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http://mewrun7.exblog.jp/24136138/
2016-02-14 01:58
12日、自民党の宮崎謙介氏(衆院議員)が記者会見を開き、自らの不倫の事実を認めると共に、議員を辞職することを発表した。 (゚Д゚)
宮崎氏は昨年5月に、同僚の金子恵美衆院議員と結婚。金子氏が今年2月に出産予定であるのを受けて、自らも子育てに協力するために育休したいと宣言したい大きな注目を浴びていたのだが。
金子氏が切迫流産のおそれがあって1月中旬から入院している間に、何と自宅に女性タレントを泊めて不倫行為をしていたことが発覚して、大問題に発展。 <しかも、12日の会見では、(未熟な人間の欲のため?)複数の女性と不倫していたことを示唆してたりして。(@@)>
(関連記事『育休希望の宮崎に不倫疑惑〜妻が切迫流産のおそれで入院中、自宅に女性が宿泊』http://mewrun7.exblog.jp/24123730/)
それでも刑事犯罪を犯したわけではないということで、党内には離党を求める声はあっても、議員辞職をする必要はないという意見の方が強かったのであるが。
<あとで書くけど、ここで辞職すると補選の問題が生じるし。これも機会があれば、いつか書きたいけど、「不倫発覚→議員辞職」なんて前例を作られると困る人も結構いそうな感じも?^^;>
しかし、いくつかの報道によれば、安倍首相や官邸サイドの怒りが大きく、官邸圧力によって議員辞職の道を選ばざるを得なくなったという。(-_-;)
安倍首相&周辺としては、折角、自分の超保守グループ(創生日本)の若手にチャンスを与えた&安倍内閣の子育て政策アピールにうまく利用しようとしたのに、メンツを丸つぶれにされたような感じを受けているのではないかと察する。(>_<)
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『宮崎議員は当初、議員辞職する考えは持っていませんでしたが、党のイメージの悪化を恐れた安倍総理大臣が議員辞職を強く宮崎議員側に働き掛けたということです。(ANN16年2月12日)』
『会見前日まで、議員辞職や離党にはつながらないとの見方が強かった。永田町関係者は「急転したのは、おそらく官邸からの指示」。所属する二階派の二階俊博党総務会長は、激怒しながらも“おとがめなし”の方向だった。だが夏の参院選や審議中の新年度予算案への悪影響を恐れる官邸サイドの思惑があった。周囲では「早く辞めてくれれば、バカが1人いたという話で済むと考えたのでは」とみている。(スポニチ16年2月12日)』
<そう言えば、安倍首相は10日の国会で宮崎氏のことをきかれて、ムッとした顔で「信なくば立たず」と語っていたのだけど。宮崎氏も同じフレーズを会見で使っていたね。(・・)>
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宮崎氏の不倫疑惑には、同氏が自民党の若手議員だったこともあってか(&最近、不倫・二股ネタばやりであることも手伝ってか?)、TVのニュースだけでなく、ワイドショーも結構、扱うところが多かったのだが・・・。
その中で、昨年12月に安倍首相や菅官房長官も出席して行なわれた結婚式の映像が流されることも少なからずあった。<mewも、5〜6回ぐらい見たかも。>
宮崎氏は、安倍晋三氏が会長として率いる超保守議連「創生日本」のメンバーであることも手伝ってか、政権幹部が勢ぞろいしていた上、首相もかなり愛想よくふるまっていた感じがあって。^^;
「大義なき解散と言われたが、結婚できたのは昨年、私が衆院解散したからだ」なんて軽口まで、飛び出したりして。(>_<)
<mewは、こういうのをきくと、たとえ冗談でもあまりにも軽すぎる感じがして、呆れちゃう&ムッとしちゃうとこがあるけどね。(ーー)>
また、mewの見た映像では、菅官房長官がスピーチの中で、わざわざ宮崎氏から育児休暇の件で電話をもらったことを披露して、官邸が育休を後押しする姿勢を見せていたのも印象的だった。(・・)
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『「2人が結婚できたのは、私が衆院解散したから」と安倍首相 “イクメン”検討の自民議員夫婦披露宴で
