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日本における徴兵制度の話が出ると決まって語られるのが、現代の戦争においてはハイテク兵器を駆使して戦う必要があるため、 徴兵制で集めた経験の浅い兵士では役に立たず、徴兵制には軍事的な合理性がないという意見です。
意に反する苦役の解釈や経済的徴兵制に対する危惧などは語られるものの、このハイテク兵器云々という理屈そのものに対する反論はあまり見ません。 反論の余地がないくらい言っていることが真実だからでしょうか。
私にはとてもそう思えません。私は兵器の研究家でも軍事評論家でもなく、全くの素人ですが、日常生活は今、ハイテクの機器で溢れています。
それらを見て分かることは、ハイテク機器類は機能は増加するものの、操作性は簡略化する方向に進化するということです。
昔の車と違って今の車にはエアコンやカーステレオやナビゲーションがついていますが、オートマチックでギアとクラッチはなくなり、 パワーステアリングでハンドルは軽くなり、最新の車種は障害物まで察知して自動的に衝突を避けます。 ハイテク技術の進歩で経験の浅いドライバーは運転できないなどということは全くなく、逆にはるかに運転が容易になったということができます
仮にもし、実際に現在のハイテク兵器が素人では扱いきれないものであったとしても、徴兵制が敷かれ大量の素人兵士が入隊したら、その瞬間、 それらの兵士でも扱える兵器の開発が始まるものと思われます。そして2〜3年後には徴兵によって集められたすべての兵士の手にそれらがわたっていることでしょう。
そういう意味で、ハイテク兵器の出現で徴兵制度の意味がなくなったという説明は真っ赤な嘘だと思うのです。
参考:http://www.asyura2.com/16/senkyo200/msg/570.html
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