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防衛大卒業式で安倍ホラッチョ内閣総理大臣が「安保法制は国民のリスク下げる」。でも任官拒否が倍増!
http://www.asyura2.com/16/senkyo203/msg/287.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 3 月 22 日 11:05:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

防衛大卒業式で安倍ホラッチョ内閣総理大臣が「安保法制は国民のリスク下げる」。でも任官拒否が倍増!
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/cf9ac4d4ebaad3dccedab398a6857b65
2016年03月22日 | 安倍政権の戦争法 Everyone says I love you !



 保育士・介護士の待遇が賃金など含めて極端に悪いため、現場が人材不足に悩み、お子さんを預けたい保護者の方々がお困りなことに関して、安倍首相が叙勲制度で優遇する、というありえないような明後日の方向の対策を言いました。


安倍総理「待機児童ゼロ・保育士待遇改善のために、保育士に積極的に叙勲する」。国民・保育士「はぁ?」
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/50936331a9b5bc6d193e25b77a7e7865


 この「勲章のためなら死ねるだろ」的な発想は、戦前から脈々と続いています。


 お国のために死んだら靖国で英霊に、も同じ。靖国も叙勲も遺族年金も、戦争を可能にする装置の一つです。


 さて、何でそういうことを思ったかと言いますと、2016年3月21日に防衛大学校の卒業式が行われたのですが、幹部自衛官になることを辞退する「任官拒否」をした人が47人と去年の倍近くに上ったことに関して。


 防衛省関係者には「景気がよく、民間企業への就職が増えた(笑)」と分析している人もいるのですが、それでこんなに急に任官拒否が出るわけがありません。それに景気良くないし!


 もちろん実際には、集団的自衛権の行使などを可能にした安保関連法の成立や施行が影響を与えているに決まっています。


「アメリカのために死ねるか!」



これは2015年3月の卒業式。毎年ホラッチョすることに決めているらしい(笑)。




 で、ここから冒頭の話につながるのですが、安倍首相はこの卒業式の訓示で、


「自衛隊員に与えられる任務は、これまで同様、危険の伴うものです。しかし、すべては国民のリスクを下げるため、その任務は誠に崇高なものであります」


と言ったそうなんです。


 国家の元首に「任務は崇高」と言われたら、他国の戦争でも喜んで戦地に行けるとでも思っているのでしょうか(たとえホラッチョでもw)。


 いや、勲章をもらえるかもしれなかったら保育士さんが保育園で頑張れる!と考えているわけですから、そんな国家主義的効果があると本気で思っているのかもしれません、安倍首相(ホラッチョだけに)。


 しかし、命を危険にさらすのは安倍さんじゃないですからね。防衛大学生だけに事態を冷静に見ています。



野田民主党政権、安倍自民党政権を動かすアーミテージ・ナイレポートとは何か。
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/309dd5f2095a7c8effa39f514d50d2bb



 専守防衛が前提だった野田民主党政権時代に入学した彼らが、アメリカの戦争に参戦する安保法制=戦争法の成立に動揺したのは間違いありません。


 それでいいのです。


 君無駄死に給うことなかれ。


 それにしても、戦争法案が成立して、日本の防衛力が低下するとは皮肉ですな。


ホラッチョ内閣によるホラッチョ解散って言葉が流行るといいな(自民党にちょっとでも打撃になるかもしれないから)とは思うんですが、川上さんには何の恨みもないので、それだけが気がかりです。


彼の嘘では人は死にませんから。




日米同盟vs.中国・北朝鮮 (文春新書)
リチャード・L・アーミテージ (著), ジョセフ・S・ナイJr (著), 春原 剛 (著)
文藝春秋
尖閣事件をはじめ、膨張し続ける中国、金正恩新体制を打ち出したものの依然として不穏な北朝鮮、核武装した二つの隣国にどう対峙するか。米共和党・民主党を代表する知日派二大巨頭が岐路に立つ日米同盟の実力と限界を論じ合う。



ジャパン・ハンドラーズ―日本を操るアメリカの政治家・官僚・知識人たち
中田 安彦 (著)
日本文芸社
なぜ日本はアメリカに逆らえないのか? アメリカ政財界の意向を受けて日本政府の方針に介入し、日本の政治家・財界人を意のままに動かす「ジャパン・ハンドラーズ」の全貌を完全網羅し、その「操りの手口」を徹底解説する。



