澤二郎の「日本の風景」(2304) <ロッキード事件の真犯人は中曽根だ!>
http://www.asyura2.com/16/senkyo203/msg/460.html
投稿者 笑坊 日時 2016 年 3 月 26 日 13:37:32: EaaOcpw/cGfrA j86WVg
 

http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52133987.html
2016年03月25日 「ジャーナリスト同盟」通信

<ロッキード事件の真犯人は中曽根だ!>

 東京・平河町の砂防会館が取り壊されるという。そこが日本政治史のメッカ、毎日のように通い詰めた場所だったことだけに、わびしく感慨も深い。ここは田中派と中曽根派の牙城だった。歴史の真実は、ここで生まれ、ここで明らかにされる。特に、世紀の疑獄事件・ロッキード事件のことである。元首相の田中角栄失脚で幕を下ろしたが、真犯人はうまく逃げて、その後に天下を取った。中曽根康弘の盟友が熟知しているはずだが、筆者は田中の盟友・大平正芳の側近・田中六助の告発証言を聞いて知った。無念にも、それを記事にしなかった。当時は中曽根を、まともな政治家と誤解したことによる、まさに悔やまれる汚点となっている。


<大平伝令に対して田中角栄の怒りの一撃>

 ロ事件は、元首相の逮捕とその後の裁判、その心労による無念の脳梗塞発作でもって、真相が明らかにされないまま、不幸にして結末を迎えてしまった。娘・真紀子の仇討ちも、小泉純一郎の反撃に屈して成功しなかった。
 「勝てば官軍」とは、よく言ったものである。しかし、ワルが永久に勝つことはない。精神の安定はないだろう。正義は、墓場まで追い詰めてゆくだろう。この小論も史実を明らかにする、そのための一環である。

 ワシントンから撃ち込まれた米軍用機・民間機のメーカー社長のピーナッツ証言を、当初、東京では右往左往するばかりで、犯人を特定できなかった。三木内閣の法務大臣は、幸か不幸か稲葉修・中曽根側近である。
 ロ社の工作資金は、中曽根とナベツネの盟友である右翼のドン・児玉誉士夫へと集中していたことが明らかになったものの、法務・検察は時の田中首相に焦点を絞ってゆく。新聞報道も国民もそれに従った。見事な世論操作に検察は安心して田中捜査へと舵を切った。
 こうした報道に、田中の盟友・大平正芳(当時三木内閣大蔵大臣)の心痛も膨れ上がる。彼は「田中の議員辞職で乗り切るしかない」と判断した。その意思を側近の田中六助を伝令役として、砂防会館の田中のもとへ派遣した。
 この時の場面を、筆者は六助から直接、彼の国会事務所で聞かされた。

 「ワシは大平さんの要件を伝えに、砂防にいる角さんのもとへ走った。事務所に入ると、金庫番の佐藤昭さんがいた。彼女は”オヤシはウイスキーばかり飲んでいますよ。止めるように言ってください”とワシに懇願してきた」
 「わかった、と言って、角さんのいる奥の部屋に行くと、確かに昼間から酒浸りになっていて顔が赤い。”おう六か、何か用事でもあるか””今日は大平の使いで来ました””そうか、一体何なんだ。大平は何と言ってきた」

 六助は元新聞記者出身だ。足腰が軽い。池田勇人首相との関係で、政界入りした人物だ。彼は「昭和の妖怪」といわれた岸信介の取材も、安倍晋太郎と一緒に取材していた。その関係で、岸の娘は、長身の安倍を選んだ、との経緯もある。結果、二人は別々の道を歩くことになる。安倍は岸の右翼・台湾派、六助は大平のリベラル・大陸派である。

 それはさておく。六助は、角栄に対して「議員辞職が大平の希望であることを伝言、それが逮捕を免れる道だから、辛抱してほしい」と伝えた。

 この大平進言を聞くと、角栄は大声を張り上げて否定した。「ふざけるなッ、何を勘違いしているんだ。俺は関係がないッ。犯人は俺ではないッ。上だッ」と普段のだみ声をエスカレートさせた。そして右手の親指を上に突き出した。

