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欧州の知識層に話題 世界を動かす「500」と「100」の周期
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/196652/1
2016年12月28日 日刊ゲンダイ
来年も熱狂の連鎖は続く(仏のルペン候補)/(C)AP
「500&100」――。2017年に迎える2つの「周年」が欧州の知識層の間で話題だ。1517年のルターの宗教改革と1917年のロシア革命を指し、世界史にうねりを引き起こした2大転換期と現在の国際情勢が非常に似通っているというのだ。
2つの歴史的エポックの共通点は、「エリートVS庶民」の運動であること。どちらも既存の権力に属さない人々の運動であり、一握りのエリートが支配する権力を激しく批判する運動だった。扇動的なリーダーが大衆の不満を取り込み、またたく間に各地に伝播していった点も同じだ。
「この構造が、英国のEU離脱、米国のトランプ新大統領の誕生、イタリアの国民投票での憲法改正否決と、欧米にうずまくポピュリズム的扇動がもたらす予想外の結果にソックリだという見方が広まっているのです」(英国のある駐在員)
来年3月のオランダ下院選挙は極右のポピュリズム政党の第1党躍進が有力視され、4月からの仏大統領選で勢いづくのは極右政党党首のルペン候補だ。来年も継続しそうな“まさかの連鎖”の答えを、欧州の知識人は歴史に求めるしかないのだろう。
「欧米を包むポピュリズムの熱狂は、経済や社会のグローバル化がもたらした貧富の格差への反発に根差した“民衆の蜂起”と言えます。扇動家が不満に火をつけたファナティックな雰囲気は、確かに歴史の転換期を思わせます。宗教改革は『カトリックVSプロテスタント』、ロシア革命は『資本主義VS共産主義』という分裂を世界にもたらしました。2017年は世界に再び分裂の時代が訪れそうです」(筑波大名誉教授・小林弥六氏)
分裂の先には混沌が待っている。
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