日本再占領 ―「消えた統治能力」と「第三の敗戦」―
中田安彦 著
成甲書房
ウィキリークス流出公電を分析しアメリカに再占領された属国・日本の姿を暴く、これぞ最新の政治研究だ。



民主主義ってなんだ?
高橋源一郎、SEALDs 著
河出書房新社
『ぼくらの民主主義なんだぜ』がベストセラーとなっている作家・高橋源一郎と、安保関連法案に反対する国会前抗議を毎週金曜日に主催し、テレビ、新聞、雑誌他あらゆるメディアで大注目を集める学生団体SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)が、2日間・計8時間に渡って、「自由」と「民主主義」を考えた対談、緊急出版!



SEALDs 民主主義ってこれだ!
SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動) (編集)
大月書店
写真:メンバー自身の撮影によるデモや抗議行動、日常風景など 。アートワーク:SEALDsの特徴である洗練されたデザインのフライヤーや映像 。スピーチ:一人ひとりの言葉で語られたスピーチを厳選して収録 。メンバー証言:それぞれの来歴や参加のきっかけ、SEALDsへの思いなど 。メンバー座談会:初期メンバーが前身であるSASPLの誕生から現在までを振り返る 。


対談:高橋源一郎(作家)と中心メンバー奥田愛基が語る「民主主義とは?」 。著名人・識者からの応援メッセージ:茂木健一郎、高畑勲、後藤正文、小林節 ほか



集団的自衛権はなぜ違憲なのか (犀の教室)
木村草太 著
晶文社
最新刊。80年代生まれの若き憲法学者がその専門知をもとに、安倍政権が進めようとしている安保法制、集団的自衛権行使に対して行う根源的な批判の書。



検証・安保法案 -- どこが憲法違反か
長谷部恭男 編
有斐閣
安保関連法案のどこが憲法違反にあたるのかを読み解く。衆院憲法審査会で「憲法違反」の見解を示した長谷部恭男教授を編者に、元内閣法制局長官、元内閣官房副長官補、新進気鋭の憲法学者が、法案の問題点を指摘しつつ立憲主義のあるべき姿を追い求める。



安保関連法総批判――憲法学からの「平和安全」法制分析 (別冊法学セミナー 新・総合特集シリーズ7)
森英樹 編
日本評論社
5/15に国会上程され、現在審議中の安保関連法案の内容を、憲法学者が解説して問題点を指摘する緊急出版!



すぐにわかる 戦争法=安保法制ってなに?
戦争をさせない1000人委員会 (編集)
七つ森書館
国会論戦がつづく「戦争法」(いわゆる安保法制ともいう)の分かりやすい解説と、それに反対する著名人の声を一冊にまとめる。また、第一次安倍内閣からの改憲策動、教育基本法改悪、秘密保護法、武器輸出三原則、国家安全保障戦略(NSS)などを踏まえて、戦争法=「安全保障法制」の理解を深める。



「安全保障」法制と改憲を問う
山内敏弘 著
法律文化社
新たな「安全保障」法制によって、日本は「戦争をする国」へと変わるのか?!“解釈改憲”による違憲な法整備を検討するとともに、立憲平和主義の根幹を揺るがすこととなる“明文改憲”についても批判的に考察。歴史的岐路に立つ私たちへの著者渾身の警鐘。



憲法と平和を問いなおす (ちくま新書)
長谷部恭男 著
筑摩書房

日本国憲法第九条を改正すべきか否か、私たち一人ひとりが決断を迫られる時代が近づきつつある。だが、これまでの改正論議では、改憲・護憲派ともども、致命的に見落としてきた視点があった。立憲主義、つまり、そもそも何のための憲法かを問う視点である。本書は、立憲主義の核心にある問い―さまざまな価値観を抱く人々が平和に共存するための枠組みをどう築くか―にたちかえり、憲法と平和の関係を根底からとらえなおす試みだ。情緒論に陥りがちなこの難問を冷静に考え抜くための手がかりを鮮やかに示す。



安倍首相、防大卒業式で訓示 「全ては国民のリスク下げるため」安保法制の必要性訴える
http://www.sankei.com/politics/news/160321/plt1603210015-n1.html
2016.3.21 14:53 産経新聞



