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2016-02-08 08:49
野党5党は、安倍自民党の一強多弱体制を打破するために共闘しなければならないとわかっていながらも、それぞれの政党や議員に、思想信条の違いやそれなりの権欲やプライドなどがあったため、なかなか協調体制が築けずにいたのであるが・・・。
4月に衆院補選、7月には参院選が近づいて来ている中、ようやく5党が歩み寄って、協力して行く姿勢が見えて来た。(^^♪
昨日19日、野党5党(民主、維新、共産、生活、社民)の党首が集まって会談を行い、安倍政権の打倒を目指し、国政選挙での協力を進めていくことで一致した。(・・)
<後述するように、ここまで至るプロセスでは、共産党がかなり譲歩してくれた様子。感謝。m(__)m>
さらに野党5党は、この党首会談の後、安保法制廃止の法案を衆院に共同提出して、野党共闘をアピール。民主党の岡田代表は「安保法制廃止と、集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回を、5党の共通目標としようと」と述べたという。(**)
それぞれの政党や議員には、色々と考えに違いはあるとは思うが。今は、まず安倍政権を打倒することが、日本の国や国民の利益になるという点では共通した認識があるわけで。<特に立憲主義や民主主義を軽視した独裁政治や、憲法9条を無視して集団的自衛権を容認した安保法制を廃止する必要があるという点でね。>
mewも微々力ながら、野党5党の共闘を、応援して行きたいと考えている。o(^-^)o
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『政府が2015年の国会で成立させた、安全保障関連法をめぐって、民主党など野党5党は19日、党首会談を行い、この法律を廃止する法案を共同で提出した。
民主党の岡田代表は「安保法制廃止と、集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回を、5党の共通目標としようと」と述べた。
民主党や共産党など野党5党は、「安保関連法は憲法違反だ」などとして、19日午前、法律を廃止する法案を共同で提出した。
これに先立って、5党は党首会談を開き、安保関連法の廃止や、集団的自衛権の一部行使を容認した閣議決定の撤回を求めるほか、国会の対応でも協力していく方針を確認した。
夏の参議院選挙を前に、国会審議で、野党共闘をアピールする思惑があるものとみられる。
政府は、安保関連法を3月29日に施行する方針。(FNN16年2月19日)』
『民主・共産・維新など野党5党が19日、党首会談を開き、安倍政権の打倒を目指し、国政選挙での協力を進めていくことで一致した。
会談で、民主・共産・維新・社民・生活の5党は「安倍政権の打倒」を目指し、4月に予定されている衆議院の補欠選挙や夏の参議院選挙での候補者の一本化など選挙協力を進めることで一致した。
民主党・岡田代表「安倍政権の打倒を目指す。国政選挙などあらゆる場面で5党のできる限りの協力を行う」
会談終了後、5党は安全保障関連法を廃止するための法案を衆議院に共同提出した。野党が一致して安倍政権に対峙(たいじ)していく姿勢をアピールする狙いがある。(NNN16年2月19日)』
『野党側は、共産党が候補者を取り下げ、選挙協力を進めます。
民主党・岡田代表:「国政選挙などで、あらゆる場面で5党のできる限りの協力を行う」
共産党・志位委員長:「参議院選挙の1人区の候補者調整にあたっては、安保法制廃止、戦争法廃止、立憲主義回復という大義の実現のために思い切った対応をしたい」
民主、共産、維新、社民、生活の野党5党の党首会談で、共産党の志位委員長は、これまで選挙
協力の前提としていた「国民連合政府構想を横に置いて、選挙協力の協議に入る」と表明しました。協力を進めるため、民主党などに配慮した形です。週明け22日には早速、野党5党の幹事長・書記局長が協議を行い、夏の参議院選挙の1人区で候補者一本化に向けた調整を進めます。(ANN16年2月19日)』
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今回、野党間で話が大きく進んだ背景には、共産党の歩み寄りの努力がある。(・・)
共産党は昨秋、国民連合政府構想を掲げて、他の野党に共闘を呼びかけたのであるが・・・。
