自民党執行部は２１日、衆院選挙制度改革をめぐり、２０１５年国勢調査に基づく小選挙区での６議席削減は「０増６減」で実施する方針を固めた。有識者調査会の答申に盛り込まれた新たな議席配分方法「アダムズ方式」の導入は今回、小選挙区では見送る。これとは別に、比例代表で同方式に基づき４議席減らす。安倍晋三首相にも方向性を伝えており、２４日の選挙制度改革に関する党会合で提示する。複数の政権幹部が明らかにした。

　アダムズ方式を用いて小選挙区で６減した場合、１０年国勢調査に基づけば「７増１３減」が必要となる。首相は、７増１３減では党内調整に手間取りかねないと判断した。

〖共同通信〗

http://jp.reuters.com/article/idJP2016022101001894

http://s1.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20160222&t=2&i=1119306250&w=644&fh=&fw=&ll=&pl=&sq=&r=PN2016022201001720.-.-.CI0003
大島衆院議長、各党の見解聴取

　大島理森衆院議長は２２日午前、議員定数削減などの衆院選挙制度改革をめぐり、自民党の谷垣禎一幹事長と国会内で会談した。谷垣氏は２０１５年の国勢調査結果に基づき、選挙区の区割りを見直すとともに、議員定数を小選挙区で６、比例代表で４削減する方針を伝えた。大島氏は「多数で押し切るものでなく、各党でしっかり議論するのが必要だ」と述べ、与野党による協議を求めた。

　大島氏は民主党の枝野幸男、公明党の井上義久両幹事長からも個別に聴取。与野党の合意形成を促す。

　谷垣氏は、２４日に選挙制度改革に関する党会合で新たな方針を提示したい考えを示した。

｛共同通信｝

http://jp.reuters.com/article/idJP2016022201001669

Domestic | 2016年 02月 22日 13:54 JST
参院大阪に元外務省松川氏

　自民党大阪府連は２２日、大阪市内で選対委員会を開き、夏の参院選大阪選挙区（改選数４）に、元外務省官僚の松川るい氏（４４）の擁立を決めた。同日、党本部に公認申請。

　関係者によると、昨年７月に公認申請した現職北川イッセイ氏（７３）は、２２日午後に不出馬の意向を表明する方針という。

　松川氏は東大法学部卒。１９９３年に外務省入りし、２０１４年には安倍政権が掲げる女性重視政策の一環として同省に新設された「女性参画推進室」の初代室長に就任した。同省によると、２２日付で退職した。

〖共同通信〗

http://jp.reuters.com/article/idJP2016022201001804

　大島理森衆院議長は２２日、衆院選挙制度改革をめぐり、自民、民主など与野党の代表者から見解を聴取した。有識者調査会の答申に盛り込まれた議員定数の１０削減に関し、反対した共産、社民両党を除き、９党が受け入れる方針を示した。ただ削減の実現方法には隔たりがある。大島氏はその後の記者会見で「多くの政党の合意を形成するために努力する」と強調。今国会中に公選法などの改正案成立を目指し、議論を主導する意向を重ねて示した。

　今後、自民党を中心に各党が協議を加速させる見通しだ。自公両党は一致点を探った上で、来週の後半にも大島氏に協議内容を報告する。

｛共同通信｝

http://jp.reuters.com/article/idJP2016022201002338

Domestic | 2016年 02月 22日 19:38 JST
共産、参院１人区候補取り下げへ

　共産党は２２日、夏の参院選に向け党本部で全国会議を開催した。志位和夫委員長は、民主党など他党の候補者が安全保障関連法廃止などを公約とすることや、選挙協力の意思があると確認することを条件に改選１人区で公認候補を取り下げる方針を表明した。民主、共産、維新、社民、生活の野党５党は１９日、安倍政権打倒を目指すと確認しており、野党共闘を重視した。次期衆院選小選挙区での協力も検討する。

　共産は２３日の野党５党による幹事長・書記局長会談でこうした方針を伝えた上で、候補者一本化に向けた具体的な協議に入りたい考えだ。

　全国会議には、都道府県委員長や公認候補者が参加した。

｛共同通信｝

http://jp.reuters.com/article/idJP2016022201002366