防衛大学校の卒業式で、訓示する安倍首相=21日午前、神奈川県横須賀市


 安倍晋三首相は21日、防衛大学校(神奈川県横須賀市)の卒業式で訓示し「いかなる状況にあっても国民の命と平和な暮らしは断固として守り抜く。そのことを考え抜いた結論が『平和安全法制』だ」と述べ、29日に施行される安全保障関連法の必要性を訴えた。


 安保関連法で隊員に付与する新たな任務については「これまで同様、危険の伴うものだ」と説明。その上で「全ては国民のリスクを下げるため。その任務は誠に崇高なものだ」と激励した。「新しい任務でも、現場の隊員たちが安全を確保しながら適切に実施できるよう、あらゆる場面を想定して周到に準備しなければならない」とも語り、事前の準備に万全を期す考えも示した。


 首相は、北朝鮮による核実験や弾道ミサイル発射、中国を念頭にした沖縄県・尖閣諸島周辺での領海侵犯などを例示し、「望むと望まざるとに関わらず、日本を取り巻く安全保障環境は厳しさを増している」と指摘。「この冷厳な現実から目を背けることはできない」と強調した。


 他国との防衛協力推進にも触れ「自衛隊が有する高い能力による協力が求められている。戦略的な国際防衛協力は世界の平和と安定に欠かせない」と主張した。


 今年の卒業生は419人(うち女子は31人)。任官辞退者は47人で、過去4番目の多さだった。留学生の卒業生はカンボジア、インドネシア、モンゴル、フィリピンなど計20人だった。




防大卒業式 安倍首相訓示「周到に準備を」 安保関連法で
http://mainichi.jp/articles/20160322/k00/00m/040/020000c
毎日新聞2016年3月21日 19時34分(最終更新 3月21日 20時01分)



防衛大学校の卒業式で訓示する安倍晋三首相=神奈川県横須賀市で2016年3月21日午前11時5分、後藤由耶撮影
 安倍晋三首相は21日、防衛大学校(神奈川県横須賀市)の卒業式の訓示で、今月29日に施行される安全保障関連法に触れ「新しい任務においても、あらゆる場面を想定して周到に準備しなければならない」と述べ、十分な訓練などを通じて万全の態勢を整えるよう求めた。


 首相は、北朝鮮が核実験や弾道ミサイル発射を繰り返していることについて「重大な脅威であり断じて容認できない」と非難。南西地域での領空・領海侵犯の増大など、日本を取り巻く安全保障環境の悪化を挙げ「子や孫の世代に平和な日本を引き渡すため強固な基盤を築く。そのことを考え抜いた末の結論が平和安全法制だ」と述べ、安保関連法整備の意義を改めて強調した。


 国家安全保障会議(NSC)などで自衛官が任務に就いていることにも言及し「自衛隊、防衛省の枠を超えて、政府一体で総合的な安全保障を進めなければいけない」と指摘。「将来、最高指揮官たる首相の片腕となって意思決定を支える人材が出てきてくれることを願う」と卒業生に呼びかけた。【村尾哲】



防衛大学校 419人が卒業、任官辞退 去年の2倍に


TBS3月21日(月)12時14分


 幹部自衛官を養成する防衛大学校の卒業式が行われました。今年は自衛官への任官を辞退した人の数が去年のほぼ2倍となりました。


 「うつむいて涙するよりも、顔を上げて前へ進もう。部隊でまた会うその日まで、さらば解散!」


 今年も帽子を高く放り投げる恒例行事で締めくくられた卒業式。今年の卒業生が入学したのは民主党の野田政権時代で、在学中に安倍政権が発足、自衛隊に新たな任務を加える安全保障関連法が成立しました。


 新たな任務で自衛官の危険が増すとの指摘がありますが、安倍総理は卒業生に向けた訓示で、「これまで同様」との表現を使いました。


 「自衛隊員に与えられる任務は、これまで同様、危険の伴うものです。しかし、すべては国民のリスクを下げるため、その任務は誠に崇高なものであります」(安倍首相)


 今年の防衛大学校の卒業生は留学生を除いて419人。このうち自衛官への任官を辞退した人の数が、1割を超える47人に達しました。去年のほぼ2倍、1992年以降で最も多い数です。防衛大学校によると、このうち26人は「他の業種に就職したい」と理由を説明しているということで、民間の雇用状況の改善が背景にあるものとみられますが、安保関連法が影響した可能性もあります。(21日16:27)




