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2016年02月28日 「ジャーナリスト同盟」通信
<先進国首脳夫人を伊勢神宮参拝?>
はっきり言わせてもらうと、首相とその妻は、前者が日本国を代表する公人であるが、後者は一般の国民・市民でしかない。法的な権限などあろうはずもない。しかし、首相夫人としてのふるまいとなると、準公的な立場となる。
それなのに、5月のサミットという国際的な行事に、夫と一緒に割り込もうとしていることが、一部の報道で発覚した。なんと伊勢神宮参拝を、各国の首脳夫人に強要しようとしている、というのである。個人の信仰世界に、国際会議を利用して宣伝?これは大間違いである。
靖国神社も伊勢神宮も、共に宗教法人・神社本庁に所属するのであろう。侵略戦争に加担した国家神道の本山である。前者はいまも戦争への反省・謝罪はない。それどころかそれを正当化している。戦争神社が国際的な認識である。
歴史学者の井上清いわく「原始宗教に毛の生えたレベル」にすぎない神道ではないか。現代人にとって、神風信仰はまやかしの、いうところのカルトそのものであろう。
<政教分離わきまえない愚挙>
首相が神道の熱烈な信仰者であることは、国際社会の激しい反発の中で、靖国参拝を強行したことで証明されている。
伊勢神宮参拝も好んでする首相である。いずれも首相としての参拝であるため、明白な憲法違反である。それ以外にも、彼は神道の熱心な信者として神社参拝を欠かさない。個人としては問題はないが、首相という冠をかぶると、憲法違反だ。それでも、というのだから、文字通り神道きっての広告塔でもある。それを夫人にも強要させるのか。いただけない。
歴史の教訓を学ぶどころか、戦前の国家神道へと衣替えさせようとしていることがわかる。政教分離をわきまえない夫妻の宗教活動は、憲法をないがしろにしている。日本国民といえるのかどうか。
<首脳参拝に失敗した?>
なぜ法的権限もない夫人が、公然としゃしゃり出て「首脳夫人を神宮に参拝させたい」と言い張るのであろうか。きわめて政治的すぎて、誰しもが違和感を覚える。
想像するに、その前に、なぜサミット会場を伊勢に持ち込んだのか、である。カルトの官邸の思い付きであろうが、それはあわよくば各国首脳を伊勢神宮に参拝させようと考えたのであろう。宗教的な狭い次元でみると、それは日本の神道と欧米のキリスト教の「聖戦」だったが、軍配は後者に挙がった。戦後70年を経て、彼らを神道の前で拝礼させる、ということだろう。
伊勢も靖国も同じ神道・神社の本山、兄弟関係にある。ともに侵略戦争に深く加担している。国民も国際社会も認識している。
そうだとすると、首脳日程に伊勢参拝を実現させようと、事務方が必死で努力したはずだが、キリスト教国から反対されたであろう。そこで首相夫人に出番を作らせようとの、カルト官邸の魂胆ではないのか。
<不倫発覚で靖国神社参拝か>
一時期、夫との人生観・価値観の相違を武器にして、さもタレントのようにマスコミ界に登場した夫人を、だれもが知っている。これほど世間を騒がせる首相夫人の例を過去に見たことはない。
夫人は、いつも奥ゆかしく夫の背後でかしずく存在、が東洋である。政界きっての「仮面の夫婦」で知られる家庭ゆえか、ついに不倫が発覚してしまった。これほど格好の悪い話はない。彼女に負い目が出来てしまった。すると、なんと彼女は、夫に負けずに靖国神社参拝を繰り返すようになった。
不倫発覚との関係が注目される。そして今回の伊勢参拝への野望である。
<浮かれる大統領夫人の気分>
日本はアメリカの大統領制ではない。ワシントンでは大統領夫人は、ファーストレディとしての役割が、政治文化として定着している。
同じことを、日本でもさせよう、がカルト官邸の策略である。コチコチの極右思想の持ち主の夫と正反対の妻というコンビを評価する向きもあったらしい。本人も大統領夫人になったつもりで遊泳してきたが、首相夫人の不倫発覚で変化が起きた。人生において、これほど恥ずかしいことはないのだから。
そして今回、国民が気が付くと、神道の広告塔となって、再浮上している?愚民相手との思いなのか。恥を知れ、日本は法治の国である。
2016年2月28日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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