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2016年02月21日 「ジャーナリスト同盟」通信
<永田町のトイレ論争>
「私が責任者」と東条英機並みに国会答弁する、A級戦犯・岸信介の孫の安倍晋三との評価が定着している東京は、権力の中枢である永田町で、トイレ論争が勃発した。衆院予算委員会で維新の柿沢議員が安倍に質問中、安倍が席を立ちあがった。議員は面食らってしまい答弁を、と求めた。いったんは安倍も腰を下ろしたものの、やはりトイレに駆け込んだ。この不思議な光景は、よく見られる珍風景だが、トイレから戻ってきた安倍は「トイレに行かせる時間もくれないとは前代未聞」といって怒りをあらわにした。
<非は首相と委員長>
安倍は柿沢議員の質問態度をなじっているが、それは間違いである。限られた時間での質問に対して政府は、特に首相答弁は厳格さを求められる。逃げることは出来ない。質問を回避することは許されない。
生理現象の時はどうか。衆院予算委員会の運営権は委員長にある。首相ではない。国権の最高機関は国会だ。そこでの質問である。
安倍は「トイレに行きたい」と委員長の了解を取らねばならない。これをしなかった。安倍に非がある。
委員会質問中、安倍がトイレに駆け込むことは、日常化している。そのことを委員長は承知している。委員長権限で質問者に了解を求め、質問時間を確保するために時計を止めるべきなのだ。それを委員長も怠った。
非は首相と委員長にある。にもかかわらず、安倍は「前代未聞」といって、質問者に責任を転嫁した。国会も「わが意の通りに運営する」との独裁意識に取りつかれている。民主主義の政治は、こうした横暴な首相独裁は排除されねばならない。
<NHKはしかと報道したのか>
籾井のNHKは、このような場面を報道しないように、官邸の立場を擁護してきている。
今回はどうだったろうか。民主党理事が、委員長に抗議している。その場面を放映、しかと解説したであろうか。この場を見ていないので断定はできないが、非はNHKにもあろう。
日本国憲法は、表現の自由・言論の自由を、安倍流にいうと、しっかりと保証している。
<嘉悦・女子短大での懐かしい思い出>
おそらく当時としては、日本で一番授業料の高いお嬢さん大学の一つで知られる嘉悦・女子短大の教壇に3年ほど立ったことがある。これは東京タイムズ政治部長を卒業して、政治評論家になったころのことである。海部首相秘書の安藤さんが嘉悦を紹介してきた。今は4年制の大学になっているようだが、当時は短大だった。
お嬢さん大学だから、学生の容姿も、着ている服装も立派だった。中には、銀座のホステスでも通用するような学生もいた。初めての教壇は、女性の視線を浴びて、とても緊張した。
授業開始のベルが鳴った直後である。学生の一人が突然、立ち上がって「センセイッ」と声をかけてきた。目を向けると、彼女は「トイレに行きます」と了解を求めると、さっさと教室の扉を開けて出て行った。
正直この時は度肝を打たれた。初めての教師を馬鹿にしているのかな、と考えてしまい、あとで別の学生に尋ねてみた。「みんなは、太らないために下剤を飲んでいるため、急に便所に行きたくなる。先生をからかっているのではない」という返事が返ってきた。
学生でさえも、教師の了解を取ってトイレに行っている。これが世間の常識なのである。してみると、母親である岸の娘の子供に対するしつけが悪かったのかもしれない。
<朝日に責任をなすりつける外務省の前代未聞>
2月20日の報道によると、ジュネーブの国連女子差別撤廃委員会での杉山・外務審議官の、それこそ「前代未聞」の従軍慰安婦発言が話題になっている。
彼は従軍慰安婦問題の根源は、朝日新聞のねつ造報道と決めつける暴言を繰り返した。
「強制連行説は慰安婦狩りにかかわったとする、吉田清治の虚偽事実のねつ造で、それを朝日が事実であるかのように大きく報道したものだ」とぶちまくった。日本政府も軍も「やってない」と言いふらしているのである。
これも前代未聞の悪辣な主張である。筆者は、この深刻極まりない日本軍の蛮行のことなど、多くの日本人と同様に知らなかった。当事者が口を開かない限り、女性にとっての性的虐待が表面化することはない。
いまの日本でも水商売を強いられている女性の多くが、やくざの性奴隷といっていい。彼らはレイプすると、それを武器にして女性を奴隷のようにして、性ビジネスで働かせる。「木更津レイプ殺人事件」の追及によって、こうした性凶悪事件を初めて知った筆者だ。110番通報をしない日本人女性ばかりという事実も知った。やくざは海外の女性にも手を出している、恥ずかしくも悲しい人権侵害国である。
韓国の元従軍慰安婦の勇気ある証言によって、この大悲劇は国際社会に広まった。吉田云々では全くない。
杉山発言こそが、前代未聞のねつ造である。朝日はひるんではならない。日本国民も国際社会もちゃんと知っている。日本政府のねつ造を許してはならない。それこそ日本の恥である。
<前代未聞の社民党大会>
2月20日に東京で開催された社民党大会は、価値ある前代未聞の大会となった。民主党から枝野幹事長、共産党は志位委員長、維新から今井幹事長、生活の小沢代表が激励に駆けつけた。
社民党大会に、野党4党の幹部が轡を並べたことは、正に異例・前代未聞である。吉田党首の、これまでの野党の接着剤としての行動の成果と言っていいだろう。
「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」である。これまで批判してきたが、共産党も民主党幹部も時代を読んでいる。連合も、財閥との癒着を断ち切るしかない。99%の日本に切り替えないと、日本は孤立してしまうだろう。
2016年2月21日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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