防衛大学校 「任官拒否」が倍増の47人 卒業生の1割
http://mainichi.jp/articles/20160322/k00/00m/040/092000c
毎日新聞2016年3月21日 23時48分(最終更新 3月22日 03時05分)



防衛大学校の卒業式を終え、帽子を高く投げ上げる卒業生たち=神奈川県横須賀市の防衛大学校で2016年3月21日午前11時55分、後藤由耶撮影


 防衛大学校の卒業式が21日、神奈川県横須賀市の防衛大であった。卒業後に自衛官への任官を辞退する「任官拒否者」は卒業生419人中、11%にあたる47人に上り、昨年に比べ2倍近くに達した。40人を超えるのはバブル景気で就職戦線が学生の売り手市場だった1991年の94人以来25年ぶりで、89年の51人に次ぐ過去4番目の多さ。


 防大が任官拒否者から理由を聴き取ったところ、内訳は、民間企業などへの就職26人▽身体的な理由11人▽大学院など進学6人▽その他4人−−。今月29日の安全保障関連法施行で、自衛隊は他国軍の後方支援など任務の幅が広がり、リスクも高まるが、安保関連法を理由にした任官拒否者はいなかったという。防大は「景気動向などさまざまな要因がある」としている。


 任官拒否は73年以降、毎年出ている。91年に最多を記録し、その後10〜30人台で推移していた。2012年は73年以降最少の4人で、13年7人▽14年10人▽15年25人−−だった。


 最多だった91年は、進路判断の材料となる90年度の有効求人倍率(1人あたりの求人数)が1.43倍。50人を超えた89年と90年も1倍を超え、求人状況が良好だった。14年度の有効求人倍率は1.11倍で7年ぶりに1倍を超え、15年度は毎月上昇し昨年12月は1.27倍だった。【町田徳丈】


防衛大学校


 陸海空自衛隊の幹部自衛官を養成する教育機関で戦前の士官学校にあたる。文系3学科と理系11学科があり講義や訓練を実施。学生は卒業までの4年間、約8人ずつの部屋で寮生活を送る。特別職の国家公務員として手当(2015年4月時点で毎月10万9400円)や年2回期末手当がある。



 

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コメント
 
1. 日高見連邦共和国[745] k_qNgoypmEGWTYukmGGNkQ 2016年3月22日 11:46:36 : C7Wqvb1wZA : tDwH8L7NsPc[686]

“任官拒否”の件。

昨日の12時のTVのスポットニュースで、

『任官拒否はここ20年で最大。雇用状況の改善で民間志向が高まったものと思われる』

というお言葉に“カッチ〜ン”と来た私は、速攻『NHK触れ合(わな)いダイヤル』にネジ込んだ。(笑)

**********

私『雇用改善で民間志向が高まったためと思われる・・・“思われる”ってなんですか!
 天下のNHKさんたるもの、調べもせずに想像で報道するんですか?理由は他に有るでしょう!』
オペレーター『お客様・・・お客様が思われる理由はなんだとお思いですか?』

 (おっ!ここでまさかの“聞き返し”!(笑)こんな対応初めてだゾ!?)

私『昨年の安全保障観連法制によって、“自衛隊の任務の質が変った”これ以外の理由があるとは思えませんが?
 アホな民法にこのようなクレームの電話はクレませんよ!“公正報道”と“客観報道”を旨とするNHKさん
 だからこそ、任官拒否した僅か50名へ直接取材して、“事実報道”をして欲しいと希望するのです!』
オペレーター『はい。ご意見はしっかりと製作サイドへ伝えさせて頂きます・・・』

**********

んで、同じく昨日の、7時のラジオのニュースで、

『任官拒否はここ20年で最大。昨年の安全保障関連法案成立が影響したのかどうかは調べていない』

って、これまた正直な!(笑)

調べてね〜なら、調べてからちゃんと報道するか、『影響した可能性もある』という方向で言えね〜のかよ!
『どうも、影響してるっぽい』って思うからこそ、そういう“奥歯に物が挟まったような表現”するんだろっ!!

