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ウッドストックでフィーチャーされたアメリカのバンドといえばもうマウンテンしかない、
とかねがね思っていた。ウッドストックというのは規模だけはでかいが、あまり一流といえる
要素がなく、ヘンドリックスやフーといった当時の代表的なグループもあまり本領は発揮できて
いないと思う。いいところを無理矢理見つけるなら、このグループが出てきたことかもしれ
ない。
マウンテンの最高のナンバーはこれかもしれない。歌とギターはレズリー・ウエストで、
これだけ解放感ぶっちぎりのヒッピー時代そのものといった曲なのに、締めるところで
締まっていて緊張感が勝ってしまう不思議さ。
誰の曲かといえばウエストのオリジナルではなく、フェリックス・パパラルディ夫妻で
ある。
この夫婦コンビ。マウンテンのベーシストでもある夫が作曲をして、妻のゲイルが作詞を
する。なかなか他にないコラボのしかただろう。港のヨーコこと阿木曜子と宇崎竜童か。
パパラルディほどの才人が作詞ができないということはないだろうから、ゲイルの詞は
使わざるえないほどずばぬけていたのではないかと思われる。もともと絵を描くほうの
女性らしいのでカバーデザインなども手掛けているのだが、作詞というのはそもそも
全然別個の能力だ。
結局、43歳のパパラルディは自宅で妻に銃殺されてしまう。至近距離から人間の一番
やばい血脈の流れる部分をぶっぱなしておいてゲイルは「殺意はなかった」と法廷で
訴えた。そんな狂った言い分がでてくることが、どれだけドラッグというものに侵された
結婚生活だったかの証明だ。
私はこの二人のコラボ作品の中で、これが好きだ。ボーカルはパパラルディ本人がとって
おり、引き込まれる。祈りのような力が繊細なインテリジェンスを包んでいる。
ゲイル・コリンズの作詞で一番有名なものは、クリームの代表的な曲である
Strange Brewだろうか。曲はパスさせてもらって歌詞をペイスト。
Strange brew, kill what's inside of you.
She's a witch of trouble in electric blue,
In her own mad mind she's in love with you.
With you.
Now what you gonna do?
Strange brew, kill what's inside of you.
She's some kind of demon messing in the glue.
If you don't watch out it'll stick to you.
To you.
What kind of fool are you?
Strange brew, kill what's inside of you.
On a boat in the middle of a raging sea,
She would make a scene for it all to be
Ignored.
And wouldn't you be bored?
Strange brew, kill what's inside of you.
いいんじゃない。
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