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WP紙で露メディアを批判したマクフォール元駐露大使は現地でプーチン政権の転覆を画策していた
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201612120000/
2016.12.12 12:57:49 櫻井ジャーナル
ワシントン・ポスト紙にロシア系メディアのRTやスプートニクを攻撃する寄稿文が掲載された。アメリカを拠点とする巨大資本が世界を支配する体制を築くため、偽情報を流して人びとを操ろうとする動きがある。そうした操作の障害になる情報の発信源を偽報道だと攻撃するキャンペーンが展開されているのだが、その一環だと言える。このキャンペーンは言論統制だとかマッカーシズムだと批判されているものの、ヒラリー・クリントンを担いでいた勢力は手を休めようとしない。ドナルド・トランプをコントロールできないと感じているのだろう。
その寄稿文を書いたのは、2012年1月から14年2月までロシア駐在大使を務めたマイケル・マクフォール。この人物はロシアでウラジミル・プーチン政権を揺さぶる工作を進めたことで知られている。マクフォールがモスクワに着任した3日後、反プーチン派のリーダーがアメリカ大使館を訪問した。そのリーダーとは「戦略31」のボリス・ネムツォフとイーブゲニヤ・チリコーワ、「モスクワ・ヘルシンキ・グループ」のレフ・ポノマレフ、選挙監視グループ「GOLOS」のリリヤ・シバノーワらだ。
戦略31はNED(民主主義のための国家基金)から、モスクワ・ヘルシンキ・グループはNEDのほかフォード財団、国際的な投機家であるジョージ・ソロス系のオープン・ソサエティ、そしてCIAと関係の深いUSAIDから、またGOLOSもやはりNEDから資金を得ている。
言うまでもなく、NEDはCIAの工作資金を流すパイプ役の団体だが、2015年にロシア政府は、こうした団体のロシアにおける活動を禁止、国外へ追い出した。こうしたロシア政府の決定を批判する記事(ココやココ)がワシントン・ポスト紙に掲載されている。
NEDが創設されたのはロナルド・レーガン政権下の1983年11月。「民主主義」や「人権」といったタグを使って内政干渉しようというプロジェクトを同政権は始める。「プロジェクト・デモクラシー」だ。1983年1月にレーガン大統領はNSDD77に署名してプロジェクトは始まった。
NEDを通過した工作資金は、NDI(国家民主国際問題研究所)、IRI(国際共和研究所)、CIPE(国際私企業センター)、国際労働連帯アメリカン・センターへ流れていく。USAID(米国国際開発庁)もCIAの資金を流す上で重要な役割を果たしている。
マクフォールはプーチン大統領を排除し、ボリス・エリツィン時代のような西側支配層の傀儡体制を築こうとしたのだろうが、失敗した。エリツィン時代にロシア国民は西側支配層の正体を知り、再び騙されるようなことはなかった。ロシア人は過去から学ぶことができるようだ。
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