特に民主党や維新の保守系の議員や支持者には共産党アレルギーを持つ人が多いことから、野党共闘に慎重or反対の姿勢を示す意見が続出することに。いわゆる中道左派系の議員や支持団体からも、戸惑いの声が流れるようになっていたのだ。(~_~;)
もし共産党の存在ゆえに、このまま野党5党の選挙協力の協議が進まないとなれば、安倍自民党の思うツボになってしまう。(-_-;)<自民党やおおさか維新は、野党共闘を崩したくて、アチコチでさんざん民主党や共産党を叩いたり、野合だと主張したりしているしね。^^;>
そんな中、共産党は、今年の通常国会で、戦後初めて天皇出席の開会式に出席するなど、かつてのように観念に固執することなく、現実路線に転換したことをアピール。
しかも、志位委員長は、何と今まで犬猿の仲だった社民党の党大会(20日)に初めて来賓として出席することを発表したとのこと。<一般の人には、何で共産党と社民党がこんなに仲が悪いのかわかりにくいんだけど。これってスゴイことなんだよね。(@@)>
さらに、志位委員長は19日、他の野党が抵抗やとまどいを示している国民連合政府構想を凍結した上で、選挙協力で合意できた場合には、参院選の1人区で擁立済みの独自候補を取り下げる可能性にも言及したという。(・o・)
『共産党の志位和夫委員長は19日、民主、維新、社民、生活の各党党首と国会内で開いた会談で、夏の参院選に向けて共産党が提案していた安全保障関連法廃止のための野党連立政権「国民連合政府」構想を凍結する考えを示した。事実上の撤回で、選挙協力で合意できた場合には、参院選の1人区で擁立済みの独自候補を取り下げる可能性にも言及した。
構想の撤回は、反発する民主党などに配慮し、参院選の協力を進める狙い。志位氏は会談で「国民連合政府は必要だと主張してきたが、賛否はさまざまだ。政権の問題は横に置いて、選挙協力の協議に入りたい」と述べた。1人区の協力については「思い切った対応をする」と語った。
党首会談では、安保関連法廃止と集団的自衛権の行使を容認した閣議決定の撤回、安倍晋三政権打倒などを目標に、4月の衆院補選や夏の参院選の1人区で協力を進める方針を確認した。近く各党の幹事長らが具体的な協議に入る。(産経新聞16年2月19日)』
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また、共産党は、衆院北海道5区の補選で公認候補を取り下げて、もともと民主党の職員である池田真紀氏を支援することを決定。19日には、民主、共産両党の地元組織が民主党推薦候補に一本化する協定に調印が行なわれ、ついに野党5党の選挙協力第一弾がスタートすることになった。(**)
『民主、共産両党は18日、町村信孝前衆院議長の死去に伴う衆院北海道5区補選(4月12日告示、同24日投開票)の候補者一本化について、地元支部レベルで合意した。共産党が候補予定者を取り下げ、無所属で立候補する民主党道連局長の池田真紀氏(43)を推薦する。19日に共闘協定に調印し、正式発表する。
共産党は党道5区国政対策委員長の橋本美香氏(45)を公認した後も、安全保障関連法廃止を主張し、当選後も無所属で活動することを条件に野党共闘を探っていた。両党関係者によると、池田氏は安保法廃止を目指すことを誓約するが、当選後にどの会派に所属するかは協定では明示しないという。(毎日新聞16年2月18日)』
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北海道5区の補選は、自民党の故・町村信孝氏が他界したため行なわれるのだが。自民党は町村氏の娘婿である和田義明氏(44)の擁立し、いわゆる弔い合戦を展開。公明党やこころのほか、何と新党大地も和田氏を支援することになった。(~_~;)
鈴木宗男氏は、オモテ向き、共産党と協力できないので野党候補を支援しないと語っていたものの、実は安倍首相が昨年12月末にわざわざ鈴木宗男氏と会談し、選挙支援を要請。民主党に預けて比例当選した娘・貴子氏のことも「育てたい」と言って、北海道で人気のある新党大地とムネオ親子を、自民党サイドに引っ張り込んだのだ。(-"-)<『ムネオ、安倍自民に寝返る。ムネオの娘も引き抜き検討。野党共闘破壊が目的か?』>
まあ、諸状況から見て、自民党の候補の方が優勢だと言われているのであるが。安倍自民党のそのようなやりクチを思うと、何とか一矢報えないものかな〜と思ってしまう。(`´)
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ただ、これから野党共闘が順調に行くかどうかはわからないし。それは、各政党の党首や幹部が、自党の議員たちをどのようにコントロールできるかにかかっているのではないかと思う。(・・)
