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小沢一郎代表 巻頭提言 日本国憲法の危機を直視し、 今夏の参院選で与野党逆転を
http://4472752.at.webry.info/201603/article_2.html
2016/03/02 13:32 銅のはしご 機関紙 第33号より 全文転載
機関紙 第33号
http://www.seikatsu1.jp/wp-content/uploads/20160301.pdf
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小沢一郎代表 巻頭提言
日本国憲法の危機を直視し、今夏の参院選で与野党逆転を
3分の2阻止ではなく、与野党逆転を
安倍首相は、現政権中心の改憲勢力が参院全体の3分の2以上の議席を獲得することを目標に、今夏の参院選に臨むと公言しています。それを阻止するためには、何としても我々野党は手を組んで、力を合わせて、そして3分の2を取らせないという消極的な話ではなくて、まず参院で与野党逆転を実現する、そのために野党が80議席以上を獲得するという気持ちで戦わなくてはいけないと思います。
衆院ではすでに与党が3分の2の議席を確保しています。それに加えて参院でも与党が3分の2の議席を取れば、国会で憲法改正の発議が可能になります。
もちろん、憲法改正には最終的には国民投票で決まります。しかし、日本の場合、国会で発議されたものを国民投票で覆す可能性は非常に低く、このままでは一気に憲法改正の方向で進んでしまう、と私は思っています。
憲法の理念を全く変えてしまう 自民党憲法改正草案
安倍首相は憲法改正の内容をつまびらかにしていませんが、自民党の憲法改正草案を見ると憲法前文から、第9条、そして基本的人権に至るまで、今の憲法とは全く異なる前近代的な理念の憲法に作り変えようとしていることがわかります。安倍内閣が戦前回帰的な政権だと言われる理由も、実はここにあります。
自民党憲法改正草案では、自衛権の行使拡大につながる条項が第九条に加えられ、平和理念に関して日本が独自の道を歩むことを選択しています。また、基本的人権については、それを「永久の権利」として謳った第97条をそっくり削除する一方で、全体を通してさまざまな場面で「公共の利益」「公の秩序」という観念が挿入されています。
これは、「国家の意向によって個人の権利が制限されるのは当然だ」という考え方であり、「公共の利益」という名の下に基本的人権の抑制が制度の中に多く盛り込まれていくことになると思います。
野党が連携し 安倍内閣の退陣を
こうした近代民主主義の理念に反する、歴史に逆行する憲法改正を決して許してはなりません。だからこそ、我々は何としても与野党逆転を実現し、安倍内閣の退陣を図る必要があるのです。
世界に目を向ければ、近くでは昨年のフランスの地方選挙で、極右の国民戦線の進出を阻むために、共産党を含めた左派連合と右派連合が連携しました。
翻って日本は、すでに極右政権と言ってもいいような安倍政権が現実に存在しているわけですから、それを阻止するために、今まで対立してきた野党同士が力を合わせることは何もおかしなことではありません。日本国憲法の危機を直視し、今こそ野党はきちんと連携して、日本でも民主主義を発揮すべきだと思います。
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