 田中事務所は砂防会館2階、中曽根派の事務所は3階、中曽根の個人事務所は5階にあった。田中が「犯人は中曽根」と断定した場面だ。彼がロ社工作を受け入れたのは、児玉と中曽根に頼まれたことによるものだったと推認できる。

 中曽根は首相になるや、自民党幹事長に六助を抜擢した。六助の口を封じたのだ。六助は、正義を殺してポストを手にしたことになる。

<大陸派と台湾派の攻防>

 自民党の権力闘争には、二つの流れがある。戦前派の戦争勢力の台北・台湾派と戦後派の北京・大陸派である。それは前者の反共・イデオロギー派と、それにはこだわりの少ない経済重視派の争いだ。日本国内・自民党内のそれは、天皇制国家主義に傾倒する戦前右翼とそれに反発するリベラル派の戦い、したがって憲法の平和主義を破壊するか、擁護するかの争いへとつながる。

 リベラルの北京派・中国派は日中友好派である。日中友好が、アジアの平和と安定の基礎という理念で貫かれている。東アジアの経済連携を重視する。現在では、海部俊樹・福田康夫・鳩山由紀夫・小沢一郎らの立場である。

<財閥と右翼・CIAの連携で逆転した現在>

 永田町の権力抗争は、財閥が右翼・CIAと連携する過程で大きく変貌することになる。極右の台頭である。
 河野洋平のもとで政権を奪回した自民党は、社会党の村山富市から旧田中派の橋本竜太郎、小渕恵三を経て、神社本庁・日本会議の森喜朗内閣が誕生して、それまでの政治潮流が逆転する。

 小泉内閣の下でリベラルの加藤紘一が失脚すると、自民党内のリベラルは総崩れとなってゆく。靖国参拝の小泉と、それを補佐する安倍の背後で台頭した靖国派の神社本庁と日本会議。この激変の黒幕が財閥である。財閥が右翼と合体するや、NHKのみならず新聞テレビが右翼化して、読売化している危うい日本である。

 この政治的激変を、世界の学者も研究者も正しくは見えない。ひとりCIAのみである。平和を叫んできた創価学会でさえも、この危険な戦争勢力に呑み込まれている。

<日本国民を裏切ったメディア・信濃町・宏池会>

 国民は、何が何だか理解できない。いっぱしの政治記者も、翻弄されて真相がつかめない。
 戦争法反対に立ち上がった市民の、国会包囲を正確に伝えようとしなかった新聞テレビに驚愕するばかりである。正義を伝えようとしないテレビは、砂防会館の真実を報道しない。
 信濃町の裏切りを報道しない。池田・大平・鈴木・宮澤のリベラルを継承しない宏池会の変質を報道しない。結果、中国など隣国民をも裏切っている。

 それを目撃してきた砂防会館が姿を消す。しかし、真実が消えることはない。そのための、これはささやかな、リベラルの再興を求めての記録である。
 戦争か平和かの攻防戦が、既に始まっている2016年の桜花の季節である。

2016年3月25日記(政治評論家・日本記者クラブ会員) 
 
 

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コメント
 
1. 2016年3月26日 14:06:40 : KzvqvqZdMU : OureYyu9fng[332]
空前絶後、列島大虐殺の真犯人は誰だ、
復讐を忘れるな。



[32初期非表示理由]:担当:アラシコメント多数のため全部削除

2. 2016年3月26日 15:34:59 : tHIVKuZsdo : _YgkBQOb_8U[475]
>>1
忘れまいよ。官邸前だろ?自民本部前か?
国会議事堂前はヤラセで放火に来るお前ら安倍ユーゲントからの防衛で固めなきゃなあ

3. 2016年3月27日 08:18:08 : VpqbKkIwFc : 9HuNY0oOt0A[101]
政治家の 自由を
 奪ったのは クリーン三木 である。