民主党や維新の党の保守系議員の中には、いまだに共産党との協力に反発や抵抗を示す人がいるのは事実だし。民主党と維新の合流協議とリンクする形で、彼らが党内に対立や混乱をもたらすおそれがあるのだ。(-_-;)
『民主党は共産党との選挙協力になお慎重だ。岡田氏は参院選の協議について「5党が基本だ」と強調。党内には「皇室制度を認めず、自衛隊を違憲だと主張する『革命政党』と互いの候補者を推薦しあうことはあり得ない」(閣僚経験者)との声も根強い。
そもそも共闘の中核となる民主、維新両党は依然として不協和音が続く。(産経新聞16年2月19日)』
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この民主党と維新の合流協議に関しては、また改めて書きたいのであるが。
どうやらmewが望んでいるように、民主党の岡田代表や執行部は、同党を解党して新党を作ることは考えず、吸収合併や分党をする形で、維新との合流を勧めるつもりのようだ。^m^(『民主党は解党の必要なし&岡田も解党しぶる発言〜維新や保守の扇動に乗るな』http://mewrun7.exblog.jp/24119577/)
mewは今回、野党共闘がぐ〜んと前進した要因のひとつに、岡田執行部が自党の保守派議員や維新の党に必要以上に遠慮をせず、主導権をとらせることもなく、できるだけ自分たちの意見を通す形で合流の協議を進めて来たことがあると考えている。(・・)
その岡田執行部のリーダーシップは、おおいに評価したいし。是非、今後も強気の姿勢で頑張って欲しいと応援しているのだけど・・・。o(^-^)o
でも、もともと民主党+維新で新しい保守政党を作りたいと考えている前原誠司氏や長島昭久氏らの保守タカ派系議員にとっては、共産党や社民党と選挙協力することは耐え難いことだろう。^^;
<維新の党の場合は、超保守やタカ派の議員がおおさか維新に移った分、以前ほど反発が大きくないようだが。共産党との協力には消極的な人が多いように思える。>
そこで、民主党の岡田代表がこのような保守系の議員の反発をいかに押さえて、衆院補選や参院選を戦うかが大きな鍵になると思うのだけど・・・。
今回は、日本の将来を大きく左右する大事な選挙になるだけに、もしど〜しても共産党とは選挙協力したくないという人たちには、党を出てもらって、維新と共に新党を作るとか、自民党やおおさか維新などに移ることなどを強く推奨したい思う。(**)
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また、mewが最も言いたいのは、他の政党(とりわけ民主党や維新?)の幹部や議員が「共産党が候補者を取り下げて当たり前だ」と考えてはならないということだ。(**)
どうも民主党の議員や支持者の中には妙な驕りを持つ人がいて、「一人区は野党で最も票の多い民主党の候補に譲って当然」「共産党がどこにでも候補者を立てて、ジャマをする方がおかしい」と考えている人たちがいるようなのだけど。<まあ、確かにmewも選挙速報を見ていて、ここに共産党候補がいなければと思うことはあるけど。^^;>
共産党には、どの選挙区にも候補者を立てて、自分たちの主張をする権利があるわけで。<比例票を考えれば、尚更に。>共産党に「候補者を立てるな」「取り下げろ」と上から目線で言うのは、とても失礼なことだと思うのである。(ーー)
それゆえ、もし共産党が候補者を取り下げてくれた時は、mewはその恩恵を受ける政党の党首や幹部がその協力姿勢をきちんと感謝の心で受け止めて、その支持に応えるために頑張って欲しいと願っている。(・・)
<共産党の選挙支援の仕方に関しては、各選挙区で協議すればいいと思うけど。ただ、共産党は、「候補者の応援に来るな」「自党の候補者は取り下げ、あとは隠れていて、票だけ入れろ」というのもめっちゃ失礼だと思う。(-"-)>
というわけで、まだまだ紆余曲折ありそうな感じなのだけど。北海道、京都の衆院補選まで2ヶ月、参院選までは数ヶ月しかないわけで。ここから、アンチ安倍自民党の政党、議員、支持者、国民が、多少の違いを乗り越え、できるだけ心を合わせて、安倍政権打倒を目指して戦って行けるようにと、心から祈っているmewなのだった。(@@)
THANKS
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