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ゲス不倫議員騒動で分かった「政界はヤクザ顔負け」
http://mainichibooks.com/sundaymainichi/column/2016/03/13/post-722.html
サンデー毎日 2016年3月13日号
牧太郎の青い空白い雲 連載561
一段落したようだが、育休取得を宣言した"ゲス不倫議員"の騒動。
どうでもよいことに「世間」が大騒ぎするのを見てガッカリした。
週刊誌が面白おかしく書きまくるのは「商売」だから仕方ないが......テレビの取材に"心優しい女性"が「京都府民として、あんな人を選んで恥ずかしい」と話す。過剰反応だ。
有権者は恥じることはなかろう。元議員の"オンナ癖"に(女房も気づかなかったぐらいだから)、有権者が気づくはずがない。日ごろ、偉そうなことを言っている国会村の住人にも"オンナ癖"の悪い奴(やつ)はゴロゴロ転がっている。
大騒ぎして、不倫を理由に、次々に不道徳議員を辞めさせたら......一年中、補欠選挙だ。
× × ×
戦後、保守合同を成し遂げた自民党最大の功労者、三木武吉(ぶきち)は、昭和27年の立会演説会で対立候補から、「戦後男女同権となったものの、ある有力候補のごときは妾(めかけ)を4人も持っている。かかる不徳義漢が国政に関係する資格があるか」と批判されると、
「(その有力候補とは)不肖この三木武吉であります。数字的間違いをここで訂正しておきます。私には、妾が4人あると申されたが、事実は5人であります」と切り返した。
時代も違うが、このくらいの"ハッタリ"がなければ大物にはなれない。
ゲス不倫議員も堂々としていれば良かった。不倫は不道徳だが、犯罪ではない。昨年、儒教思想の根付いた韓国でさえ、憲法裁判所の違憲判決で「姦通(かんつう)」は刑事処罰の対象ではなくなった。
「これは議員辞職の問題ではなく、離婚問題です!」
と開き直れば、「補欠選挙に使う国費」は助かったのに......。
ご本人は「オンナたらし」の得意技で、ホストクラブにでも就職すれば良いのだから、彼に「補欠選挙費用」を請求すべきだ!(これは冗談)
× × ×
一番情けなかったことは、妻よりも、記者会見よりも先に、「地元のボス議員」に土下座した!ことである。
まるで、ヤクザじゃないか? 日本の政治は相変わらず「親分・子分」のレベルなのか?
昨今、ヤクザでさえ「親分・子分」関係を上手に解消する方策を考えている。指定暴力団・山口組が「6代目山口組」と「神戸山口組」に分裂したのも、その典型。山口組は直参組長に毎月100万円の上納を課していたが、それが高すぎる!というのが分裂の最大の理由。で、「親分・子分」の関係を解消した。
確かに、ヤクザは経済的に苦境に立たされている。暴対法で組織の名前を出しただけで処罰される。シノギは先細っている。だから、「親分・子分」の関係を絶ち切って「他人」になる。カネがないから別れるなんて、前代未聞?
分裂から半年。メディアは今にも「血の抗争」が起きる!と大騒ぎしたが、両者とも音なしの構えだ。
その理由を、彼らは監視カメラのせいにする。
監視カメラといえば、例の寝屋川中1男女殺害・死体遺棄事件を思い出す。少女遺体発見現場の高槻市の駐車場、京阪寝屋川市駅前商店街、国道170号線沿いのコンビニ―。どこにも防犯カメラがあり、犯人逮捕の決め手になった。130万画素カメラで、赤外線を発光。夜でも6〜7メートル以内の人間、車の形が判別できるという。
昨今のヤクザも「監視カメラがあるから殺しはできない」。
もっともな言い訳だが、要するに「親分・子分」という絆で殺し合いはしない!というのが、賢い現代ヤクザなのだ。
若い国会議員がヤクザのように「親分・子分」を大事にするなんて、時代遅れも甚だしい。
× × ×
今、それどころではないだろう。
日本国民が追及すべきことは、「憲法違反の数々」であり「不安なアベノミクス」であり「政治献金という名前のワイロ」である。
"ゲス不倫議員"で大騒ぎしている暇はない!
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