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2016年02月18日
今夜も多忙也。居酒屋談義でお茶を濁すが、暫しの時間をいただこう。先日拙コラムで、安倍官邸が本気で「憲法改正」を企てるのであれば、公明やお維などよりも、民主党の吸収合併を画策した方が確実ではないかと書いておいたが、どうも民主党は驚くほど結束力がない状況が続いている。小沢は、悪名高き松下政経塾出身のボス前原誠司にまで説得工作をしたようだが、案の定、色よい返事はなかったようだ。まあ、小沢も、無理を承知で仁義を切った面もあるだろう。
小沢一郎は返す刀で、維新の松野とも会っている。こちらは、昔のよしみか、鳩山由紀夫の陰の力も加わってか、友好的関係を一歩前進できたようである。政局に目聡い産経新聞が、論理矛盾じゃないかと以下のようにケチをつけている。
≪「改憲・維新」看板倒れ 共産党と「3分の2」阻止へ共闘も 民主党は相変わらずバラバラで…
憲法改正の議論が17日、国会で再開した。安倍晋三首相は夏の参院選で憲法改正の争点化に意欲的だが、合流を協議している民主、 維新両党は改憲反対の声を強めている。特に改憲政党を自任する維新の党は「安倍政権下で憲法改正の議論はしない」とする民主党に同調。忌避してきた共産党 とも改憲阻止で連携を深めつつあり、「看板に偽りあり」の状態になっている。
「安倍政権で『憲法を争点に選挙』といわれると非常に乱暴な感じがする」 維新の石関貴史国対委員長は17日の記者会見でこう述べ、憲法改正に否定的な考えを示した。小野次郎政調会長も12日の記者会見で憲法改正に協力しない考えを表明した。
もともと維新は基本政策に「憲法改正による統治機構改革」を掲げている。しかし、昨年の党分裂で、改憲に熱心な議員の多くがおおさか維新の会に流れ、改憲色は薄まっているのだ。 その結果、民主党との合流構想が暗礁に乗り上げつつある中、分裂前はタブーだった共産党との協力を探る動きまで出ている。松野頼久代表は、15日に護憲を旗印にする共産党の志位和夫委員長と会談し、参院選の協力などで意見交換した。
会談に同席した維新の今井雅人幹事長は「改憲勢力に(発議に必要な)3分の2(の議席)をとられてしまうことは政治的な大敗北になる」と強調。共産党の穀田恵二国対委員長も維新を含む野党連携をめぐり「憲法改悪反対が大きなポイントだ」と述べ、足並みをそろえた。
民主党の枝野幸男幹事長も17日の記者会見で「憲法を守っていない人が憲法を変えるということがちゃんちゃらおかしい」と首相を批判した。ただ、民主、維新両党は統一会派結成にあたり「必要な条文の改正を目指す」ことで合意。民主党の前原誠司元外相は先月、自身のブログで「憲法改正が必要だ」とし、前文の 一部と9条2項の変更に加え、緊急事態条項の必要性を訴えた。しかし、民主党の国会論戦は改憲反対で一色となっている。 ≫ (産経新聞:内藤慎二、酒井充)
たしかに、論理は矛盾しているが、脱法政権、法理念無視政権である、勘違い模様の安倍ファシスト政権と対峙するのだから、闇討ちだろうが何であろうが、勝てば官軍、そのくらいの根性丸出しで対峙しない限り、あの広域暴力団の若頭のような菅官房長官をギャフンと言わせることは出来ない。敵乍ら、想像以上に下品な策士である。如何にも、野党共闘が難航しているように見せることは、第一級の戦略であることは言うまでもない。外堀を埋めて、民主党内の右派を立ち往生させようと云う流れは出来つつある。
最終的には、民主党の最終回答、共産党との連携も辞さずに至った場合、「連合系議員」がどのように振る舞うかだ。おそらく、連合に泣きつくに違いない。連合自身も、エラそうなことを言っているが、実際問題、一つの政治勢力を作れるほどの力はない。となると、不承不承付和雷同するか、ヤケクソで「民社党」風な鵺の政党を作るかだが、おそらく前者である可能性が強い。無論、共産党には、閣外協力にして欲しいくらいの注文はつけるだろうが、呉越同舟であっても、緊急避難と云う合言葉で、安倍ファッショ政権に対峙するしか選択肢はない。
共産党の志位にしてみれば、実よりも、現状は名を取るべきと腹を括っているだろうから、その条件を飲むだろう。ただし、この安倍ファッショ政権の参議院2/3議席阻止の功績は、有権者の頭に残るので、将来、「共産党アレルギー」と云う、根拠不鮮明なトラウマを払拭する絶好の機会でもあるわけだ。米大統領選で、民主党の大統領候補争いで、民主社会主義者(殆ど社会主義)のバーニー・サンダース議員の存在がクローズアップされれば、「レッドパージ」のアメリカでさえ、と云う風潮は、日本社会にも浸透してゆく。
おそらく、これ以上、日本経済が好くなる可能性はないわけで、悪化の可能性の方が勢いがあるわけで、格差社会の実感は増すばかりだ。 *そう云う意味で、安倍と黒田のピント外れな経済政策は、日本社会に、日本独自の成熟国家社会主義を醸成させる土壌は出来つつある。あれだけ監視化されたメディアの中では、フラストレーションのマグマが相当に溜まっているわけで、特別、ヘタレの集団と断言は出来ない。思わず、トンデモナイ強権を振り回され、瞬間的にビビったと見るのが妥当だろう。誰でも、そうだろう。思いもよらない形で、ギャク切れされると、つい、その場を収めておこうと思うのは、人の世の常である。今夜は、チョイと妄想に耽ってみた(笑)。
個人的希望だが、枝野幸男の民主党内の反逆に期待する。枝野がなぜ、前原グループ内にいたのが、筆者には、世界の七不思議なのだが、いずれ、スッキリした回答を見せてくれるのではないかと、個人的に思っている。あの面構えを見て、小沢一郎が声をかけた気持ちは良く判る。先の国会における、安保法制阻止の長時間議会演説も聞くに堪える内容であった。あれだけのことを、原稿なしで話せる政治家は、滅多にいない。
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