裏話 金に 一番 汚かった のは  三木本人。

政治が 政策作りを するためには スタッフが 必要で お金が必要。
堂々と 寄付を 国民に ねだれば よい。

問題は その お金が 賄賂 で なければ 問題はない。

賄賂か 賄賂でないかを 判定するのは 選挙民である。

決して 不透明を本文とする マスゴミ記者クラブが 誘導するものではない。


4. 2016年3月27日 12:45:56 : qF4T1YwunA : 0ID5WaAuWRA[466]
●「クリーン・三木」とか「さわやか財団理事長・堀田力」とかロッキード事件で手を汚した連中が"イメージ・ロンダリング"している。

『東京地検元検事 堀田力はエースでも何でもない−ロッキード事件 』
http://ameblo.jp/yama1717/entry-10645359239.html

−−−−−−

ロッキード事件を再考すべきときが、きた

東京地検のエースといわれた堀田は、エースでも何でもない

ただのハメコミ・グループの一員にすぎない

昨年の西松事件を発端にして特捜部の手がけた過去の事件を調べ上げていくうちに

私がたどりついた答えだ

ロッキード事件とそこで功名を遂げた検察官・堀田についても、ほんとうにエースなのかという

思いをもっていたが、説得力をもってそれを記事にしたのが冒頭の永田町異聞ブログの記事。

西松事件で世間が騒がしかったときに検察擁護の立場でたびたびメディアに登場してきた彼だが、ハメコミの仕事に嫌気が差したのか、福祉をライフワークにする弁護士へと現在、転身している。

−−−−−


『伝統的捏造捜査への反省なき検察OBと大メディア』
http://ameblo.jp/aratakyo/entry-10645251461.html

−−−−−

真実に迫る努力を捨て、あくまで手柄のための筋書きに固執する特捜検事たち。その倒錯した自身を振り返る余裕もない思考停止の実態を、郷原信郎氏は著書「検察が危ない」のなかでこう書いている。

「特捜部ほど人間をスポイルしてしまう組織はない。そこには人間が本来持っている“世の中に対しての鋭敏な感受性”を失わせてしまう思考停止の構図そのものがある」

「特捜部に配属になり、共同捜査に組み込まれた時点で休日はなくなる。・・・プライベートは全くなし。・・・勤務時間は深夜まで、主任検事、あるいは副部長から『解除』、すなわち『帰ってもよい』という指示が出ない限り帰宅することは許されない・・・検察庁に身柄を拘束されているに等しかった」

「思考停止」の構造は新聞社の事件記者そっくりである。

検事も、記者も、目的は真実追求であるのに、自分たちの思い描くシナリオに合う材料を探し出そうと血まなこになる。捜査も、記事も自己都合となっている。

検事たちは、被疑者は嘘つきであるという性悪説を前提に、ろくにその訴えを聞こうとはしない。

予定したストーリーに合わない話はバッサリと切り捨て、意図的に聞き出した断片的な材料を、むりやりつなぎ合わせて、あらかじめ考えた通りの調書を作文し、心理的、肉体的疲労状態に追い込んで、署名を迫る。

昔から行われてきた悪しき慣習的手法であるにもかかわらず、テレビに出演した特捜OBらが、今回は特殊ケースであるかのごとく、大阪地検特捜部の不始末を批判する姿には、あきれるというより、嗤うしかない。

−−−−−−

そしてその元凶をロッキード裁判に求める。

−−−−−−

産経新聞の司法記者だった宮本雅史氏はその著書「歪んだ正義」(2003年12月発行)のなかで、東京佐川急便事件やゼネコン汚職、鈴木宗男事件などにみられた特捜検察の無理筋捜査について、元検察首脳の次のような発言を紹介している。

「検事調書の信用性や取り調べの問題点の根源は、実はロッキード事件にある。事件がすでに風化したこともあるが、これまで華々しい結果ばかりが持ち上げられ、捜査の疑問点などがまったく議論されずに封印されてきた。その悪しき習慣がそのまま罷り通っているんだ」