・・・この、2つのニュースの『ニュアンスの差』が、TVとラジオの差によるものか、
私が『クレームブチ込んだ』効果なのかどうかは、誰にも分かりません。(笑)


2. 2016年3月22日 11:47:17 : 1tWF8kpkQY : 3s47p6kWxRY[6]
税金泥棒? 自衛隊が悩む防大卒業生の“隠れ任官拒否”〈dot.〉
dot. 3月22日(火)11時35分配信

 幹部自衛官にならない者は卒業式には出させない――3月21日、幹部自衛官を養成する防衛大学校(神奈川県横須賀市)では卒業式が行われた。今年の防大卒業生は419人(留学生を除く)、うち自衛官の任官を拒否したのは47人。これは昨年のおよそ倍だ。

 任官拒否した47人は、卒業式への出席を許されず、同級生たちと帽子を放り投げる"晴れの場"に出ることなく、私服に着替えて裏門からひっそりと学校を後にしたという。

「平成26(2014)年度の卒業生から、任官を辞退した学生(任官拒否者)は卒業式には参加しておりません。卒業式前日に校長室で卒業証書を授与されます。卒業式では私服に着替えて任官した同期生の見送りをして学校を後にする人が多い」(防大広報)

 14年に防大を卒業して一度任官したが、民間企業に転じた都内在住の会社員(25)はこう話す。

「新安保法制の議論が活発化していた14年当時、防大では学生指導の総元締だった訓練部長(海将補)の指示で、任官拒否者は卒業式への出席を自粛してもらうことになったと聞いています。この措置は卒業生の間でも賛否が分かれています」

 防大生は防衛省の職員という扱いとなり、学費は無料で給料も支給されるため、任官を拒否した防大生は“税金泥棒”“裏切り者”と批判されることも少なくない。だが、意外にも、幹部自衛隊官のなかには、任官拒否者に「寛容」という現実もある。

「4年間の教育・訓練で悩みに悩んだ末に、幹部自衛官となるか、制服を脱ぐか、迷いに迷った末の決断だと思います。任官拒否者を、世間で言われているように“裏切り者”という意識は防大で学んだ者にはいません。同じ防大で学んだ仲間なのです」(元陸将)

 自衛隊は任官拒否者よりも深刻な問題として捉えていることがある。“隠れ任官拒否”だ。これは、防大を卒業後、一度自衛官に任官して、一年以内に退職してしまう人を指す。

「幹部自衛官として歩んでいくと卒業式で誓ったのに、即に『辞めます!』では筋が通らない。国民に対して嘘をついたということですよ。彼らには厳しく対処すべきです。なぜなら、自衛隊の要員計画や編成が狂ってしまう。防大を卒業して任官した人は、防衛計画の人員の頭数に入っています。すぐに退職されると非常に迷惑してしまう」(前出の元陸将)

 実際、防衛省、陸・海・空の各幕僚監部も“隠れ任官拒否”に頭を悩ませているのだ。彼らにとって、任官拒否よりも“隠れ任官拒否”のほうが厄介な問題なのだ。

 防大関係者の話を総合すると、防大の卒業生が卒業後1年以内に自衛隊との縁を切るには、3つの方法があるという。ひとつは卒業時、任官を拒否する「任拒(ニンキョ)」。もうひとつが先に紹介した「隠れ任官拒否」、そして「着拒(チャクキョ)」である。着拒とはどういうものだろうか。

「いったん、任官する意志を示して、防大を卒業します。ですが、幹部自衛官として訓練を受ける場である幹部候補生学校に“着校”せず、メールや電話、郵便で、自衛隊を辞める意思を伝えることです。幹部候補生学校では、着校時には全員が来るものとして準備している。たとえば、海上自衛隊ならば、短艇係や当直の割り振りも済んでいる。着拒した者が出ると、その分、誰かにしわ寄せが来ますので、非常に嫌がられます」(防大OB)

 ただし、着拒する卒業生にも言い分はある。30代半ばの防大OBがその心情を明かす。

「任官拒否は難しい。教官から厳しく指導され、下手すると卒業させてもらえなくなるかもしれない。そのプレッシャーは世間の人の想像をはるかに超えています。隠れ任官拒否であれば、内定を取った企業への就職に間に合わなくなる恐れもあったため、幹部候補生学校への着校を拒否し、内定先の民間企業に就職しました。周りに迷惑をかけましたが、それでも自分は自衛隊の外に出たかった」

 当然ではあるが、防大生が民間企業への就職活動を行うことはかなり制限がある。防大は全寮制で、自由に行動できる時間は、土日と祝日の外出と、春季と夏季、冬季の休暇期間しかない。

