http://www.asyura2.com/16/senkyo201/msg/854.html
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15年7月1日時点の自民党レベルまで“安保政策”が右傾化した共産党が凋落に向かう第一歩になる野党5党選挙協力は好きにやればいいと思っているが、7月の参議院選挙と同時に総選挙が実施されると、参議院単独選挙を前提とした野党の選挙協力は吹っ飛んでしまう可能性が高い。
消費税税率引き上げ延期判断の信を問う総選挙では、「新安保法制」の廃案だけで選挙協力をするという図式は浮き上がり訴求力を持たなくなる。
共産党・社民党・生活の党は消費税増税に反対だが、菅−野田政権時代のこととはいえ自らが増税を主導してきた民主党は再延期に同調し辛い。
共産党にしても、おそらく民主党候補者が主力になる参議院選挙一人区で他党候補を支援しながら、総選挙は自党公認候補の集票運動を展開するという“ネジレ”は地方組織をおかしくするのでやれない。
※ 関連参照投稿
「消費増税、首相発言で臆測 予定通りか再び延期か:正当化のネタ探しはしているだろうが再延期は既定方針」
http://www.asyura2.com/16/senkyo201/msg/822.html
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[永田町インサイド]衆参同日選ならてんやわんや
86年以来実施なく 開票で人・場所どう確保/投票間違いに心配の声
永田町で臆測が消えない衆参同日選。安倍晋三首相が踏み切れば1986年以来、30年ぶりで、衆参ともいまの選挙制度になってからは初めてだ。だれも経験したことのない「超大型」国政選挙になれば、選挙の現場はどうなるのか。少々気が早いが探ってみた。(小嶋誠治)
「同日選になればその日のうちに開票できるかを各地方自治体に聞いてみたいが……」。総務省幹部は気をもんでいる。選挙実務を取り仕切る同省が動いたとなれば、一気に臆測が広がりかねないからだ。
東京都選挙管理委員会の関係者は「もちろん首相の専権事項だが、実務を考えると現実的ではない」。大きな理由は投票用紙が5枚に増えることだ。
参院選だけなら用紙は選挙区と比例代表の2種類。同日選になれば衆院選の選挙区と比例代表、さらに最高裁判所裁判官の国民審査の用紙が加わる。ちなみに86年の同日選は衆院が中選挙区制だったため比例代表がなく、4種類だった。
開票作業に一層手間がかかるのは必至。ある市選管幹部は「5枚の用紙を配る選挙の経験はない」。北海道の選管関係者は「人手が限られているので、効率的にやらないといけない。大きな場所を確保して1カ所で開票できるようにしたい」と話す。
別の関係者は、投票用紙の発券機や投票箱を新たに購入する必要が出るのではないかと懸念する。投票箱などは規格が決まっており、関係者の一人は「作れる業者が限られ、一度に大量発注すれば生産が追いつかなくなる。一応準備しておく必要があるかも……」。
86年の同日選で、国は衆院解散3日後に衆参とも開票を投票日翌朝にずらす通知を出した。開票時期について総務省関係者は「今は何とも言えない」と困惑顔だ。衆院選を即日開票し、終わってから参院選の開票に入るという時間差の作業は「参院選の投票箱に入れた衆院選の投票用紙が無効になってしまうため、採用しにくい」との声がある。
衆院が600億円程度、参院で500億円程度とされる選挙経費。2014年の前回衆院選から1年半しか経ておらず「税金を使って国民の信を問うには期間が短すぎる」(与党関係者)との声も。一方で同日選なら「別々にやるより節約できる」との見方がある。
候補側の皮算用はどうか。自民党に「衆参で相乗効果がある」(伊達忠一参院幹事長)との期待がある。ある中堅議員は「衆院選候補について回ればいいから楽になる」。衆院選との相乗効果を高めれば資金面の負担も軽くなるという。衆院議員も万が一に備え、地元の参院選候補と2人で写る2連ポスターに張り替える動きも出ている。
同日選は参院選だけの場合より投票率が上がるとされるが、政権への風当たりが厳しければ与党に不利に働きかねない。有権者が衆院を与党、参院は野党などバランスを取った投票行動に出やすいとの見方もある。
与野党や候補には、4種類ある選挙の投票用紙を間違わずに支持者が書いてくれるかを心配する声が消えない。衆院選で小選挙区の候補を1人、比例代表で支持する党名をそれぞれ記入する。参院選は選挙区の候補を1人選び、全国単位の比例代表では、候補名か支持する党名のどちらかを書く。参院比例は党の候補名と党名を合わせた得票数に応じて各党の当選者数が決まり、得票数が多い候補の順に当選する仕組みだ。
特に気をもむのが公明党と支持母体の創価学会だ。衆院選の選挙区は同党が公認か推薦する「候補名」、比例は「公明党」、参院選では選挙区で「候補名」、比例も党公認の「候補名」を記入するよう支持者に働きかけるのが戦略。参院比例で候補名を記入してもらうのは、地域別に支援候補を定めているからだ。
同日選なら「複雑すぎて支持者に浸透するか不安だ」と学会関係者。重点区を絞り集中的に活動する戦略が分散するリスクも懸念する。山口那津男代表は「選挙協力に回るエネルギーが制約される」と警戒する。
参院比例に多い業界や労組の支援を受ける与野党の組織内候補からも「間違わずに名前を書いてもらえるか……」との声が漏れる。
[日経新聞2月21日朝刊P.9]
- 過去2回は「ハプニング」「死んだふり」:86年の中曽根政権同時選挙は圧勝し総裁任期を1年延長 あっしら 2016/2/26 18:44:49
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