安倍政権幹部が23日、自民党の宮崎謙介、金子恵美両衆院議員の結婚披露宴で、宮崎氏が検討する育児休暇取得を後押しした。夫妻には来年2月に長男が誕生する。菅義偉官房長官は「育休の議員立法を超党派でつくってもいいのでは」と提案。塩崎恭久厚生労働相も「子育てを応援するのが安倍内閣だ。安倍晋三首相を信じ、しっかり休めばいい」と強調した。
衆院規則には育児休暇の規定がないため、宮崎氏は2月中旬から1カ月程度、衆院本会議のたびに欠席届を出す方針。同氏は記者団に「『1億総活躍』のため、国会議員の立場から男性の育児参加を推進する」と述べた。
東京都内での披露宴には首相も出席。あいさつで首相は「2回当選したら結婚しようと約束したようだが、結婚できたのは昨年、私が衆院解散したからだ。『大義がない解散』と言われたが、少なくとも2人は結婚できた」と笑いを誘った。(産経新聞15年12月23日)』
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ちなみに、国会内には、自民党の超保守系議員を中心に、年初の国会招集日には男女とも日本の伝統を重んじて、和装をしようという議連が設けられているのだが・・・。
宮崎氏も、初日に和装姿で登院。(で、その時に議員の着付けのために来ていた女性タレントと不倫関係になっちゃったのよね。(>_<))で、安倍首相に挨拶した際に、激励されたなんて記事も載っていた。
『夏の参院選に向け本格論戦の舞台となる第190通常国会が4日、召集された。2月に出産を控える自民党の金子恵美衆院議員(37)=新潟4区=の夫で、今国会中に育児休暇を取りたいとの意向を表明している同党の宮崎謙介衆院議員(34)=京都3区=がスポニチ本紙の取材に応じ、安倍晋三首相から“支援”の言葉をもらったと明かした。あらためて国会に規定がない育児休暇の法制化に前向きな姿勢も示した。
和装振興議員連盟に所属している宮崎氏はこの日、和装姿で登院。安倍首相に新年のあいさつをした際に、育休取得について「これでいいんだ。賛否あるけど、俺も反対半分、賛成半分でやっているんだし、それでこそ政治家だ」と激励されたと説明。「一石を投じようという思いでいたので、これで皆さんが真剣に男性の育児休暇って何だということを考えてもらえれば」と話した。時期や期間については「妻の体調次第。状況をみながら考えたい」とした。(スポニチ16年1月5日)』
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産経の記事に、宮崎氏が「記者団に「『1億総活躍』のため、国会議員の立場から男性の育児参加を推進する」と述べたとあるのだが・・・。
実は、安倍首相らは、次の選挙の目玉である「一億総活躍」(&「女性活躍」?)を具体的な形でアピールするために、宮崎氏の育休宣言を利用したいと。そして、安倍自民党の支持が低いと言われる20〜40代の女性の票を増やしたいと考えていたのである。(@@)
<この育休宣言自体、宮崎氏だけで考えて公言したものではなくて、安倍官邸からの提案も受けて、公の場で言い出したのではないかと邪推する部分もあったりして。^^;
宮崎氏が、執行部や自分の所属会派の幹部の同意も得ずに、アチコチで育休の話をしていたのも、官邸の強いバックアップがあってこそのことだろう。(・・)
しかし、官邸のその目論見も、今回の宮崎氏の不倫発覚で、アウトに。(-"-)
安倍首相や菅官房長官が、わざわざ結婚式に出て宮崎氏を持ち上げたり、育休宣言を激励したりしたことも、今となっては、ムダというか、もはや滑稽とも言えるようなエピソードになってしまうし。<それこそ、TVにその映像が流れるたびにムカついちゃうかも。(~_~;)>
このまま宮崎氏が議員を続ければ、しばらくこの話題は消えず。株価も急降下している今、下手すれば、内閣や自民党の支持率ダウン、ひいては参院選にも影響するかも知れず。<そうなったら、衆参同日選なんかも、とてもできなくなっちゃうだろうしね〜。^^;>
それで、あんなやつは目の前から&自民党から消してしまえと、議員辞職を求めたのではないかと察する。(-_-)
<しかも、mewも、宮崎氏が妙にコト細かに経緯を説明したり、議員辞職を発表する前にチョット間(ま)を置いたりするのを見て、甘利明氏の(やや自己陶酔的な)会見を意識したかな〜と思う部分があったのだけど。