 一般に防大生といえば、国防の意識に燃えて入学したとのイメージがある。しかし実情はそれとは程遠い。第1志望の大学に合格できず、やもえず防大に進学した人も少なくない。このため、潜在的に民間就職を志望する防大生は数多いという。

「例年、任官拒否者の数だけをマスコミ報道ではクローズアップしています。しかし着拒、早期退職……など、卒業後1年以内に自衛隊との縁を切った人は、あまり注目されていない。毎年70人〜100人くらいが防大卒業後1年以内に自衛隊を去って民間企業に転じていますから」(防大OBの銀行員)

 一方、熱烈な自衛隊を志望した防大生の卒業生がすぐに自衛隊を辞めてしまうケースも目立ってきている。

「自衛官が国防の意識を持って働いているかといえば、案外そうでもなかった。安定した公務員という雰囲気で、ヌルいのです。民間企業のほうがよほど"戦う集団"としてピリピリした空気感に包まれていたので、民間に転じました」(外資系証券会社に勤める30代後半の防大OB)

 12年には、任官を拒否した防大卒業生に対して、学費相当額を返納させる自衛隊法改正案が国会に提出されたが、成立していない。血税で幹部自衛官となる人材を育てる防大は今、岐路に立たされている。

(フリーランスライター・秋山謙一郎)

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160322-00000006-sasahi-soci


3. 2016年3月22日 12:18:36 : ykgNU0qB4w : hmhTYdqcSWc[41]

天皇の乱用を目論む
ならず者がま〜だ勝手なことを言ってるぜ。
「天皇は部隊に勲章、軍旗を授与される形にすればいいと思う」だとさ、この爺さん。(笑)
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『三島由紀夫の総合研究』(三島由紀夫研究会 メルマガ会報)
    平成28年(2016)3月22日(月曜日)
          通巻第959号  
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三島由紀夫研究会第259回公開講座(平成28年2月26日)

「自衛隊が守るべきもの─自衛隊の使命について考える」
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講師:佐藤 守氏(軍事評論家・元空将)

 ▽
 私は防衛大学校卒業後34年間、航空自衛隊に勤務したが、その間、22回の人事発令で24回転居した。航空幕僚監部広報室長在任中の1985(昭和60)年9月、日航ジャンボ機の御巣鷹山墜落事故が起きたが、当時のマスコミは自衛隊叩きに奔走した。これは雫石事件、なだしお事件、あたご事件も同じで、自衛隊の責任にすれば国が補償してくれるからだが、自衛隊は私の考える国家の軍隊とは異質なものになってしまったと感じた。私が浜松の第1航空団で教官だった1971(昭和46)年に起きた雫石事件は、苛酷なスケジュールで遅延していた民航機操縦者が近道しようと自衛隊の訓練空域に入り、自衛隊戦闘機に追突して墜落したものだが、刑事訴訟では自衛隊側が有罪になったので、この頃から私は裁判にも疑問を持つようになった。

 1996(平成8)年、南西航空混成団司令として那覇基地に着任したが、その後に橋本龍太郎首相が軍用地地主会に一切諮らずクリントン大統領と「普天間基地返還」に合意したと公表した。海兵隊司令官も驚いていたが、大統領が返還協定に署名したので従った。これは自民党の一大失策だったと思う。沖縄の軍用地地主会は自民党の票田だったが、裏切られたと感じた彼らが反自民党に鞍替えしてしまったからだ。だから私は「普天間基地返還は絶対にありえないよ」と部下たちに言い残して制服を脱いだのだが、案の定、20年経った今でも状態は変わっていない。

 さて、今回の安保法制で何が変わったかと言えば、集団的自衛権の一部行使を可能としたことにある。ただ、野党が対案もないまま抵抗し続けた結果、「存立危機事態」という難解な概念が付け加えられ、わが国を取り巻く安全保障環境、国際情勢を議論することなく、相も変わらず憲法論議に終始したから、国民にとっては有事立法やPKO法案審議当時と変わらないものに映り、時間の浪費になってしまったのである。

 今、日本の憲法改正に期待しているのは米国である。私は三沢基地に2度勤務したが、その間に湾岸戦争があった。当時、米国の新聞には重装備した米国青年が危険地帯に出て行く姿と、それを後ろから万歳で見送る日本人の漫画が掲載されていた。私はこの頃から米国は日本を見放したと思っている。当時は円高だったせいもあって、三沢基地のオフィサーズクラブを利用する我々自衛官を米軍人家族が恨めしそうに見ていたことを覚えている。


 ▼国家とは何か、国防とは何か?

