http://www.asyura2.com/16/senkyo199/msg/897.html
Tweet |
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52129110.html
2016年01月21日 「ジャーナリスト同盟」通信
<神社本庁が不気味に主導>
現代人にとって「天皇中心の神の国」は、戦前の天皇制国家主義を意味するもので、正にお笑いの世界のものだが、森喜朗・安倍晋三ら極右の面々にとって、これは固い信仰なのだという。戦後のまっとうな歴史学者・井上清によると、それは原始宗教に毛の生えた”祓い”の占いカルト信仰でしかない。それでいて、国家神道を排除した戦後において、昨今は神社本庁が極右の秘密結社・日本会議の黒幕として君臨、安倍自公内閣を不気味に主導している?筆者の分析であるが、当たらずとも遠からず、であろう。
<靖国の国家護持>
安倍・自公内閣を支えている日本会議は、靖国神社の国家護持も目標の一つと見られている。戦後の一時期、この運動が自民党の極右の面々によって表面化したことがあるが、党内のリベラル派によって抑え込まれてしまった、との経緯がある。
現在は戦術を変えて、平和憲法の破壊に突進している。それが特定秘密保護法であり、戦争法の強行だったといえる。
これらの延長線上に靖国参拝・靖国の国家護持が連動している、と捉えるべきだろう。いうまでもなく、現代・時代と逆行しているため、常識では実現不可能であるのだが。
<国家神道復活狙い>
また、極右の改憲軍拡の背後に、これまた信じがたいことだが、彼らは戦前の国家神道復活を狙っていることもわかる。
ここ数年、テレビの映像に神社宣伝が目立って増えている。神社本庁の世論操作と見ていいだろう。祭りというと、神社の祭礼である。宗教儀式であるが、これの報道宣伝も同様である。これには、武器弾薬生産・軍事国家狙いの財閥も支援しているところに昨今の特徴がある。
国家神道復活は、無論のこと、神社本庁の悲願なのだ。
<天皇制国家主義の日本>
「天皇中心の神の国」という時代がかった日本論は、戦前の政治制度である天皇制国家主義でもあろう。
大日本帝国と国家神道・靖国参拝は一体である。しかし、国際社会は許さないだろう。
安倍・自公内閣の歴史観は、間違いなく皇国史観そのものである。国際社会の理解を得ることは、これまた不可能だろう。そもそも、こうした戦前回帰に対して、天皇家は反対している。天皇発言が裏付けている。極右と天皇家の歴史認識は、かけ離れているようだ。
<民主党の原口・金子が脱会>
最近、民主党の原口一博、金子洋一の二人が、日本会議を脱会して関係方面に波紋を広げている。
神社本庁の集票力は、以前からそう大きくはない。祭り・祭礼をつかさどる神社の政治的影響力は、祭りの賑わいほど大きいわけではない。
とはいえ、地域の有力者は、名誉職のような形で神社の祭礼になにがしかの、かかわりを持って満足しているらしい。これが神社本庁の武器ともなっている。
だが、秘密結社・日本会議に対する市民の目は厳しい。ソロバンをはじくと、むしろマイナスである。市民派が逃げてしまうからだ。まだ残りの民主党内の、日本会議メンバーの動向も注目を集めている。
<苦悶するリベラル派>
「地元の圧力に屈して、仕方なく日本会議に入った。脱会すべきかどうかで悩んでいる」という自民党議員もいる。
地元の神社総代から直訴されて「断れなかった」という側近の釈明は、いかにも苦しそうだ。「議員の主張とは正反対。だから会合の呼びかけに応じたことは一度もない」とも。
<決起した神社本庁>
しぶしぶ日本会議のメンバーになってしまった自民党議員の存在は、神社本庁というカルト教団が、政治的野心を抱いて決起したことを裏付けている。この点は注目すべきだろう。
今年の神社での初詣の参拝客に向かって、改憲の署名運動を始めた、との報告がブログに掲載されている。これまで布団をかぶって姿を見せなかった神社本庁であるが、安倍内閣と共に布団をはねのけて立ち上がったのである。
本来、池田大作氏の創価学会は、神社とは相いれなかった。それがいま仲良く安倍内閣を支援して、戦前回帰・軍国主義の日本改造に走っている。
<新たな政治課題>
政教分離が近代法の一大原則である。この枠も取っ払おうというのであろうか。政治と宗教の関係は、日本政治にも新たな政治課題を提供している。
それは、一方が戦前の国家神道、他方は戦前において弾圧を受けた創価学会である。共に、権力を奪い合う宗教団体ということなのか。これがずっと続くという保証は、無論ないのだが。
2016年1月21日記(武漢大学客員教授・日本記者クラブ会員)
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK199掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。