『官邸筋は「あんなにまじめ腐って、経緯の説明とか、滑稽の極みだよね。甘利さんのマネしちゃったんだよ、きっと」と(FNN2.12)』、その点も快く思っていないようだ。(-_-)>
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でも、実のところ、この宮崎氏の不倫騒動は、同氏が辞めたらそれで終わりというわけには行かないのである。(@@)
特に大きな問題になっているのが、宮崎氏辞職後の京都3区の衆院補選をどうするかということだ。<北海道5区の補選と共に、4月24日に補選を行なうことになるんだって。>
党執行部や派閥幹部が、宮崎氏に対して大きな怒りを覚えながらも、議員辞職まで求めなかったのも、議席を減らしたくない&補選を行ないたくないからだ。<谷垣幹事長も、派閥の本当のTOPの伊吹衆院議長も、同じ京都府の選出議員なので尚更にそう思っていたかも。^^;>
それゆえ、彼らの中には「安倍官邸が余計な圧力をかけて辞職させやがって」と思っている人もいるのではないかと察する。(++)
京都3区は、03,05,09年の選挙では、民主党の泉健太氏が自民党候補を抑えて勝利してるし。12、14年は自民党に風が吹いて、宮崎氏が当選したものの、泉氏とはさほど票差がないため、よほどの候補を立てないと負ける可能性が大きいのである。^^;
<準与党のおおさか維新が、民主党つぶしのアシストをしそうな感じもあるけど。<`ヘ´>>
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『自民党は、沖縄県宜野湾市長選と衆院北海道5区補選を参院選の「前哨戦」と位置付け、宜野湾市長選では与党推薦の現職を再選させた。北海道5区補選でも、北海道に地盤を持つ地域政党「新党大地」の鈴木宗男代表に安倍晋三首相が支援を依頼し、推薦を取り付けるなど、着々と態勢を固めている。
しかし、京都3区はこれまで自民党と民主党が激しく争ってきた選挙区。2012年と14年の衆院選では宮崎氏が勝利したが、民主党の泉健太衆院議員との票差はそれぞれ約200票、約4500票だった。泉氏はいずれも比例代表で復活当選している。
自民党は不戦敗を避けるため候補者選考を急ぐ構えだが、同党幹部は「二正面はきつい」と漏らす。首相は12日、後援者らとの会合で「女性票は減る」と語ったという。
一方、泉氏は12日、京都市内で記者団の取材に応じ、補選に「チャレンジする覚悟は持っている」と表明した。泉氏が立候補すれば、比例代表で民主党の北神圭朗元首相補佐官が繰り上げ当選するため、同党にとっては議席を「1増」させるチャンスになる。おおさか維新の会の松井一郎代表も12日、補選に候補者を擁立する考えを示した。
自民党の地元選出国会議員からは「どう考えても負け戦だ」と不安の声が上がっている。(毎日新聞16年2月12日)』
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宮崎氏は、何と京都府連にも何ひとつ相談せずに、議員辞職を発表してしまったようで。補選を仕切るべき府連の西田会長もかなりお怒りの様子。
『自民党議員秘書は「最低も最低だ。女性問題出たら議員辞職する前例ができちゃったじゃんか。女性票も飛んでいくし、安倍政権への影響もでかいよ」としている。今回の議員辞職の影響は、育休制度だけでなく、4月の補欠選挙や、7月の参院選にまで及ぶ可能性がある。
12日夜、自民党京都府連に10分程度、滞在した宮崎議員。地元に対する説明、謝罪を行ったが、京都府連は、その後の会見で、不快感をあらわにした。
自民党京都府連の西田昌司会長は「京都府連に対して、何の報告も相談もなかったことに、非常に、憤りの気持ちでいる。(参院選まで影響する?)ありますよね」と述べた。官邸の意向も働いたとみられる、今回の議員辞職。政局への影響は、どこまで広がっていくのか、注目される。(FNN16年2月12日)』
<西田くんは超々保守のプチ天敵なので、mewとしては、ざまあって感じもあるんだけどね。(^^ゞ>
無名の2回生議員でしかなかった宮崎謙介氏の諸言動によって、安倍官邸は面目を潰された上に、目論見もはずれて、思いのほかダメージを受けることになったわけで。
何だか(株価も含めて?)やっぱ潮目が変わって来たかな、とプチほくそ笑んでいるmewなのだった。(^n^)
THANKS
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