 本論に入る。
国家とは一定の領土と住民を治める排他的な権力組織と統治権を持つ政治社会であり、通常は領土・国民・主権という三要素を持つとされる。しかし、日本はどうか。南樺太も含めた北方領土も、竹島も我が国固有の領土であるであるにもかかわらず、外務省は外交を友好か社交と混同している?ため、不法占拠されたままである。私の若い頃は竹島に近づく韓国機にスクランブルをかけていたが、いつの間にかやらなくなった。他方、国民はどうか。北朝鮮に拉致された日本人がいるのに、取り返す気力すらない。結局、わが国は国家ではないと結論付けられる。一生懸命働いたお金を世界にばらまいている現金支払機に過ぎない。

 国防とは国を守ることである。安倍首相が言う「日本を取り戻す」とは、領土、歴史、主権と独立を取り戻すことだと思う。では自衛隊は何から何を守るのか。自衛隊の任務は自衛隊法第3条に「我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、直接侵略及び間接侵略に対し我が国を防衛することを主たる任務とし、必要に応じ、公共の秩序の維持に当たるものとする」と明記されている。

また自衛官の服務の宣誓事項には、「私は、我が国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、“日本国憲法及び法令を遵守し”」とあるから、この時点で軍隊ではないといえる。続いて「一致団結、厳正な規律を保持し、常に徳操を養い、人格を尊重し、心身を鍛え、技能を磨き、政治的活動に関与せず、強い責任感をもつて専心職務の遂行に当たり、事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえることを誓います」とあるが、強制されたわけではなく、自分の意思で入隊した隊員が公的に死を受け入れることを宣誓しているのである。


▼皇統の伝統

一方、永田町で政治倫理綱領を守っている政治家はどれくらいいるのか。自衛官が「国民の負託」に応えて命を差し出すためには名誉が与えられるべきだ。しかし、現状では総理大臣が靖国神社に参拝せず、英霊は犯罪者扱いされている。それを見た自衛官らが自分たちも戦死後に蔑まれるのではないか、という気持ちになるのは自然であろう。
また、残された家族の問題もあるから、犬死にではない形で死を意味付ける必要がある。今の政治家にその資格があるのか。大義とは人がふみ行うべき最高の道義。特に、国家・君主に対して尽くすべき道とされる。英国で伝統として守られているのと同様、日本にも脈々と受け継がれた皇室の伝統がある。

 私が昭和1959(昭和34)年に防大入学直後、ガイダンスと言う教育があり、指導官から、民主主義下の選挙の結果、共産党政権が誕生したとき自衛隊はどうあるべきか、その命令に従うか否か、と問われたが、私は国家戦略が変わることを理由に、命令を拒否すると答えた。それ以来、軍は政治と関わりなく、直接国民につながる方法はないのか、ということが私のテーマになった。この点については、三島由紀夫も『文化防衛論』で言及している。防大は創設にあたり「紳士の養成」を掲げたが、戦前の陸士・海兵と比べると大きな違いである。防大校歌の歌詞も、軍学校であることを隠そうとしているように感じる。

 私が幹部学校で教官をしていた時のエピソードがある。
敗戦の原因として非科学性、精神主義が強調されているが、これは正しいのか。精神では負けてなかったのではないか、という意見をどう思うか学生に尋ねた。やはり物量には勝てない、というのが学生たちの共通した回答だったが、そこで私が、第二次世界大戦後の米国の無様な戦いぶりをどう解釈するのかと質問すると、みな黙ってしまう。

三島は檄文で生命尊重以上の価値を訴えた。私にとっては、この三島の檄文こそ、心を揺さぶるものであった。ただ、当時の市ヶ谷基地には学校職員が多く、野営などをする精鋭な実動部隊ではなかったから、突然、非常呼集でバルコニー前に集合させられた隊員は野次を飛ばした。その有様を見て三島は失望したのではないか、と思う。

