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@izumito55 瀬島龍三って山崎豊子の『不毛地帯』のモデルです。さすがの山崎豊子も、日本人のシベリア抑留を瀬島龍三が手を回してソ連に頼んでいたなんて知らなかったでしょう。知っていたら少しは違った書き方をしていた筈。30万人が亡くなってるんですから。
— Roy (@royhoshino) 2016, 2月 9
〈不破 その後さらに、瀬島龍三という大本営の参謀が“日本の軍人を預かって貴軍隊のために働かせてほしい”という陳情書をソ連に出している。これがコピー(写真)〉https://t.co/nb5zeuXY3R
— 赤旗政治記者 (@akahataseiji) 2016, 2月 9
対日戦終結の過程で無数悲劇 pic.twitter.com/oY2X7S9z3v
以下は 「しんぶん赤旗」2016年2月9日(火)「 『スターリン秘史 巨悪の成立と展開』第5巻を語る(下) 対日戦終結の過程で無数の国民的悲劇が」 から抜粋 ⇒
発見された関東軍とソ連側との交渉記録
不破 満州にいる日本軍人の扱いで謎だったのは、ソ連内部で相反する二つの指令が出ていたことです。
8月16日に政府首脳部のベリヤや軍首脳部のアントーノフが共同で、日本軍捕虜はソ連領には運ばないという指令を出しています。日本軍人は武装解除して日本に帰すというポツダム宣言が頭にあったのでしょうね。ところが、8月24日に今度はスターリンから、シベリアに送れと指令が出ます。この8日間に何があったのかが謎でした。
これについては、全国捕虜抑留者協会の元会長の斎藤六郎さん(故人)が徹底的に調べて『シベリアの挽歌(ばんか)』に書いています。敗戦直後の関東軍とソ連側との交渉記録をソ連で見つけたんです。
明らかになったのは、大本営から派遣された参謀の朝枝繁春がソ連軍と面会して、「現地にいる日本人はソ連の庇護(ひご)のもと満州・朝鮮に土着させて生活させてほしい」と要請したことです。
これは、戦争指導部がソ連に講和の仲介を頼もうとしたときに決めた、「現地土着」「賠償として労力の提供にも同意する」という方針を受けたものです。おそらくスターリンは朝枝の要請を知り、ポツダム宣言を守る必要はないと考えて指令を出し直したのでしょう。
その後さらに、瀬島龍三という大本営の参謀が“日本の軍人を預かって貴軍隊のために働かせてほしい”という陳情書をソ連に出しているんです。これがそのコピー(写真)です。
山口 不破さんは、シベリア抑留はソ連と日本の戦争指導部が“合作”で引き起こした悲劇だった、それは疑問の余地のない歴史の事実だ、と指摘しています。
これまで、これらの降伏条件は、天皇の特使として講和仲介の対ソ交渉にあたることになっていた近衛文麿周辺のつくった「私案」だととらえられていました。不破さんは今回の研究で、そうではなく、関東軍の異常な交渉態度から見ても、戦争指導部全体の合意になっていたにちがいないと推定しています。
不破 在満日本人の問題でひどいのは、ソ連参戦の翌日に大本営が天皇の承認を得て出した命令で、関東軍に満州にいる在留日本人を防衛する任務を与えず、「後退してソ連軍を朝鮮海峡まで引き寄せろ」と命じていることです。8月9日のソ連の参戦後、脱出の手配をしたのは軍首脳部とその家族と満鉄関係者だけ。あとは全部置き去り。135万人のうち二十数万人が亡くなりました。日本政府に棄民されたんです。
その一人で、長野県出身の永井瑞枝さん(故人)は丹念に調査して、この村から何人行って何人亡くなった、と長野県開拓団の入植年度別一覧表をつくりました。ひどいところでは九十数%が亡くなっている。しかし、全国統計はどこにもありません。
山口 二十数万の方が亡くなったというのもNPOが調べたもので、日本政府は調べていません。空襲の被害者数もそうです。不破さんは、「侵略戦争であったという歴史の真実を、正面から直視するとともに、その戦争を遂行した日本の戦争指導部が、日本国民にたいしても深刻な加害責任を負っていることについても、深く思いを致すべきではないでしょうか」と書いています。まったく同感です。
石川 日本政府は終戦工作にあたって、「国体護持」を最重視したわけですが、その核心が「三種の神器」を保ち続けることだったという事実には驚かされました。この“信仰”はいったいどういうものなのかと、あらためてその不思議を考えさせられました。
不破 私も、内大臣だった『木戸幸一日記』を読んで驚きました。ポツダム宣言の発表前日の7月25日に天皇に会って、“いまの戦況では講和をはかることが必要だ”と話すのですが、講和の緊急性をいうのに、“このままでは三種の神器があやうい”“あなたが捕虜になることよりも三種の神器の護持が大事だ”と本人を前にいうんです。天皇は講和の話ととらえずに「三種の神器」をどう守るかの話ととらえ、“伊勢と熱田の神器は自分のそばに移して、万一の場合は自分がお守りして運命を共にするほかない”と返事します。本当に異常な世界です。
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