ロッキード社から田中角栄が5億円を受け取ったという東京地検特捜部の筋書きは下記のようなものだった。

◇1972年8月23日、目白の田中邸を訪れた丸紅の桧山廣社長が田中元首相に「ロッキード社が5億円の献金をする用意があるといっている。全日空がロッキードのトライスター機を購入するよう関係閣僚に働きかけてほしい」と依頼し、田中が「よっしゃ、よっしゃ」と承諾した。丸紅側は、ロッキード社からの5億円を、73年8月9日、73年10月12日、74年1月21日、74年3月1日の4回に分けて田中側の榎本秘書に、英国大使館裏の路上などそれぞれ別の場所でダンボールにつめて渡した◇

田中邸での働きかけについて、桧山氏は79年10月24日の公判で、「私の言葉ではない。(検事の)作文です」と否定した。

現金を受け取ったとされた榎本秘書は、金銭授受を認める供述調書にサインした理由について「取調検事のトリックに引っかかったためだ」と次のように語っている。

「逮捕されてまもなく、検事から『田中5億円受領を認める』という産経新聞の記事を見せられたので、おやじさんは何らかの意図があって認めたのだろう。秘書としてそれに合わせなくてはいけないのかなと思った」

田中逮捕の翌日、産経に限らず、大新聞のすべてが一面トップで同じように報じていた。田中は否認を続けており、明らかに検察側のリークによる虚報だった。

東京地検特捜部はロッキード社のコーチャン副社長に刑事免責を約束して、米国の裁判官に証人尋問をしてもらうという、「嘱託尋問」を行い、それをもとに事件の構図を描いたといわれる。

このように、不起訴の約束をして証言させるという司法取引は、捜査側に都合のいい供述を得るためのものであり、日本では違法である。そのうえ、贈賄の主犯であるはずの人物に刑事免責を与えて、相手方を検挙するなどという手法は許されることではない。

この嘱託尋問の担当検事は昨夜の報道ステーションで、後輩たちの不手際を指摘し、「村木さんに申し訳ない」と語っていた堀田力氏である。

上告審の最中に田中角栄はこの世を去り、最高裁は「公訴棄却」を決定、一審、二審と有罪だったこの裁判そのものが無効となった。

これにより、最高裁は判決文を書かずにすべてを終わらせることができ、安堵したといわれる。

−−−−−−

●小沢一郎の事案における特捜の犯罪も同じだった。

小沢一郎の事案でもとにかく起訴することだけが目的で30億円の血税を投じて特捜・佐久間が捜査し起訴できなかった。

そこで、あらかじめ小沢強制起訴のために法改正までして準備していた「検察審査会」を起動し、強制起訴させた。

その過程の不透明さもさることながら、元秘書の石川議員の録音で捏造調書がバレたり、検察審査会に提出された資料が捏造されたり、『検察の犯罪』が次々に暴露されたのだった。

そしてあげくのはてに元秘書裁判では「訴因変更」や「推認有罪」等のありえない行為が積み重ねられて元秘書の有罪が強行判決されたのだった。

特捜と裁判所がグルになって小沢一郎の政治生命を奪う仕事をしたのであった。

●堀田力がいまだに「さわやか財団」に居続けたいのは自分のイメージ・ロンダリングのため。

一度、彼の講演を聴いたことがあるが、彼の真実を知っていて聞くと、なんともうさんくさい"好々爺然"とした話し方で、反吐を吐きそうになったことを思い出す。

こういう人物は必ず地獄に落ちて舌を抜かれるだろうと確信したことだった。


5. 斜め中道[78] js6C35KGk7k 2016年3月27日 22:24:01 : 460ZVzz1ys : 8oca@IpCA1U[47]
死んだおっさんが、
中曽根が日本の外交と農業をつぶしたといってた。

ついでですが、
三木奥さんは、三木さん以上に評判が悪いと言ってたよ。


6. 2016年3月28日 15:45:00 : L2BfDE3boE : BA7llApYqRE[595]
未だに政界に口を出している中曽根氏、日本を原発だらけにし、日航機事故の真実をウヤムヤにし、右翼の児玉と田中角栄を貶め政治利用してどれだけ私服を肥やした人なのか、そんな人間に大勲位の勲章を与える日本はやはりおかしい。


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