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(回答先: ドゥテルテ大統領、露中との軍事同盟の可能性についてコメント:軍事同盟を結ぶ気はない、幅広い友好協力関係が重要 投稿者 あっしら 日時 2016 年 11 月 29 日 01:45:20)
中国、フィリピンの漁容認を表明 スカボロー礁で
【北京=山田周平】中国政府は22日、フィリピンと領有権を争う南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)の海域について、フィリピン漁民による漁を容認したことを明らかにした。中比首脳が10月に開いた会談で、関係改善で一致したことに伴う措置とみられる。中国はフィリピンのドゥテルテ政権を取り込み、南シナ海を巡る争いを沈静化させる狙いだ。
スカボロー礁はフィリピンの首都マニラのあるルソン島から約200キロメートル西にある環礁。比漁民が伝統的に漁場としてきた。中国が2012年から実効支配し、比漁民の操業を妨害。首脳会談で南シナ海問題の平和解決で合意した後、妨害はやんでいた。
中国外務省の耿爽副報道局長は22日の記者会見で、スカボロー礁の海域で「フィリピン漁民が漁を行うことについて、友好に基づいて適切に処置した」と述べた。中国がフィリピン側の漁を容認していることを明確に認めたのは初めてだ。
南シナ海の領有権を巡っては13年、フィリピンのアキノ政権(当時)がオランダ・ハーグの仲裁裁判所に提訴。今年7月に中国の主張を全面的に退ける判決が出たものの、ドゥテルテ政権は対中関係の改善を優先する姿勢を示していた。
ドゥテルテ大統領は19日、ペルー・リマで開いたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせ、中国の習近平国家主席と会談。スカボロー礁の環礁内を中比双方の禁漁区とすることを提案していた。
ドゥテルテ氏として中国に緊張緩和の具体策を示したものだ。ただ、耿副報道局長は会見で「中国の黄岩島に対する主権と管轄権は変わらない」と改めて主張し、環礁内を禁漁区にするフィリピンの提案への対応には触れなかった。
[日経新聞11月23日朝刊P.6]
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