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かばう高村副総裁(左)と「被害者意識」の甘利大臣/(C)日刊ゲンダイ
「ワイロは罠」と周囲は擁護 甘利大臣“被害者ヅラ”の厚顔
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/174074
2016年1月25日 日刊ゲンダイ
まるで「被害者」だと言わんばかりだ。自民党内から、甘利経済再生相のワイロ疑惑を擁護するような発言が相次いでいることだ。
この週末、自民党の高村副総裁は「この事案は録音されていたり写真を撮られていたり、わなを仕掛けられた感がある。攻撃側が用意周到にストーリーを作ってきている」と唖然の発言。山東昭子参院議員も「(週刊文春に)告発した事業者のあり方も『ゲスの極み』。まさに『両成敗』という感じでたださなければ」と言った。揚げ句が、甘利氏本人まで「大臣室に秘密に録音機を持ってこられた。衝撃、ショックだ。どういう目的なんだろうか」と言って、被害者ヅラだ。
この背景に何があるのか。ワナとはどういうことなのか。根拠のひとつは文春に実名告発した千葉県の建設会社「S興業」の一色武氏の“証拠取り”の手法だろう。ワイロをねだった公設秘書らといつどこで会ったかを細かく記録し、会話を50時間以上に及び録音。渡したピン札のコピーまで取っていた。一色氏にとっては「自分を守る手段」だったかもしれないが、シロートにはマネできない完璧さだ。こんな話もある。
「この件は最初は文春ではなく東京地検特捜部に直接持ち込まれたと聞いています。ところが、話を聞いた検事は事件化に消極的だった。証拠があまりに完璧なことに加え、動機がよくわからなかったからでしょう。そうこうして特捜部が事件を寝かせているうちに大新聞の社会部にも情報が伝わった。一色氏の背景などを調べているうちに、文春のスクープが飛び出たというのです」(捜査担当記者)
今後、一色氏やS興業の“素性”を暴くような報道が出てくるかもしれないが、だったら、余計に甘利大臣の脇の甘さが問われる。2013年から2年分の甘利大臣の政治資金収支報告書を確認すると、一色武氏名義の献金が18万円あったのだ。「S興業」名義も合わせると、献金額は計394万円に上る。こういうのをズブズブの関係と言うのである。
政治評論家の伊藤達美氏が言う。
「私は一色武さんがどんな方か知りませんが、収支報告書の寄付者に名義がある以上、甘利さんは“知らない”では済みません。2年間にわたり、18万円も献金を受けたのです。献金した人の素性を把握しておくのは政治家として当たり前のことです」
今さらワナも何もない。
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