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辞表提出のため官邸に入る甘利氏 (c)朝日新聞社
甘利前大臣“銭ゲバ”伝説 美術品転がしで1400万円、お車代10万円、料亭接待4夜で200万円〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160203-00000004-sasahi-pol
週刊朝日 2016年2月12日号より抜粋
1月28日、甘利明・前経済再生相が辞任会見を行った。甘利氏の“首”を取ったのは、同月21日に発売された週刊文春だ。千葉県白井市にある建設会社「S」社の総務担当者I氏が、甘利氏の秘書らに総額で1200万円にのぼる裏ガネの提供や飲食接待をしていた疑惑を写真、録音などの記録付きで暴露したのだ。
降って湧いたように明るみに出た、甘利事務所の“銭ゲバ”体質。だが、その前兆を本誌は掴んでいた。今から遡ること5年前、甘利氏が“美術品転がし”で1千万円以上を濡れ手に粟で得ていた疑惑があったのだ。
甘利氏のホームページ(HP)には≪先祖は武田信玄の末裔です(本当)。信玄の親戚であり、重臣No2甘利虎泰(あまりとらやす)が我が先祖です≫とあり、趣味は≪美術品鑑賞≫とある。
今回の疑惑の舞台となった甘利氏の資金管理団体「甘山会」の会長をかつて務めたのは、おもちゃ業界大手「バンダイ」創業者の長男、Y氏だった。Y氏の個人会社元幹部が証言する。
「約10年前、甘利さん本人が、Y氏のオフィスに美術品3点を持ってきて『買ってほしい』と言ってきました。Y氏はそれを言い値のまま、約1500万円でポンと買いました」
Y氏の父は自民党の“タニマチ”として有名で、森喜朗元首相の支援者としても知られていた。Y氏もそれを引き継ぐ形で、将来の有望株として甘利氏に白羽の矢を立て、献金を頻繁にするなど支援していた。
問題はその1500万円という金額だ。Y氏の個人会社の別の元幹部の証言。
「5年ほど前、甘利氏から購入した美術品3点をY氏の指示で美術品鑑定のプロに出しました。その評価額はなんと100万円程度でわれわれは落胆しましたが、御曹司のY氏は『あ、そう』という感じ。さほど驚いていませんでした。実質1400万円が甘利氏の懐に入ったワケですが、もともと政治献金のつもりで購入したのかもしれません」
甘利氏側は「売買は契約書を交わし適正に行われ、税務申告も行っています」と主張したのだが、真相はいかに……。
ちなみに甘利氏の収集癖は筋金入りで、HPで≪いつも録画しているテレビ番組は「開運!なんでも鑑定団」≫と公表している。
2014年8月には念願かなって番組に出演したが、その際に鑑定を依頼したのは、田中将大投手(現ヤンキース)が07年にプロ入り初完封をした時に着ていたサイン入りユニホームだった。これは、楽天の三木谷浩史会長兼社長からプレゼントされたものだと明かし、甘利氏の評価額は50万円だったのが、鑑定額は200万円になった。
「一般人なら問題ありませんが、三木谷氏からプレゼントされた時、甘利氏は経産相でしたからね。疑問の声もありました」(野党国会議員)
バンダイ御曹司のY氏と甘利氏との関係は、美術品の売買だけではなかった。
Y氏の甘利氏への入れ込みようは強く、赤坂の高級料亭「K」で頻繁に会合を開いていたという。前出の元幹部は言う。
「政治家のメンバーは、甘利さんも含めていつも5人。私は、白い封筒に『お車代』というハンコを押して、現金を入れていました。中身は甘利さんに10万円、他の4人は5万円でした」
高級料亭として知られるKのコース料理は、一人あたり約3万円。酒代は別なので、計4回もの会合を開いた07年4月には、合計の支払額が約200万円になったという。もちろん「お車代」は別だ。
甘利氏は辞任会見の質疑応答で、支援者から現金を直接、渡されることはあるのかと問われ、「そんなことはない」と否定していたのだが……。さらに前出の元幹部はこう訴えた。
「Y氏は、甘利事務所の紹介で秘書を従業員にしました。当時、散財がたたり、Y氏も借金で苦しい状況でしたが……」
売れるものは売る。もらうものはもらう。二世議員の甘利氏にはそんな体質が染みついていたのか。
(本誌取材班=西岡千史、上田耕司、亀井洋志、牧野めぐみ)
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