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クーデター未遂裁判始まる ギュレン関与が焦点に トルコ/nhk
12月28日 5時05分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161228/k10010822321000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_002
トルコでことし7月に起きたクーデター未遂に関わった罪に問われている警察官29人の裁判が始まり、事件を企てたとトルコ政府が主張するイスラム組織「ギュレン教団」の関与など組織的な背景が明らかになるかが焦点となります。
トルコでことし7月に起きた、エルドアン政権の転覆を図ったクーデター未遂をめぐって治安当局は、これまでに軍の兵士や警察官など4万人あまりを逮捕しています。
イスタンブールの裁判所で27日、始まった裁判は、このうち最初に起訴された警察官29人に対するもので、当日、命令に従わずにクーデターを支援した罪などに問われています。
クーデター未遂をめぐってトルコ政府は、イスラム組織「ギュレン教団」が企てたと主張し、指導者のギュレン師が滞在するアメリカに対し身柄を引き渡すよう求めています。
事件について、ギュレン師は、関与を一貫して否定しており、今回の警察官に加え、今後、ギュレン教団の幹部や軍の幹部などに対する一連の裁判を通じて、ギュレン教団の関与などクーデター未遂の組織的な背景が明らかになるかが焦点となります。
トルコ政府は今月19日にトルコ駐在のロシア大使が殺害された事件でも、現場で射殺された容疑者の警察官が、ギュレン教団とつながりがあったとしていて各地で教団の関係者などの拘束を続けています。
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