旧帝国陸海軍を「皇軍」と呼んだ理由は何か。西欧列強国の軍隊は搾取と侵略の繰り返しだった。それに対して、日本は現人神たる天皇の軍隊だった。江戸時代は天下太平の世だったが、明治維新により初めて国家防衛のための近代軍を創設した。そして、その証として軍人勅諭が下賜されたのである。

当然軍隊には規律の維持が必要だから、軍人に対して司法権を行使する機関として軍法会議が必要になる。日本は明治時代、陸海軍に軍事裁判所が設置され、のちに軍法会議になった。ところが自衛隊には軍事法廷がないため、なだしお事件では海上保安官や警官が潜水艦の内部を調べるという異常事態が起きた。海上自衛隊や航空自衛隊は高度な機密を保持している。あたご事故の際、警察官が指揮所を捜索しようとしたところ、下士官らがそれを制止しようとして問題になったことがある。こうした出来事が普段から起きているので、米国は嫌気が指し、必要以上の情報を自衛隊側に渡さなくなったのである。


 ▼憲法によって国防意識は低下した

現憲法によって国防意識が低下したのは日本人自身の責任である。70年以上、同じ憲法をまとってきた日本人はホームレスと言っていい。大日本帝国憲法下では臣民の三大義務として、兵役の義務、納税の義務、それに教育勅語に定められた教育の義務があった。しかし、日本国憲法では兵役の義務がなくなって「勤労の義務」になった。さすがマッカーサーであり、米国はキャッシュ・ディスペンサーとして最後まで日本人をこき使おうとしたのではないか?と疑いたくなる。

自衛隊に対する現憲法の制約は9条である。軍隊は国際条約に制約されるものだが、9条は国際紛争を解決する手段としての武力の行使を認めないとしている。自衛隊は政府の解釈で「必要最小限度の実力組織」とされ、予算はGNPの1パーセント以内という制限が課せられている。これでは兵器のハイテク化や物価高に対応できない。

私は現役時代に部下への課題として、君は国のために死ねるか、という課題をよく出していた。沖縄にいた時、部下たちの回答の中には政治家が信頼できないと非難するものが多かったが、その一方、愛する者のためなら死を恐れない、信頼できる指揮官の下でならば死ねるという回答が目立った。

自衛隊が守るべきものは何か。
「国民の生命と財産」を守ることは、本来は警察や海保、消防の任務であろう。自衛隊が守るべきものは「日本の国体であり、文化であり、皇室」である。ここで三島に行き着くのである。
終戦時、大日本帝国陸海軍は国体の護持、三種の神器、皇室護持にこだわった。そして、今上陛下は皇室の伝統たる宮中祭祀を護り、国家の繁栄を祈願しておられる。三島の言う「文化概念としての天皇」という位置付けが重要になってくる。

では自衛隊はどうあるべきか。私は現憲法を破棄し、いったん明治憲法に戻した後、自衛隊は自衛軍ではなく皇軍として再出発すべきだと思う。

三島は政治情勢に関わりなく、軍隊が存在し続ける方法を考えた。それは防大1年の時の私の悩みと同じだ。自衛隊は実力組織である3自衛隊を束ねる総軍司令官が、陸・海・空の3部隊をまとめ、防衛省の3幕僚監部は部隊と分離して本来の行政機構として総理の監督を受け、天皇は部隊に勲章、軍旗を授与される形にすればいいと思う。
            (三島由紀夫研究会事務局速記)
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  事務局よりお知らせ
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【中略】
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  三島由紀夫研究会   yukokuki@mishima.xii.jp
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(C)三島由紀夫研究会 2016  ◎転送自由
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[32初期非表示理由]:担当:アラシ

4. 日高見連邦共和国[748] k_qNgoypmEGWTYukmGGNkQ 2016年3月22日 12:26:19 : C7Wqvb1wZA : tDwH8L7NsPc[689]

ちなみに、“戦場で悪意の矢面に立つ”ことは無い『士官候補生』ですらこのテイタラクだ。

これから戦場で“命の斬った張った”をすることになる“自衛隊への志願者”がど〜なる事やら。

いや、気勢高く声高に“安全保障情勢の悪化”を主張してあの『戦争法案』を成立させた、
『自公議員』のご子息ら、そんな自公政権を支持し、あの『戦争法案』を“是”とした
日本中の安倍政権&自公政権の支持者のご子息らの自衛隊入隊による“志願者倍増”を是非、見せてください。



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