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砂川事件再審請求訴訟の判決日を報じない大手メディア
http://xn--gmq27weklgmp.com/2016/03/06/post-4055/
6Mar2016 天木直人の公式ブログ
私が土屋源太郎さんから電話を受けたのは先週末の3月4日だった。
土屋源太郎さんとは、1959年の砂川事件で有罪判決を受けた一人だ。
田中耕太郎最高裁長官(当時)は、第一審である東京地裁判決(当時の裁判長の名をつけて呼ばれているいわゆる伊達判決)の無罪判決を差し戻し、東京地裁のやり直し判決で土屋さんらは逆転有罪となった。
しかし、その田中耕太郎最高裁長官が米国政府と事前に極秘裏に接触し、逆転判決を約束していた、という驚くべき事実が米国の極秘文書の公開で明らかになった。
当然ながら土屋さんたちは砂川判決の再審請求を行い名誉挽回を願った。
その再審請求訴訟について、東京地裁は3月8日に判決を言い渡す、そのことを東京地裁が通知してきたという。
そのことを土屋さんは私に電話連絡してきたのだ。
その時私は土屋さんに聞いた。
3月8日の判決日については事前発表されているのか、そのことを私がブログなどで書いてもいいのか、と。
それに対し土屋さんは答えた。
東京地裁は記者クラブを通じて発表しているはずだ、だからどこかが報道するだろうと。
私はどこのメディアが、どのように報道するか注視してきた。
ところがきょう3月6日まで、どの大手メディアも報じない。
これだけ重要な意味を持つ訴訟であるというのにである。
あきらかな砂川再審請求訴訟隠しだ。
なにしろ、この国の司法のトップがこの国の司法を米国に売りわたしていたことが明るみになった。
その司法の反国民性を国民に知らせるための訴訟である。
安倍政権にとって、最も都合の悪い訴訟が、最も都合の悪いタイミングで起こされた。
そうなのだ。
砂川再審請求訴訟は、安倍首相の辺野古強行にとっても、憲法9条改憲の野望にとっても、もっとも都合の悪い訴訟なのだ。
だからこの訴訟の事を国民に知らせてはいけないのだ。
大手メディアが黙殺するはずである。
我々は3月8日の砂川再審査訴訟の判決から目をはなしてはいけない(了)
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